教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ラストエグザイル2の戦艦の構造について

2011-03-28 00:07:07 | オタネタ全般

http://www.lastexile-fam.com/about.html



mura氏のblogによると、ラストエグザイル 銀翼のファムについての新情報が追加されたらしい。
さっそく見てみよう。

旗艦の絵が2つ追加されたらしい。
アデス連邦第四艦隊旗艦セーナパティだが、なかなかに特徴的な形をしているようだ。
側面全体にビラビラがついているね。

これは武装なのか?

たぶん、これは武装ではないだろう。
砲門は別についているからだ。

ではいったいナニモノか?

電子回路のエンジニアたる我輩がこれを見ると、どうしてもヒートシンクにしか見えないのだが・・・。

http://www.mizuden.co.jp/newprod.html

ヒートシンクとは↑こういうモノである。
ようするに熱を逃がすものだ。

セーナパティは神速戦艦と呼ばれる設定らしい。
ということは、サイズの割にかなり高出力の動力機関を積んでいると考えられる。
ならば放熱に苦労するというのは十分ありえるので、ヒートシンク説のツジツマとしては間違いにはなっていない。

しかし!

ヒートシンクにするにしても向きが違うのではあるまいか?

そうなんだよ。
ヒートシンクは間に風が流れるように配置しなければ意味がない。
セーナパティのビラビラがヒートシンクだとすると、どう見ても船の進行方向に直交した向きに配置されている。

なぜこうなっているのか?

ヒートシンク説を成り立たせるためのヘリクツを考えてみる。

一般に、流体の流量が増えれば冷却能力は高くなる。
だから船が高速で動いている最中は冷却能力が高い。

その反対もしかりである。
流体がほとんど流れていなければ冷却能力は低い。
だから船が停止している最中は冷却能力が低い。

これは自動車でも同じことで、実は夏場の渋滞での冷却がネックになることも度々ある。

つまり、神速戦艦と呼ばれるほど高速で動いている最中は冷却能力に余裕があり、停止やホバリングの最中にのみ冷却能力が不足気味になるとしたら・・・。

実はそれならツジツマが合う。
船が停止しているとしよう。
ヒートシンクに触れた流体は温まって膨張する。
膨張すると軽くなるので上に上がる。
そうすると下から新しい冷えた空気が入ってきて自然対流がおきる。
その上下方向におきる自然対流を利用するには都合の良い向きにヒートシンクが配置されている。
・・・というツジツマでどうだろうか。

もっと言えば。
高速移動中には、あの向きにヒートシンクがついている必要はない。
むしろ流れの阻害要因になるので高速移動中のエンジン出力の損失になりそうな気がする。

ということは・・・。
実はアレ、向きが自在に変えられるとか、もしくは折りたたみ式になっているのではなかろうかということも考えられる。

もしそうだとすると・・・。
途中に可動部があるということは、そこは金属の接合が切れているということでもある。
その切れているところは熱抵抗が異常に高く、そのままだと冷却能力を十分に発揮できなくなるはずだ。

ではどうすれば良いかというと・・・。
ヒートシンク内にチューブを通して、その中に冷媒を流してやれば良い。
ようするに自動車でいうところのクーラントを通してラジエーターで冷却する原理である。

ということは何がおきるかというと・・・。
1つは戦闘であのビラビラが損傷すると、そこから液体なり何なりが噴出するのではないかということだ。
そういう演出があるかどうかチェックしてみたい。

もう1つある。
空冷式に比べると液冷式は冷却能力が非常に高い。
だからコンパクトで高出力のものを作りやすい。
これはかつてのポルシェの空冷エンジンでもおきた問題である。

しかし戦場で使うには大きなデメリットがある。
それは液冷式は被弾に弱いということだ。

第二次世界大戦の戦闘機でもそうだった。
アメリカの液冷式のエンジンは被弾して漏れ始めると、もう詰んだも同然になるものだ。
それに対して日本はほとんどが空冷式であり、エンジンが被弾したとしても運が良ければヒートシンクが曲がって冷却能力が少し落ちる程度で済んでしまう。
それくらい戦場で使うには違いがある。

セーナパティをそんな仕様で作らないでくれとか言われそうな気もするが・・・。

しかし!

セーナパティの運用方法を見よう。
「高速を生かした追撃戦を得意とする」
と書かれている。

ということは・・・。
被弾に対する要求はそれほど強いものではないのかもしれない。

ようするに、まあ、アレだ。
某赤い人が乗るニュータイプ専用機と同じ設計思想であり、装甲を極限まで無視して3倍の速さで動けるモビルスーツを駆るかのように。



情報元:

【GONZO/作品】新メカ設定画を掲載。「ラストエグザイル-銀翼のファム-」
http://japanimation.blog72.fc2.com/blog-entry-619.html


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