革命機ヴァルヴレイヴ。
このアニメは見ていてハラハラする。
後々になってこの学生だけしかいない国家体制が破たんしかけて社会的大問題になり、主人公一味が仲間だと思っていたヤツらにめちゃめちゃにけなされる、そういう未来が目に見えているからだ。
これ、見た人なら絶対感づいているだろう。
かつて同サンライズが無限のリヴァイアスで採用したストーリーでもある。
しかし。
見ていて安心する部分もある。
なんというか、こう、
「俺の心のふるさとは、こういうアニメにあったんだ・・・」
なんて思うことが。
ちょい前のことだが、
「最近はおもしろいアニメはそれなりにたくさんあるし、かつてに比べれば作りに進化は感じられるんだけど、魂にグッとくるアニメが減ってきている気がするんだよなー」
と、人に話したことがある。
「それは○○さんが歳とったからですよ」
と言われたのだが。
「俺もジジイになったんかなー。歳をとると無感動になるという都市伝説は聞いたことはあるけど、そこまでジジイ化したおぼえはないんだが・・・」
と答えたところ、実はそいつは非常に的確な分析を返してきた。
「作り手が○○さんより若いからです。○○さんが求めているものは、もっと前の世代の人が作っていた時代のものだからですよ」
これにはめちゃめちゃ納得した。
最近はやりのタイトルが異常に長いラノベ原作系アニメたち。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」とか、そういうやつ。
これら作品は見ていておもしろいのは間違いない。
・・・のだが、魂がそういう作品を求めていたというほど放送を渇望していない。
我々の世代は同世代の人たちとのコミュニケーションの難しさに苦しむことが青春だとは思っていなかった。
もっと、こう、俺が世界を救うんだ!とか、世界全体を敵に回してでも守ってやる!とか、そういうものが青春だった。
当時まだ中二病という言葉はなかったが、我々の世代は中二病から醒めにくかったように記憶している。
我輩にいたっては未だに片足をつっこんだまま今に至る気がしないでもない。
そういう我々の世代が今のアニメを見るとだな。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、違和感…とまではいかないが、苦悩することに対する本質的な部分にジェネレーションギャップを感じてしまうのだ。
それがつまらないとは決して思わないし、むしろおもしろいと思っているからこそ今なお視聴している。
対して!
革命機ヴァルヴレイヴ!
部隊はスペースコロニー!
世界を統べようとする超大国に学生だけで対峙して絶望的な戦火を交える!
いい!
俺たちはこういう魂のたぎるアニメを待っていた!
ヴァルヴレイヴはいい。
1世代前、80年代後半のアニメを正統進化させた形がヴァルヴレイヴと言ってもいい。
そして聖闘士星矢などかつての黄金期から萌えアニメ全盛期にいたる間の、長い長い不作の時代を経由しない素晴らしき王政復古な魂を感じる作品がヴァルヴレイヴと言ってもいい。
ヴァルヴレイヴは時に批判も多い。
ハードSFアニメを標ぼうしている割には軍事的/政治的/経済的な前提に穴がありすぎるという指摘だ。
しかし。
そんなもの踏み潰してしまえばいい。
アニメがおもしろいという結果の前に、そんなもの些細な問題ではないか。
ヴァルヴレイヴはオープニングからして魂がたぎる。
かつて聖闘士星矢のアニメ第1話をリアルタイムでたまたま見て、オープニングだけで大興奮した、あのかつての日を思い出して目頭が熱くなった。
このアニメは見ていてハラハラする。
後々になってこの学生だけしかいない国家体制が破たんしかけて社会的大問題になり、主人公一味が仲間だと思っていたヤツらにめちゃめちゃにけなされる、そういう未来が目に見えているからだ。
これ、見た人なら絶対感づいているだろう。
かつて同サンライズが無限のリヴァイアスで採用したストーリーでもある。
しかし。
見ていて安心する部分もある。
なんというか、こう、
「俺の心のふるさとは、こういうアニメにあったんだ・・・」
なんて思うことが。
ちょい前のことだが、
「最近はおもしろいアニメはそれなりにたくさんあるし、かつてに比べれば作りに進化は感じられるんだけど、魂にグッとくるアニメが減ってきている気がするんだよなー」
と、人に話したことがある。
「それは○○さんが歳とったからですよ」
と言われたのだが。
「俺もジジイになったんかなー。歳をとると無感動になるという都市伝説は聞いたことはあるけど、そこまでジジイ化したおぼえはないんだが・・・」
と答えたところ、実はそいつは非常に的確な分析を返してきた。
「作り手が○○さんより若いからです。○○さんが求めているものは、もっと前の世代の人が作っていた時代のものだからですよ」
これにはめちゃめちゃ納得した。
最近はやりのタイトルが異常に長いラノベ原作系アニメたち。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」とか、そういうやつ。
これら作品は見ていておもしろいのは間違いない。
・・・のだが、魂がそういう作品を求めていたというほど放送を渇望していない。
我々の世代は同世代の人たちとのコミュニケーションの難しさに苦しむことが青春だとは思っていなかった。
もっと、こう、俺が世界を救うんだ!とか、世界全体を敵に回してでも守ってやる!とか、そういうものが青春だった。
当時まだ中二病という言葉はなかったが、我々の世代は中二病から醒めにくかったように記憶している。
我輩にいたっては未だに片足をつっこんだまま今に至る気がしないでもない。
そういう我々の世代が今のアニメを見るとだな。
「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」は、違和感…とまではいかないが、苦悩することに対する本質的な部分にジェネレーションギャップを感じてしまうのだ。
それがつまらないとは決して思わないし、むしろおもしろいと思っているからこそ今なお視聴している。
対して!
革命機ヴァルヴレイヴ!
部隊はスペースコロニー!
世界を統べようとする超大国に学生だけで対峙して絶望的な戦火を交える!
いい!
俺たちはこういう魂のたぎるアニメを待っていた!
ヴァルヴレイヴはいい。
1世代前、80年代後半のアニメを正統進化させた形がヴァルヴレイヴと言ってもいい。
そして聖闘士星矢などかつての黄金期から萌えアニメ全盛期にいたる間の、長い長い不作の時代を経由しない素晴らしき王政復古な魂を感じる作品がヴァルヴレイヴと言ってもいい。
ヴァルヴレイヴは時に批判も多い。
ハードSFアニメを標ぼうしている割には軍事的/政治的/経済的な前提に穴がありすぎるという指摘だ。
しかし。
そんなもの踏み潰してしまえばいい。
アニメがおもしろいという結果の前に、そんなもの些細な問題ではないか。
ヴァルヴレイヴはオープニングからして魂がたぎる。
かつて聖闘士星矢のアニメ第1話をリアルタイムでたまたま見て、オープニングだけで大興奮した、あのかつての日を思い出して目頭が熱くなった。
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