ふだんはジジイ/ババアなのに、フルパワー発揮状態ではなぜか若返るヤツ。
マンガの超人的能力を持つ人物でよく見るタイプだ。
たとえば・・・
黄金聖闘士のライブラの童虎。
ロザリオとバンパイアの東方不敗。
幽☆遊☆白書の幻海。
・・・そんなひとたち。
彼らはたしかにジジイ/ババアである。
いやむしろ、ジジイ/ババアであることがアイデンティティーである。
だから、わたしの主観から言えば、実のところあまり若返ってほしくない。
若返るという一時的変身は何を意味するのか。
それは、若かった頃の全盛期の身体的能力を発揮するということを意味している。
(そもそも歳をとったように見えないジジイ/ババアのキャラも含む)
しかし。
それは逆にいうと、現時点でのノーマル状態は弱いと言っていることの裏返しでもある。
それは新たに
「主人公一味は若いから成長して強くなってはいるものの、しかしそれは時間の問題なんじゃあないだろうかいな・・・」
という疑問も発生し、おまけにその問いには絶対答えられないわけである。
だからわたしはそういう画一的な捉え方をしてほしくないのだ。
では、齢を経ることのメリットは何かないのか?
一般には、蓄えがあるとか、経験があるとか、地位があるとか、そういうところを指す。
しかし、そういうものではなく、本質的に齢を経て成り立つメリットがある。
それは老獪である。
自分の脳の回転速度でいえば、中学生から高校生くらいがベストコンディションだと思われる。
その後になれば脳は衰える。
しかし。
その頃は脳の使い方に無駄がかなり多い。
後になってみれなければわからないものである。
もう少し歳をとれば別の意味で賢くなる。
脳の回転速度が衰えた分、なるべく最適な動作をしようとする。
それを老獪という。
老獪になれば、試験勉強なんかでも体力勝負でガムシャラに勉強するのではなく、最短ルートをプランニングして費用(労力)対効果が高い方法で試験に受かるようになってくるわけだ。
浪人生のアドバンテージは単に1年余分に勉強した事だけではない。
これをPCで例えていうなら・・・
CPUのクロックが落ちてマシンパワーが下がった分、コンパイラの最適化能力が上がり、トータルでのパフォーマンスの低下を吸収した・・・みたいなものかと思う。
わたしが言いたいのは、ジジイ/ババアのキャラにはそういう味を出してほしいということだ。
主人公格のキャラにはとりあえず精神論的に吠えれば強くなるというような人物が多い。
そういうのは若気の至りでもある。
マシンパワーが十分以上にあるからできることだ。
しかしジジイ/ババアのキャラはそうではない。
こいつらはマシンパワーが十分ではないからだ。
ジジイ/ババアが主人公格のキャラに追いつくためにはどうしたら良いものか?
若返るのか?
それが最も安易な方法だ。
若かった頃の全盛期の身体的能力を発揮するという設定にすれば良いだけの話である。
・・・そうではないんだ。
ジジイならジジイなりの戦い方があるはずだ。
知力謀略の限りをつくして主人公たちを翻弄するような、そんな戦い方が。
「さすがジジイ! ちょっぴりセコいけどやっぱりスゴい!」
と言わしむるような、そんな戦い方が。
おまけに、主人公たちの吠えれば強くなるというあの良くありがちなパフォーマンスを、ひょっとしたらゴリ押ししすぎない程度にうまく見せるカウンター的な説明にもなってくれるかもしれない。
BASTARD!のアビゲイルなんか、それに近いんじゃないだろうか。
これは戦う系のキャラではないけどライネージサーガのタニア(婆さん型)もいい味出してると思うよ。
マンガの超人的能力を持つ人物でよく見るタイプだ。
たとえば・・・
黄金聖闘士のライブラの童虎。
ロザリオとバンパイアの東方不敗。
幽☆遊☆白書の幻海。
・・・そんなひとたち。
彼らはたしかにジジイ/ババアである。
いやむしろ、ジジイ/ババアであることがアイデンティティーである。
だから、わたしの主観から言えば、実のところあまり若返ってほしくない。
若返るという一時的変身は何を意味するのか。
それは、若かった頃の全盛期の身体的能力を発揮するということを意味している。
(そもそも歳をとったように見えないジジイ/ババアのキャラも含む)
しかし。
それは逆にいうと、現時点でのノーマル状態は弱いと言っていることの裏返しでもある。
それは新たに
「主人公一味は若いから成長して強くなってはいるものの、しかしそれは時間の問題なんじゃあないだろうかいな・・・」
という疑問も発生し、おまけにその問いには絶対答えられないわけである。
だからわたしはそういう画一的な捉え方をしてほしくないのだ。
では、齢を経ることのメリットは何かないのか?
