BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

DUFFTOWN GLENLIVET 8YEARS 750ml,43%

2010年05月31日 | ダフタウン

いよいよ5月も最終日です!

6月は「第3木・金・土のスペシャルウイーク・エンド」の他にも、

目玉商品をご用意しようと計画中ですのでご期待下さい♪

 

さて、本日ご紹介させていただくのは懐かしのオフィシャルボトル。

「ダフタウン・グレンリヴェット 8年」 750ml、43%

 

Dufftown8y  こちらのボトルは1980年代後半から1990年代にかけて

 流通していたと思われるボトルです。

 当時は「アーサー・ベル・アンド・サンズ社」の所有で、

 ブレンデッドウイスキー「ベル」の原酒として生産されて

 きました。(現在はディアジオ社の所有)

 当時同社は他に「インチガワー」 「ブレア・アソール」

 「ブラドノック」などの蒸留所を所有しており、当時の

 ブレア・アソール8年のラベルデザインはこちらのボトル

 と”くりそつ”でした。

 

 

 

 色合いは8年にしてはやや濃いめの褐色をしています。

 アタックの香りはオールドボトル特有のやや「ひねた」香りがあります。

 やや重厚で、シングルモルトらしい腰の強いボディを期待させる、そんな香りです。

 味わいは香りの印象から較べると比較的軽くミディアムボディ。

 ナッティでカラメル的な甘みがあり、後半の抜けで微かに桃を思わせるフルーティー

 なニュアンスを感じます。多少の苦み?もあり。

 ミディアムボディながら余韻はしっかりと長く続きます。

 激旨とまではいきませんが、オールドボトルらしさをしっかりと感じさせてくれるボトルですね。

 このプライスで飲めるのであれば一因の価値ありでしょう!

 

 開栓日:2010年4月30日

 ワンショット価格:1,200円


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KNOCKANDO1977-1991 750ml,43%

2010年05月29日 | ノッカンドゥ

本日はオールドボトルのご紹介です。

 

「ノッカンドォ1977/1991」 750ml、43% 

 

Knockando ノッカンドォがシングルモルトとしてマーケットに流通

 し始めたのは1977年かららしいのですが、これはそ

 の記念すべき年に蒸留されたものです。

 熟成が約14年とオフィシャルにしては中途半端なの

 は、この蒸留所が熟成年数表記という形をとらず、

 熟成のピークに達したもののみを出荷するというス

 タイルをとっていたからです。

 (現在は12年物がスタンダード品として流通)

 19年前のボトルだけあってさすがに趣きがありますね。

 裏貼りを見ると輸入業者「ニッカ・アイディーヴィ株式会社」とあり

 当時IDV社が所有していたことが伝わってきます。

 

 色合いは綺麗なゴールドカラー。

 クリーミーで厚みのある香りが特徴的で、蜂蜜やパンケーキなど甘い香りが支配的です。

 味わいも非常にクリーミーで舌の上に優しくまとわりつきます。

 香りではあまり感じなかったバニラっぽい要素も感じられ繊細ながらも力強い印象を受けます。

 フィニッシュはしっかりと強く、やや長めでトータルバランスに非常にすぐれたモルトと言えるで

 しょう。

 このクラスのモルトがたっぷりと使われた当時のJ&Bを飲んでみたくなりました!                     

 

 開栓日:2010年5月4日

 ワンショット価格:1,800円


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Hennessy NA-GEANNA

2010年05月28日 | W-ウイスキー(ブレンデッド、バーボン等)

昨日でオープンしてからちょうど1カ月が経ちました。

オープン前はどうなることかと思っておりましたが、過ぎてみると早いものですね。

色々な方々に支えられ、今日も楽しく営業を迎えられる幸せをゆっくりと噛みしめております。

↑ (表題のウイスキーをテイスティングしながらですが。。。)

 

さて、本日ご紹介するのは10年近く前に終売となったアイリッシュ・ピュア・モルト・ウイスキー

です。コニャックで有名なあの「ヘネシー」がリリースしたもので、リリース当初は自分の好みが

アイラ一辺倒だったこともあり、「これといった個性もなくて面白くないお酒だなぁ。」などと思って

いたのですが、今改めて飲んでみるとこれが旨い!

