BAR CROSSの銘酒事典

BAR CROSSでこれまでに開封してきたお酒達を紹介しています。
豊島区西池袋3-29-3 梅本ビルB1F

手造り生チョコレート

2010年05月20日 | 食・レシピ

連日の雨・・・。

お店の湿度計は72%を表記しています。

こんな日はまったりボサ・ノヴァが心地良いです♪                                            

                                                                     

さて、今日はお酒ではなくおつまみのご紹介です。

以前勤めていたお店でも好評だったシングルモルトを入れすぎっちゃった生チョコです(笑)            

オープン当初から1種類はやっていたのですが、

今回あらたにもう1アイテム増やし、2種類の食べ比べができるようになりました!

両社とも贅沢なお酒をかなりふんだんに使用しております。

アルコール度数でいうと10%を超えますので、お酒の弱い方はこれだけでも酔うと思います☆

Namachocolate                                 

向かって左側は、「ラガヴーリン・ディスティラーズエディション1990」を使用。

ペドロヒメネスシェリーの空樽で仕上げ熟成をしたラガヴーリンです。

食べた瞬間は「んっ!?本当にラガヴーリン入ってるの?」というくらい

存在感がありませんが、チョコが口の中で溶け切る頃には段々とスモーキーな

風味が広がり、余韻は完全に正露丸とカカオのハーモニーです(笑)                             

向かって右側は「グレンドロナック18年・アラダイス」を使用。

ベンリアック・ディスティラーズが買収してからリリースされた新しいボトルですね。

こちらの方が生チョコレートとしての完成度は高いかもしれません。

アルコールもあまり感じさせず、極めて滑らかでコクのある深い味わいです。

                                                          

どちらのチョコレートも600円(4個)ですが、

2個ずつ半々とか、1個ずつなどのご注文も承っております。

ちなみに使用したモルトはどちらもワンショット1,600円にてご提供しております。

この生チョコを食べながら飲むウイスキーはまた格別ですよ!!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MARTELL CORDON BLEU

2010年05月19日 | B-ブランデー

今日は久しぶりの雨。ジメジメ、ムシムシとして梅雨が近づいてきているのを感じます。

こんな日はクラシックでも聴きながらゆっくりとグラスを傾けたいものですね。                                              

 

というわけで、本日はブラームスを聴きながらのテイスティングです♪                             

 

「マーテル コルドンブルー」 700ml、40%                                            

 

 

 こちらのコルドンブルー、一見すると何の変哲も無い通常品に見えますが、

実はコレ、裏張りがキリン・シーグラム株式会社時代のものなのです!!

同社は2002年7月1日にキリン・ディスティラーズ株式会社に社名変更していますから、

こちらはそれ以前の流通品ということになります。

古くから日本でも高級コニャックの代名詞的存在として名高いコルドンブルーですが、

その味わいやいかに!?                                                           

Martelcb 最近ウイスキーばかりテイスティングしていたせいもありますが、

色合いはかなり濃厚でマホガニーよりの琥珀、焦がした飴色です。

グラスに鼻を近づけなくても、芳醇なブランデーの香りが漂ってきま

す!昨日開けたばかりだというのに、刺々しさは微塵もなく、甘やか

な葡萄の香りと若干のセメダイン臭。樹液やシロップ、ラムレーズン

を連想させる濃厚な香り が感じられます。

口に含んだアタックのインパクトは甘く、しかししっかりと厚みのある

ボディが感じられます。舌の上を優しく撫でられているような心地良

の後長くゆっくりと、そして時折力強い余韻がしっとりと続きます。

まだオープン直後ですが、シガーが吸いたくなりました(笑)

ともすれば当たり前すぎて面白くない、と思ってしまいがちなコルド

ン・ブルーですが、やはり旨いものは旨いですね。                                         

 

ウイスキーラヴァーの方も、たまにはこういったブドウ系を味わってみても面白いのではないでしょうか?

開栓日:2010年5月18日

ワンショット価格:2,400円


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE GLENLIVET12YEARS

2010年05月18日 | ザ・グレンリヴェット

本日ご紹介するのは政府公認第一号蒸留所「ザ・グレンリヴェット」の12年ものの年代別飲み比べです。       

Theglenlivet12y_3kinds_2

画像左端が現行品。真中が確か2005年頃まで流通して

いたもの。

右端がオールド市場でも人気のアンブレンデッド、

かと思ったらそのひと世代後の「Pure Single Malt」表記

です。1990年代の流通品と思われます。                                                                   

 

 

