昨日までの雨模様から一転、本日は早くも真夏日を記録したそうです
こんなに暑いとやっぱりモヒートが飲みたいなぁ。
そろそろフローズンカクテルも始めなきゃな。
なんて思いつつ今日もシングルモルトをテイスティングしております
本日のボトルは今から11年前に瓶詰めされたゴードン&マックファイル社のダラスデューです。
蒸留所は現在「スコットランド歴史的建造物およびおよび記念碑保存委員会」の所有となり、
博物館として一般に公開されていますが、蒸留所が再開する見込みはありません。
1983年に閉鎖してしまっていることもあり、スペイサイドに位置しながらもその存在を知らない
方も多いマイナー蒸留所です。 が、 個人的にはその繊細で優雅な個性が非常に気に入って
おります。
「GM社/ダラスデュー1979/1999」 700ml、40%
色合いはやや薄めのゴールドカラー。
香りの印象は蜂蜜と麦!その主張が圧倒的に強いです。
段々とクリーミーでWalkersみたいな香りと若干のセメダイン臭も出
てきます。非常にソフトな口当たりでしっかりとした甘みがあり、
フィニッシュにかけては麦芽感、あるいはライ麦パンを口いっぱい
に頬張った様な、そんな余韻がしっとりと流れていきます。
余韻自体はそれほど長くありませんが、このウイスキーの個性を
愉しむには十分かと思います。
これといって強い主張がある訳ではないので、正直物足りないと
思う方もいらっしゃるかとは思います。
少し疲れ気味の時に、
ぼんやりと物思いにふけりたい時に、
カスクストレングスのモルトがキツく感じ始めた時に・・・。
開栓日:2010年5月10日
ワンショット価格:1,200円