BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

Abbeyhill Millennium Distillation / Bowmore2000 700ml,61.6%

2015年02月24日 | ボウモア

 「アベイヒル社

  ミレニアム・ディスティレーション/ボウモア2000」

   開栓日:2015年2月13日 ワンショット価格:1,400円

 

  ラベルに表記はありませんが、当時の資料では2003年詰めで熟成3年

  だったと記憶しています。アベイヒル社からはラフロイグも何回かリリース

  されていたと思いますが、それ以外の蒸留所は見たことがありません。

  こちらのボトルは薄く緑がかった色合いですが、樽はシェリー樽と記載され

  ています。リリース当初に飲んだ時は、荒々しくニューポット感が全開で、

  あまり好印象ではありませんでしたが、12年の時を経て開封してみたら

  あら不思議。程良く角が取れて、しかも3年とは思えないほど熟成感が出て

  いるのです!瓶熟を感じずにはいられないレアな1本となりました。

  


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SIG・The Un Chillfiltered Collection / LAPHROAIG15years(22.09.1998/19.02.2014) 700ml,46%

2015年02月24日 | ラフロイグ

 「シグナトリー・ザ・アンチルフィルタード・コレクション

   ラフロイグ15年(1998年9月22日/2014年2月19日)」

  開栓日:2015年2月11日 ワンショット価格1,400円

 

  カスクナンバー700383のリフィル・シェリー・バットから787本がボトリング

  されています。


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ALPE / HERBETET GENEPY 700ml,40%

2015年02月24日 | L-リキュール、ヴェルモット

 「アルペ社/エルベテ・ジェネピ」

  開栓日:2015年2月7日 ワンショット価格:1,000円

 

  以前同社のベネフォート・アマーロというビター系リキュールを仕入

  れましたが、今回は日本では馴染みの薄いジェネピという薬草の

  リキュールです。コレ実はフランスアルプス特有の”高山ニガヨモギ”

  と呼ばれているもので、アブサン同様ツヨンが含まれています。

  しかもこの商品は野生のジェネピが65%で、ツヨン濃度も6.33ppm

  と結構高め!

  味わいも、いかにも野生の草っぽい感じが良く出ているのですが、

  同時に甘みもかなり強いため、アブサンのイメージで飲むと少し拍子

  抜けしてしまうと思います。ソーダで割って軽い感じで飲んだ方が良さ

  そうなリキュールでした。
 
 

 
 


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THE GLENLIVET ARCHIVE 21YEARS 700ml,43%

2015年02月06日 | ザ・グレンリヴェット

 「ザ・グレンリヴェット・アーカイヴ21年」

  開栓日:2015年2月5日 ワンショット価格:1,800円

 

  グレンリヴェットには”アーカイヴ”と呼ばれる小さなセラーがあり、

  そこにはディスティラリー・マネージャーが厳選した特別に優れた樽を、

  完璧な状態に昇華させるため熟成させています。

  現在でもリリースはありますが、ラベル、ボトルとも大幅にリニューアル

  されています。

  この旧瓶はディスティラリー・マネージャーがBill Lamb氏だった頃の

  もので、2000年代半ば頃までは流通していたと記憶しています。

  色合いからして濃い目で、シェリー樽の影響が強く出ていることが伺え

  ます。トフィーやミルクキャラメルのような甘い香りにバターの濃厚さ、

  さらにはミルクティーのニュアンスも感じられます。

  口当たりは極めてソフトで瑞々しい印象ですが、ミルクチョコレートやド

 

 ライレーズンなどの甘みがあり、舌の上にはしっかりとシェリー樽由来の奥深さを感じます。かといって、

 グレンドロナックやグレンファークラスほどの強すぎるシェリー感ではなく、極めてバランスの取れた良質

 な、”アーカイブ”の名に恥じない逸品と言えるでしょう。


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KNOCKANDO 1988/2000 700ml,40%

2015年02月06日 | ノッカンドゥ

 「ノッカンドゥ1988/2000」

  開栓日:2015年2月6日 ワンショット価格:1,400円

 

  15年前にボトリングされたオフィシャルボトルです。現在は12年と

  表記されていますが、この頃は蒸留年と瓶詰め年のみ記載するス

  タイルで、シングルモルトとしては非常に珍しい表記方法でした。

  J&Bのメイン原酒として利用されているこのモルトは極めてソフト

  でスムースな味わいが特徴です。

  蜂蜜やバニラ、麦芽の甘い香り。ライトで甘く、キャラメルや黒蜜、

  フルーツケーキなど洋菓子系の甘い味わいにしっかりとした麦芽感。

  前回同ヴィンテージのボトルを開封した時は、半年後位に香りにフル

  ーティさが現れたので、今回のボトルも経過を見てみたいところです。

  


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The Arran Malt  LOCHRANZA RESERVE  700ml,43%

2015年02月06日 | アラン,ラグ

 「アラン ロックランザ・リザーヴ」

  開栓日:2015年2月6日 ワンショット価格:1,000円

 

  ロックランザとはアラン蒸留所がある村の名前で、このボトルは

  アイランズモルトの特徴である海っぽさが存分に味わえるように

  と樽を選出しているそうです。バーボン樽90%、シェリー樽10%。

  確かに香りから潮風や海藻、ホワイトペッパーなどのニュアンス

  が感じられます。その奥に微かに白あんのような甘さも。

  口当たりはモルティで蜜のように甘く、中盤からはキレのあるドライ

  な味わいへと変化していきます。昔のタリスカーに見られたような

  ペッパー系の味わい(タリスカーは黒胡椒のイメージでしたが、こち

  らは白胡椒)も穏やかではありますが感じられ、柔らかく甘いイメー

  ジが強いアランとしては意外な印象を受けました。

  価格もリーズナブルでお薦めしやすい1本です。

  


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SMWS 129.5(KILCHOMAN) 5YEARS(1ST JUL 2009) 700ml,59.2%

2015年02月05日 | キルホーマン

 「ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティ

   129.5(キルホーマン) 5年(2009年7月1日)」

  開栓日:2015年2月5日 ワンショット価格:1,600円

  

  ピートフリーク注目の1本!

  ファーストフィルのバーボンバレルから257本がボトリングされています。

  香りは非常にピートが立っていますが、それほど攻撃的ではなくやや穏やかな

  印象を受けます。とは言え苦味を連想させるイソジン系の特徴もしっかりとあり、

  若々しいアイラ全開の香りではありますが・・・。

  口に含むと時間差でピート・スモークがやってきます。最初はバニラ系の甘みと

  爽やかなハーブ、そして中盤から徐々に強いピートのニュアンスが湧き上がり、

  とてもアイラらしい仕上がりで幕を閉じます。若いアイラ特有のニューポット感も

  でており、少々好みは分かれるやもしれません。

 


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CARN MOR STRICTLY LIMITED / SPEYSIDE 16YEARS(1997/2013) 700ml,46%

2015年02月05日 | スペイサイド,スペイバーン,リンリスゴウ

 「カーンモア・ストリクトリー・リミテッド

   /スペイサイド16年(1997/2013)」

   開栓日:2015年2月4日 ワンショット価格:1,200円

 

  ボトラーズ、蒸留所ともに当店では初登場となります!

  カーンモアはモリソン・マッカイが手掛けており、蒸留所の個性が良く表れた

  樽をノンチルフィルター、ノンカラーリング、46%でボトリングしています。

  スペイサイド蒸留所はグレントロミーやドラムグイッシュなどの銘柄で知られ、

  スペイ川の上流付近にあり、現在の区分ではハイランドとされる位置にあり

  ます。ダルウィニーの近くというとイメージしやすいでしょうか?

  こちらのボトルは2つのホグスヘッド樽から582本がボトリングされています。

  乾いたシリアルの香りとともにシロップのように甘い香りが特徴的で、それが

  味わいにもしっかりと出ています。

 アタックは水あめのように甘みがありますが、中盤からは麦芽が現れ、最後は意外にもドライですっきりとした仕上

 がりです。スターターに良さそうな味わいです。


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