現行品が700ml,40%(正規)、真中は750ml,40%(並行)、右端は750ml,43%(並行)です。

同じグレンリヴェットの12年でも、その味わいには歴然とした違いがあり驚かされます。

3種とも色合いはそれほど変わりません。                                                    

 

<香りの印象は・・・>

現行品はバナナやカスタードを思わせる香りが強く、

旧ラベルは蜂蜜と麦、

旧旧ラベルは微かにピーティな麦芽とやや溶剤系の香りがあります。

旧旧ラベルが最も強い香りで、旧ラベル → 現行品と徐々に華やかな香りへと移行している

ように感じました。

 

 

<味わいは・・・>

現行品は極めてスムースな飲み口で香り同様の甘みもあるのですが、

口に含むと意外なほど舌への刺激があり、それが喉の奥へとじんわり広がっていきます。

アタックからフィニッシュまで良くも悪くも中庸です。                                            

 

旧ラベルもやはりスムースな飲み口。現行品よりも序盤から麦芽のニュアンスがはっきりと

感じられます。

そして最初の麦芽感が次第に蜂蜜水やスパイスへと移り、フィニッシュへと続きます。

舌というよりは直接喉に響くような余韻でした。                                       

 

旧旧ラベルはアタックから麦全開なのですが、前2者と比べると麦芽由来の甘みが最も強く感じ

られ、香りで受けた強い印象とのギャップが大きいです。

舌、喉への刺激も最も少なく、時間が経てば経つほど甘みの要素が強調されてきます。余韻は

喉よりも舌の上で長く広がっていきます。                                              

 

 

3本飲み比べてみて、自分が最も好みだったのは真中の旧ラベルでした。

比較的最近になってシングルモルトを飲み始めた方には現行ボトルが一番美味しく感じるかも

しれません。1990年代から飲み始めたへヴィーユーザーの方は、「Pure Single Malt」表記の

ボトルがやはりどこか懐かしい味がしてお好みかもしれませんね。                                             

 

当店ではどのボトルもハーフショットでのオーダーも承っておりますので、ハーフショットずつで

飲み比べてみるのも面白いかもしれませんね。3世代並べて飲む機会もそう多くは無いですから。

現行品       = 2010年4月27日開栓、ワンショット  700円

旧ラベル   = 2010年5月10日開栓、ワンショット  900円

旧旧ラベル = 2010年4月28日開栓、ワンショット1,600円


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Cardhu12years rotation around '90

2010年05月17日 | カーデュ

今日のボトルはカーデュ12年のオフィシャルボトル。(750ml、43%)

輸入者がユナイティッド・ディスティラーズ・グループ・ジャパン株式会社のもので、

1990年代半ばから後半にかけての流通品と思われるものです。

カーデュはジョニー・ウォーカーの原酒としてよく知られていますが、このボトルには

ジョニー・ウォーカーののトレードマークでもあるストライディングマンがボトルネックに

描かれています。

このボトルは以前にも何度か開封したことがあったのですが、コルクの不良率が結構

高くコンディションには非常に不安がありました。

 

が、

今回のボトルは当たりでした!

コルクの状態も問題なく、味わいもバッチリ!

ショット1,000円と驚愕プライスでご提供していることもあって、

すでに残りは半分程度しかありません。

Cardhu12y_2 

 色あいはやや黄味がかったゴールドで薄めです。

 蜂蜜やジンジャー、ビスケットなどの甘く優しい香りが心地よい

 です。

 シングルモルトなのにブレンデッドのように滑らかで、極めて

 スムースな口当たりで驚かされます。

 しかし決して軽くて物足りないということではなく、

 麦芽のニュアンスもしっかりとあり、オールドボトルらしい存在感

 があります。余韻はちょっと短めですが、スターターや優しく癒さ

 れたい時には最適の一本です。                                                  

 

 

 

開栓日:2010年5月6日

ワンショット価格:1,000円

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GORDON & MACPHAIL GLEN MHOR1965/1997

2010年05月15日 | グレンマレイ,グレンモール

いやぁ、久しぶりに癒されましたね。

インデンデペンデント・ボトラーの老舗、ゴードン&マクファイル社(GM社)のオールドボトルです。

グレンモールはハイランドのマイナー蒸留所で1983年に閉鎖されてしまっています。

ネッシーで有名なネス湖の傍に位置し、同じ年に閉鎖されたグレンアルヴィンとは姉妹蒸留所の関係にありましたが、どちらかというとグレンアルヴィンの陰に隠れてしまい存在感の薄い蒸留所です。

し!!!