年を重ねたせいなのでしょうか?この柔らかい味わいがなんとも言えず身体に沁み込んできま

す。

 

「ヘネシー/ナジェーナ ウイスキー・フロム・アイルランド」 700ml、40%

裏貼りは”ジャーディン ワインズ アンド スピリッツ株式会社”表記の正規品です。                       

 

 

Nagena_2 

 色合いはやや薄めのゴールドカラー。

 アタックの香りはとろける様に甘く、麦芽の風味もしっかりと

 感じられます。少しカスタードクリームのようなニュアンスも

 ありますね。レッドブレスト15年なんかに近い香りでしょうか?

 口に含んでも極めてスムース。少し甘めのパンケーキを口に

 含んでいるかのよう。

 口の中の甘みが消えてから、控えめで繊細な余韻が静かに

 広がってきます。余韻はちょっとあっさりしてるかな?                    

 

 

 

<裏貼りに記載のあった商品説明をそのまま記載させていただきます>

ヘネシー<ナジェーナ>はウイスキー発祥の地アイルランドでつくられたピュアモルトウイスキー。

ヘネシーの創業者リチャード・ヘネシーの祖国でもあるその地で、厳選された原酒から、極めて

まろやかな味わいに仕上げられました。最高品質のコニャックをつくり続けてきたヘネシーの技が

つくりだした本物のウイスキーです。◎18世紀初め、イギリスの支配下にあったアイルランドから

自由を求めてフランスに渡った若者たちがいました。アイルランド古来のゲール語で「ナジェーナ

フィエン」(渡り鳥)と呼ばれる、この冒険心あふれる若者達のひとりがリチャード・ヘネシーです。

ヘネシー≪ナジェーナ≫は、今も変らぬ祖国への思いから生まれました。 

 

開栓日:2010年5月15日

ワンショット価格:1,400円


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DISTILLERY COLLECTION / MACDUFF25YEARS(1984/2010) by SCOTCH MALT SALES

2010年05月27日 | マクダフ

本日は昨日入荷したばかりの新商品をご紹介させて頂きます。

昨日入荷して早速昨日開封してもらいました。

Sさん、ありがとうございます  ( ^_ ^ ) v 

 

「スコッチモルト販売ディスティラリーコレクション/マクダフ25年(1984/2010)」 700ml,52.2%             

 

Smsdcmacduff25y

マクダフは東ハイランドの蒸留所で、オフィシャルのボトルは

「GLENDEVERON(グレンデヴェロン)」の名前で流通して

いるので、蒸留所名を聞いても「何それ?どこの蒸留所?」

という方も多いことかと思います。                                

 

味わいは樽によってかなりバラつきがあり、当たり外れが

多く知名度的にもちょっと売りにくい蒸留所だと個人的には

思っているのですが、今回のボトルは良かったです☆

 

超熟のシェリー樽なので色合いはやはり濃く、やや赤みを

帯びた濃褐色です。

香りが非常に心地よく、ラムレーズンのような甘く芳醇な香りと

ナッティなニュアンス。それにアルコールの揮発臭が旨く調和しています。

シェリー樽由来の香りがキツ過ぎることもなく、甘美なハーモニーを奏でます。

アタックで感じるバターや干しブドウなどの甘みはべたつかずに程よく、その後すぐに

微かな酸味と甘みをともなった熟成オロロソ・シェリーを思わせる味わいが来て、優雅

なフィニッシュへと続きます。

ちょっと言い過ぎかもしれませんが、1970年代後半蒸留のマッカラン25年をすこし軽く

したような、そんな良質なシェリー樽を思わせる味わいでした。

最近ボトリングされたモルトの中では、久しぶりに懐かしさを感じさせてくれる

1本でした。プライス面でも25年の熟成で1,400円なら◎ですよね♪

 

開栓日:2010年5月26日

ワンショット価格:1,400円


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BRUICHLADDICH Twenty First Edition

2010年05月26日 | ブリックラディ

久しぶりにシングルモルトウイスキーのご紹介です!                                      

 

「ブリックラディ20年 ファーストエディション」 700ml,46%

 

同蒸留所は長らくの間休止されていましたが、2001年にジム・マッキュワン氏と

マーレイ・マック・ダヴィッド社が買収して再開しました。

こちらはその再開直後にリリースされた20年ものです。

購入は2002年か、2003年のことだったかと記憶しております。                                      

 

Bruichladdich20y

 

 色合いは透明感のあるゴールドカラー。

 香りは非常に穏やかで、香ばしい麦の香りと密。

 小麦粉、アルコール臭。ほのかに磯のかほり。

 口当たりは滑らかで甘く、砂糖菓子を口に含んで

 いるかのよう。

 じんわりとゆっくり広がってくるフィニッシュは心を

 ほっ、とさせてくれます。

 ただ、時間が経つと少々口の中に「えぐみ」とまでは

 いきませんが、やや張り付いた感じが残ります。                                       

 

 

 

 アイラモルトとして飲むと少々物足りないかもしれませんが、バランス感に秀でた

 ひとつのシングルモルトとして捉えればきっと満足させてくれることでしょう。

 

 開栓日:2010年5月12日

 ワンショット価格:1,600円


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Edomond Thery BLANC DE BLANCS (Vin Mousseux)

2010年05月25日 | C-シャンパーニュ、ワイン

久しぶりの晴天

あ、暑い。。。

しかしまた明日から下り坂だそうで。梅雨が近いのでしょうか。

さて、本日はそんな季節を爽やかに過ごしたい方に是非ご紹介したい一杯です。

本日もモルトウイスキーではないのですが、

「エドモンド・テリー ブラン・ド・ブラン ブリュット (ヴァン・ムスー)」

Edomondthery_2 

 実は私、モルトだけでなくスパークリングワインも大好物でして、              

                                                    

 「乾杯はとりあえず泡で!」

 (泡は泡でもビールではなくスパークリングワインで)

                                                     

 という文化を密かに広めたいと目論んでおります。

 と、いうわけで、最初の一杯にオススメの手ごろな価格で

 軽快な味わいの泡がこちらなのです。

                                                                     

 ヴァン・ムスーはフランスで造られている発泡性のワインで、シャンパーニュと較べると

 どうしてもライトで線の細い印象を受けがちですが、この季節はむしろその軽快さが

 心地よさを演出してくれます!

 ユニ・プラン80%、残りがアイレンとシャルドネのブレンドで、ヴァンムスーながらも

 シャンパーニュとほぼ同じガス圧があり、フルーティーで密のようなニュアンスを含んだ

 香りと、優雅で繊細な舌触りがお楽しみいただけるかと思います。

 しかもある程度泡が抜けてからも十分味わえるほどしっかりとした造りになっています。

 お店にお越しの際は

 「とりあえず泡で!」

 とおっしゃっていただければ黙ってこちらをご提供させて頂きます(笑)

                                                                     

 グラス価格:800円、ボトル価格:4,500円


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PIPPERMINT GET27 Lotation'70s

2010年05月24日 | L-リキュール、ヴェルモット

昨日からの雨が激しさを増しています。

東日本は今日の夜にかけて大雨に注意とのこと。

ホームや階段での転倒などくれぐれもお気を付け下さいね                                      

 

さて、本日はリキュールのオールドボトルです。

アイテムはジェットのペパーミントリキュール。                                             

Getbottles

 

 左側が現行品。右側は1970年代の流通品で、

 裏張りを見ると

 ジャーデイン・マセソン アンド カンパニー(ジャパン) リミテッド

 とあります。ふっ、古い!!

 ボトルの形はほとんど変わっていませんが、旧瓶はPIPPERMINTが

 ラベルに大きく表記してあったりして面白いです。

 (現行品は瓶底に彫ってあります)                               

 

 

 

 

 

Getglasses グラスに注いでみて驚いたのがその色合いの違いです。

右の画像でもお分かりいただけるかと思うのですが、

現行品の「グリーン」に対してオールドボトルはどちらかと

いうと「青」 !

コバルトブルーの様な色合いをしています。

香りも現行品が「リス○リン」や「モ○ダミン」のような強いミント香なのに対して、

旧瓶はハーブ、ハッカ飴のような印象が強いです。

液体の粘性も旧瓶の方が強く非常にねっとりとしています。

口に含んでも旧瓶のボリューム感は凄いです!

極端に言えば、ミントリキュールなのにすっきりしない様な印象です(笑)。

ちゃんとミント感はあるんですけどね・・・。

なんか身体によくなさそうな、いけない着色料とかつかってそうな、そんな気もします・・・。

それにしても、同じリキュールでもこれほどまでに違いがあるんだ、と改めて驚かされた一本

です。                                                                  

 

そうそう出会う機会もないお酒ですから見かけたら是非お試しください。

ハーフショットずつでの飲み比べ(¥1,000)をお勧めします。

開栓日:2010年5月4日

ワンショット価格:¥1,200


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Cigars

2010年05月22日 | 葉巻

Cigar                                       

当店ではシガー(葉巻)も取り扱っております!

定番アイテムとしては

モンテクリストNo.4 ¥1,300

サンクリストバル・エル・プリンシペ ¥1,000

グリフィン500 ¥1,100

などがありますが、その他は随時入れ替えております。

またコイーバ・クラブ(¥150)もバラで販売しておりますので、

あまり時間が無いけどちょっと葉巻を吸いたい時にもお気軽にお愉しみいただけます。

限定ものなど入荷したら随時ご紹介させていただきますね♪


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GM DALLAS DHU1979/1999

2010年05月21日 | ダラス・デュー

昨日までの雨模様から一転、本日は早くも真夏日を記録したそうです

こんなに暑いとやっぱりモヒートが飲みたいなぁ。

そろそろフローズンカクテルも始めなきゃな。

なんて思いつつ今日もシングルモルトをテイスティングしております                                     

本日のボトルは今から11年前に瓶詰めされたゴードン&マックファイル社のダラスデューです。

蒸留所は現在「スコットランド歴史的建造物およびおよび記念碑保存委員会」の所有となり、

博物館として一般に公開されていますが、蒸留所が再開する見込みはありません。

1983年に閉鎖してしまっていることもあり、スペイサイドに位置しながらもその存在を知らない

方も多いマイナー蒸留所です。 が、 個人的にはその繊細で優雅な個性が非常に気に入って

おります。                                                                 

 

「GM社/ダラスデュー1979/1999」 700ml、40%                                        

 

 

Gmdallasdhu1979 

 色合いはやや薄めのゴールドカラー。

 香りの印象は蜂蜜と麦!その主張が圧倒的に強いです。

 段々とクリーミーでWalkersみたいな香りと若干のセメダイン臭も出

 てきます。非常にソフトな口当たりでしっかりとした甘みがあり、

 フィニッシュにかけては麦芽感、あるいはライ麦パンを口いっぱい

 に張った様な、そんな余韻がしっとりと流れていきます。

 余韻自体はそれほど長くありませんが、このウイスキーの個性を

 愉むには十分かと思います。                                         

 これといって強い主張がある訳ではないので、正直物足りないと

 思う方もいらっしゃるかとは思います。                                                    

 

 

 少し疲れ気味の時に、

 ぼんやりと物思いにふけりたい時に、

 カスクストレングスのモルトがキツく感じ始めた時に・・・。

 

 開栓日:2010年5月10日

 ワンショット価格:1,200円


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WILSON&MORGAN BARREL SELECTION  SINGLE ISLAY MALT

2010年05月20日 | W-ウイスキー(ブレンデッド、バーボン等)

やはりお酒の紹介もしておきましょう。

こちらはエディンバラの酒商「ウイルソン&モーガン」が「ハウスモルト」としてリリースしているもの

で、シングルアイラモルトと表記されていますが蒸留所名は記載されていません。

1993年6月に蒸留、2001年8月に瓶詰めされた8年ものです。700ml、40%で、

Cask No.2779-2786 と記載があるので8樽を混ぜて加水調整したものでしょうか。                     

 

「ウイルソン&モーガン/ハウスモルト ボーン オン アイラ1993/2001」 700ml、43%                    

 

 

 

Wmislay 熟成年数の割には色合いは濃く、ラガヴーリン16年の様な

 色合いをしています。香りは柔らかくスモーキー、ピーティ。

  そしてやはり正露丸。十数年前、シングルモルトに手を出し始め

  た頃にカリラを飲んだ時に感じた印象に似ています。

  グラスの中で時間をおくと次第に複雑さと潮っぽさ、ピート香が

  強調されて きて、なんとなくラガヴーリンっぽく感じてきました。

  飲み口はまろやかですが、すぐにスモーキーフレーヴァーが広が

  り、正真正銘アイラモルトであることが瞬時に伝わります。

  加水タイプですがボディの厚みもしっかりとあり飲み応え十分で

  す。結局蒸留所がどこなのかは分からずじまいですが、是非

  ご自身で確かめて感想をお聞かせ下さい。

 

開栓日:2010年4月30日

ワンショット価格:1,000円


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