見ないフリ

一時的な対応策にしかならない現実逃避をずっとするブログ

ワクチンの予約が取れず怒っている間にコロナを患った(?)話

2021-08-21 | 生活
これオハジキやろ、ドロップちゃうやんか。

ー映画『火垂るの墓』より


コロナことCOVID-19のワクチン接種の予約がぜんぜん取れない。
区の予約サイトは7月中旬からずーっと「国からのワクチン供給量が減少しているため受付している予約枠は概ね定員に達しました」というお知らせを表示しているだけだし、かかりつけ医(数年前に風邪の症状で1度診てもらった)に電話しても「コールセンターから予約してください」と言われ、そのコールセンターに電話をすると「国からのワクチン供給量が減少しているため受付している予約枠は概ね定員に達しました」と定型文を読み上げられるという謎のサイクル。電話代返してください。あと予約フォームがマジで使いづらいです。

どーなっとるんや。江東区。
(パラリンピックの学徒動員にもノリノリだし、気は確かなのか江東区)

自衛隊のweb予約も18時開始で、がっつり仕事中…
世間の人々は一体どうやって予約しているのでしょう。

「早急にワクチン接種を!」と呼びかける国や都に対して、
映画『火垂るの墓』の清太くんばりに
「滋養(ワクチン)なんかどこにあるんですかー!」と怒りに震える日々。




なんて憤っていたのも束の間、
なんだか妙に喉がイガイガするなーと思っていたら、
数日後には、喉の痛みで深夜に何度も目覚めるほどにひどくなり、
喉痛とともに体温も36.6〜37.2度と微増。

生理前だから体温が上がっているのか?と訝しみつつも、市販の風邪薬を飲んでも改善がみられないため、怖くなって例のかかりつけ(?)の病院へ。

しかし、お医者さんは「うーん、喉が腫れていますね」というだけ。

「あれ?PCR検査とかしないの?コロナじゃないの?」と首を傾げながら
喉と鼻水の薬を処方されて帰宅。


薬を飲んで1日寝たら、翌日には喉の痛みは収まり、
さすが医者が出す薬は違うなぁと感心するとともに、
夏風邪だったのかぁと安心しながら朝食を作り始めてはたと気づく。

あれ?匂いがしない?
パンの焼ける香りもコーヒーの香ばしい香りもまったくないー!

急いで家にある香りの強いもの(醤油、味噌、柔軟剤、ボディクリーム、シャンプー)を手当たり次第に嗅いでまわるものの、どれも無臭で呆然とする。

噂には聞いていたけれど。。。

音に聞くコロナの症状、嗅覚障害。

しかし、味覚はある。
辛い、しょっぱい、酸っぱい、甘い、苦いはわかる。
ただし、普段の1.5割減で、スパイスや香草、薬味などの繊細な風味はわからない。

あと、ジャスミン茶はクソ苦い汁で、コーヒーはほんのり苦い汁。
紅茶とビールと焼酎はいつも通りおいしい。
(ただし、発泡酒とビールは同じ味になる)

自分のうんこの臭いがしなくなったことだけが唯一のメリット。


本来ならここでPCR検査を受けるべきだったのだろうけれど、感染者が急増中の都内でPCR検査をしている場所を探して出歩くのもめんどくさいし、発熱もないから発熱センターに電話するのもなんだし、今日から1週間ちょっと仕事もお盆休みでどこにも出かけないし、コロナの陽性が判明したところで病院もホテルもいっぱいだから自宅療養することには変わりないし……といろいろ己の都合よく解釈して、自己判断で自宅療養を開始する。

こうやって自ら社会とのつながりを廃して、ますます清太くん化する私。




年始にパルスオキシメーターと解熱剤(ロキソニン)とポカリスエットの粉は購入していたので、最悪、酸素飽和度が90切ったら救急車呼べばいいんでしょ?という軽い気持ちでひきこもってみたものの、途中「コロナで自宅療養中の一人暮らしの30〜40代が死亡」というニュースを何度か目にするたびに恐怖で叫びそうになる。数日後の未来の自分のニュースを見ているような気分になり、慌てて昔の日記を捨てたりPCのデータを整理したり両親宛に別れの手紙を書いたりする。

そして、コロナに罹患した人の症状の経過を知るために、Twitterで経験者のツイートを探すものの、知りたい情報よりワクチンの副反応体験のツイートが多くてめちゃくちゃイライラする。

私調べによると、近頃流行りのデルタ株は感染から3〜4日程度で発症し、発症日の前後4日が一番他人にうつりやすく、熱症状などが一旦落ち着く7日目頃に肺炎症状などが急に現れ一気に悪化する場合があるとのこと(これが怖い)。あと、コロナで発熱した際の解熱剤は非ステロイド性抗炎症薬(ロキソニンなど)よりはアセトアミノフェン(カロナールやタイレノール)の方が推奨されているらしい(ただし、コロナワクチンの副反応に対する解熱剤はどっちでもいい)。
ついでに、発症日から10日経てば(ただし最後の3日間は解熱剤なしで体温が37.5度以下でないといけない)、他人にうつることはないので外出してよいのだそう。