このボトルを飲んだらそんな日陰イメージも一気に吹き飛びます。

Gmglenmhor65 色合いは程よいアンバー。アタックからナッティでフルーティー、陰干しレーズンのような甘さ。かといってマッカランの様にシェリー樽のニュアンスが強すぎることもなく、脳をリラックスモードへと導いてくれます。

なんの抵抗もなくすっと口に入ってきて、蜂蜜を舐めているかのよう。そして中盤では麦が段々と主張しはじめ、余韻にかけてはやや濃厚なシェリーが湧きあがってきます。

40%に加水されていることもあって、アルコールの刺激はほとんど感じません。

穏やかに、しっとりと、優しく味わえる名脇役(やはり主役ではないかな・・・)。

瓶詰めが13年前でスクリューキャップですからコンディションに多少の不安はあったのですが、全く問題ありませんでした!残量は早くも0.7程度です。お見逃しなく!

開栓日:2010年5月13日

ショット価格:2,200円(本日5月15日なら半額ですよ♪)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

PORT ELLEN1979/2001 22y 56.2%

2010年05月14日 | ポートエレン

早速開封済みボトルのご案内です。

こちらはオフィシャルボトルとしてリリースされたポートエレンのファーストリリース品です。

懐かしい~。現在は9thリリースまで出ていて食傷気味な感もあるオフィシャルのポートエレン

ですが、当時は衝撃的なリリースでした。

しかもこのボトルはロットナンバーが「1234」の連番というおまけ付き♪

ではではテイスティングしてみましょう。

Portellen1st  

 色合いはやや飴色がかった美しいゴールド。                           

 磯のような香りと薪の燃えカス、タールなどが穏やかに混じり              

 合っています。 

 抜栓4日目ですが、アルコール臭がたつようなことはなく、荒々

 しいというよりは洗練された印象を受けます。                                  

 アタックではピートやスモーク感よりもむしろ甘さが際立ちます。

 そして徐々に喉の奥から鼻へとスモーキーな香りが抜けてきて、

 口の中がゆっくりと優しく燃えたぎってきます。                        

 以前お酒の小売店で働いていたのですが、その時に池袋で酔い

 どれていた時の記憶が静かに蘇りました(笑)

 

 

パワフルで荒々しいアイラモルトが好みの方には、「あれっ、意外とおとなしいな・・・。」と、

ちょっと肩すかしをくらったように感じるかもしれませんが、円熟系がお好みの方にとっては

きっと癒される一杯となることでしょう。旨い!!!

開栓日:2010年5月11日

ショット価格:3,400円(毎月第3木・金・土なら半額!、すぐ無くなっちゃいそうですが・・・7)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BAR CROSS special weekend!

2010年05月13日 | ニュース

バークロスでは、毎月第3木・金・土を

「スペシャル・ウィークエンド」と称しまして、

1ショット2,000円以上のモルトウイスキーを半額にてご提供致します☆

もともとショット2,000円以上のアイテムはあまり多くはありませんが、

「オフィシャル/ポートエレン1stリリース(1979/2001)」 通常3,400円 → 1,700円

「SMS・DC/ストラスアイラ1969/2003」 通常2,800円 → 1,400円

など、今では入手困難なボトルが非常にリーズナブルに愉しめちゃいます♪

Oldbottles

在庫は1本限りなのでお早めにどうぞ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザ・グレンリヴェット キャンペーン!

2010年05月12日 | ニュース

こんばんわ、Kozyです。

当店ではボトルキープも行っているのですが、

ただ今6月末までの期間限定キャンペーンを開催中ですのでご案内申し上げます。

「THE GLENLIVET12YEARS(ザ・グレンリヴェット12年」

Photo_11

                                 

 ボトルキープ価格、当店通常7,500円のところ、

     → 6月末までの限定特価  6,000円♪

                                                            

                                       

 

<ボトルキープ時のシステム>

セット料金:800円(乾きもの1品付)

キープ期間:最終ご来店日より1年間

この機会に是非ご検討下さい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

店内のご紹介です♪

2010年05月11日 | ニュース

早速店内の画像をアップします!約8坪と狭い店内ですが、じっくりとご覧ください。

Photo Photo_4

カウンターの端からテーブル席へ向けて撮影しました。 ↑ これがテーブル席。固定ソファで4名様までOKです!

Photo_2 Photo_3

こちらはテーブル席側からみた店内。画像の右奥にこのワインセラー2台があります。

Photo_6

このカウンターの肘置きクッションが長居しても疲れないと好評です。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ、はじめました。

2010年05月11日 | ニュース

はじめまして。
4月27日に池袋西口でバーをオープンし、本日よりお店のブログをはじめました。
このブログでは開封したボトルや新着ボトル、お店のイベント等について、書いていきたいと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする