教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

クロックワーク・プラネットの素晴らしき歯車

2017-05-26 00:21:16 | オタネタ全般
スチームパンクな作品の多くでは、歯車がビジュアル的なキーパーツとなっている作品が多数ある。

だが。
そういうのの多くは歯車のビジュアルがガッカリである。

なんという本末転倒な!
嫁が「パンを焼くのには自信があります!」というのでパン屋を開業したところ、作ってみれば早苗のパンだった…というくらい本末転倒だ。

しかし!
あきらめるにはまだ早い。

歯車のの素晴らしいのも世にはまだあるのだ。





クロックワーク・プラネットのとあるギミック。

これはよくできている。
スイスの高級時計のムーブメントのカッコ良さを魂で感じられるヤツが描いたメカに間違いない。





これもクロックワーク・プラネットのとあるギミック。

これも悪くない。
これは現実世界でも多用されるインボリュート歯形にかなり近い。
なかには「これじゃあ歯が噛まねえだろ!」というほど酷いデザインしやがる作品も多いなか、これはちゃんと観察しているヤツでしか描けないヤツだ。



ではどうしてクロックワーク・プラネットだけ素晴らしいのか?

固有名詞を見ればそれはすぐにわかる。

ブレゲ、リューズ、アンクル、etc…

ブレゲは機械式時計の歴史においていちばん有名な人物。
リューズは手動でゼンマイを巻いたり時刻を合わせたりするツマミ。
アンクルは振り子の往復運動を歯車の回転運動に変換する部品。

どう見たって機械式時計が好きなヤツ、しかもメカの構造に非常に関心がある人物がつけた名前だ。

そういうヤツが描いたデザインの歯車がてんでダメなわけないでしょ!