そして私の症状経過はこちら。パルスオキシメーターはずっと99。

●8/3 
喉がイガイガする 体温36.6度
●8/4 
喉がよりイガイガする 体温37.0度
●8/5 
喉が痛過ぎて深夜に目覚める 体温37.2度
●8/6 
喉が痛くて医者に行く(処方薬を飲む) 体温36.6度
●8/7(この日から15日まで自宅にこもる) 
喉の痛み軽くなる(処方薬を飲む) 鼻の奥がツーンとして(水泳の後みたいな感じ)匂いがしなくなる 体温36.8度
●8/8 
喉の痛み軽くなる(処方薬を飲む) 嗅覚障害 軽い頭痛 体温36.7度
●8/9 
喉の痛みほぼなくなる(処方薬を飲む) 嗅覚障害 頭痛&だるさ 体温36.7度
●8/10 
嗅覚障害 頭痛がひどくなる(処方薬を飲む) 体温36.6度
●8/11 
嗅覚障害 頭痛 足の筋肉痛 体温36.6度
●8/12 
嗅覚障害 頭痛 足の筋肉痛 体温36.8度
●8/13 
嗅覚障害 頭痛 足(特にふくらはぎ)の筋肉痛がやばい 体温36.9度
●8/14 
嗅覚障害 頭痛&足の筋肉痛少し治まる 体温36.6度
●8/15 
嗅覚障害 頭痛&足の筋肉痛なくなる 体温36.4度 

嗅覚はいまだ戻らず(柔軟剤の香りが若干わかるようになった)。
1日だけふくらはぎの筋肉痛がものすごい日があり、これはウイルスによって血栓ができたからか?と思う。この血栓が心臓に行くと一発で死ぬらしい。怖。

感染経路は不明。
私の行動範囲は基本、職場と家の往復(電車通勤)で、7月中旬に自転車を盗まれてからは休日の行動範囲がグッと狭くなり、大好きな映画館、プール、銭湯に行ったのは7/18が最後。感染場所として一番思い当たるところは、7/30(喉がイガイガし始める4日前)の会社帰りにひとりで訪れた地下にある狭い喫茶店。その時、すぐ隣の席に座っていた3人組が食事しながらずっと大声で話していた…それか??  

普通に街中や電車の中で感染した可能性も大いにあるけれど、7月下旬〜8月頭のうち、唯一知らない人とノーマスクで接近したのが喫茶店だから(いわゆる濃厚接触者状態)、そこで感染したと考えると、改めてマスクって本当に優秀な防御装置だと思う。

そして、発症前後に会った人々ごめんなさい。という気持ち。(濃厚接触者に該当する人はおらず、今のところ友人や同僚で陽性になったという話は聞かないけれど、街ですれ違った人や電車や駅で知らずにうつしているのかもしれない…)

あと、一度コロナに罹患すると、ワクチンの副反応がより強く出ると聞いて今から憂鬱になる(一向に予約できる気配はないけれど!)。しかし、コロナ罹患者は少なくとも3ヶ月程度、抗体が維持されるらしいので、今後3ヶ月はワクチン接種に焦らなくてもよい、とも言える…?

ただまぁこの一連の体調不良、
「節子、それコロナちゃう、更年期障害や」という可能性も…


【追記】
さんざん江東区の悪口?を言っていたら、
パラリンピックの学童動員は取りやめになったそうでなによりでございます。

相変わらずワクチンの予約フォームは使いづらいけれど、
施設選択に入ってから、特定の施設は選ばず日にちのみで検索すると
キャンセルが出ている施設がわかるということをようやく発見し、なんとか予約!

それにしても使いづらいぜ予約フォーム!
職員が独学で作ったのか?
数十万も出せば、もーっと使いやすいサイト作ってくれるところいっぱいあるんじゃないの?

そしてあと、嗅覚障害がいまだ治らない。
シャンプーや石鹸の香りは戻ってきたけれど、
コーヒーとうんこの香りがいまだにわからない。

どうやらコーヒーとうんこは同じ部分でにおいを感じているらしいという発見。

【追記2】
ワクチン接種も無事2回終了し、感染?から早4ヶ月弱。
身体はすこぶる元気になったけれど、嗅覚障害が残っている。
コーヒー、うんこ、ガソリン、芋焼酎の香りがコロナ感染前とは別の香りに置き換わってしまった。ような気がする。

もう二度と元の香りを感じることはできないのか…?

コメントを投稿