一般には、蓄えがあるとか、経験があるとか、地位があるとか、そういうところを指す。
しかし、そういうものではなく、本質的に齢を経て成り立つメリットがある。
それは老獪である。
自分の脳の回転速度でいえば、中学生から高校生くらいがベストコンディションだと思われる。
その後になれば脳は衰える。
しかし。
その頃は脳の使い方に無駄がかなり多い。
後になってみれなければわからないものである。
もう少し歳をとれば別の意味で賢くなる。
脳の回転速度が衰えた分、なるべく最適な動作をしようとする。
それを老獪という。
老獪になれば、試験勉強なんかでも体力勝負でガムシャラに勉強するのではなく、最短ルートをプランニングして費用(労力)対効果が高い方法で試験に受かるようになってくるわけだ。
浪人生のアドバンテージは単に1年余分に勉強した事だけではない。
これをPCで例えていうなら・・・
CPUのクロックが落ちてマシンパワーが下がった分、コンパイラの最適化能力が上がり、トータルでのパフォーマンスの低下を吸収した・・・みたいなものかと思う。
わたしが言いたいのは、ジジイ/ババアのキャラにはそういう味を出してほしいということだ。
主人公格のキャラにはとりあえず精神論的に吠えれば強くなるというような人物が多い。
そういうのは若気の至りでもある。
マシンパワーが十分以上にあるからできることだ。
しかしジジイ/ババアのキャラはそうではない。
こいつらはマシンパワーが十分ではないからだ。
ジジイ/ババアが主人公格のキャラに追いつくためにはどうしたら良いものか?
若返るのか?
それが最も安易な方法だ。
若かった頃の全盛期の身体的能力を発揮するという設定にすれば良いだけの話である。
・・・そうではないんだ。
ジジイならジジイなりの戦い方があるはずだ。
知力謀略の限りをつくして主人公たちを翻弄するような、そんな戦い方が。
「さすがジジイ! ちょっぴりセコいけどやっぱりスゴい!」
と言わしむるような、そんな戦い方が。
おまけに、主人公たちの吠えれば強くなるというあの良くありがちなパフォーマンスを、ひょっとしたらゴリ押ししすぎない程度にうまく見せるカウンター的な説明にもなってくれるかもしれない。
BASTARD!のアビゲイルなんか、それに近いんじゃないだろうか。
これは戦う系のキャラではないけどライネージサーガのタニア(婆さん型)もいい味出してると思うよ。
元ネタは塩田剛三なんですけど。
柔術の達人で作中トップクラスの筋力を誇る相手すら、何も出来ないくらい凄いじいさんなんですが「真の護身」ってのを身につけてます。
これは「危険のある方向に近づけない」ってものです。要は危険回避能力ですね。
そこをあえて危険に近づく、って博打は若い時にしかできない(体力的にも)から、若返るのかな、と思います。
次の就職先決まらないうちに会社辞めるとか、若いうちだけ、みたいな。
ぶっちゃけ、ジジイキャラが戦うときは勝つか、主人公の成長の礎になるときですし。
もっとも、渋川剛気はあえて近づいてボッコボコにされたりしてますがね。花山と並んですきなキャラです。
渋川剛気を思いつかなかったのは不覚でした。
(最初は郭海皇を思いついたんですが、それはちょいと違うようなと思ってやめました。)
年取ったら人生で博打を打てないのは、年取ったことのほかに、しくじったときにスカピンになる覚悟をしてもいいとは到底思えないほど蓄えがあって、失うものが多すぎるからなような気もしますね。
たとえば、マジメに働いて蓄えたお金がある人なら、ふつうFXで何十本もポジション持ったままでは寝られませんしね。