「ストラスアイラ１２年（１９９０年代流通）」
開栓日２０１３年１１月２９日 ワンショット価格：１，８００円
最近パッケージデザインが一新されたストラスアイラの２世代前の
ラベルです。１９９４年にリリースされたこの紙ラベルの12年は、
最近ではなかなかお目にかかれなくなってしまいました。
しかもリッターボトル。
テイスティングしてみると、現行のオフィシャルボトルと比べて香ばしい
麦の香りがかなり強く出ています。当時行われていた石炭直火焚きの
影響でしょうか？口当たりはスムースでフルーティ。煮詰めたりんごを
思わせるニュアンスがあります。
そのフルーティさと力強い麦芽風味が重なるようにややドライなフィニッシュへ。
時間が経つとフルーティーさが開いてきそうな予感です。
「デューオブ・ベン・ネヴィス8年(特級表記)
開栓日：２０１３年１１月２９日 ワンショット価格：１，５００円
店主も初めてみたボトル。1980年代の前半ころの流通でしょうか？
ベンネヴィス蒸留所が手掛けるブレンデッドウイスキーで、恐らく
現在のネヴィス・デューの前身と思われます。
オールド特有のひね香にローストした麦やコーヒー豆の焙煎香。
口に含むと一瞬フルーティーで、その後は深入りのコーヒーを思わせ
る重厚で苦みと甘みをともなった味わい。
今までに味わったことの無いタイプのウイスキーでした。
昔のケーデンヘッドを思わせるようなボトルがなんとも良い味わいを
醸し出しています。
「ワイルドターキー8年（1987年瓶詰)」
開栓日：２０１３年１１月２９日 ワンショット価格：１，２００円
ターキーが前を向いている頃の懐かしのボトル！
現行品では影のように描かれ、その存在を確認することすら危ぶまれる
デザインですが、この頃は存在感ありあり！
一説では正面を向いているターキーの顔が怖いから横向きに変わった
のだとか・・・。
そういった都市伝説的な話はおいといて、味わいは非常に良いです。
瓶詰めから20年以上の時を経ても、アタックの香りはアルコールの力強さと
芳醇さを感じさせます。同時期のハーパーやフォアローゼスを飲むと、角の
取れた甘さが目立ちますが、こちらは未だパンチの効いた鋭くも厚みのある
ボディで”老いてなおファイター”といった印象です。ストレートならショットグラスで是非！！
「アイリッシュミスト(1980年代流通品)」
開栓日：２０１３年１１月２９日 ワンショット価格：１，２００円
出ました！薬草系のオールドリキュール。
アイリッシュミストは現在でも生産されていますが、ボトルデザインが
まるで違うので、知らないと「同じリキュール？」と思われるかもしれません。
７年熟成のアイリッシュウイスキーをベースに、オレンジの果皮、各種薬草
のエキス、蜂蜜をブレンドし、さらに３カ月の熟成を経て作られています。
(銘酒辞典87-88年版参照)
アタックではオレンジピール、アプリコット系の香りが強く、中盤でハチミツ、
メープルシロップの甘み、そしてフィニッシュではウイスキーベースのリキュール
らしく微かな麦芽感とウイスキーの腰の強さが感じられます。
シガーを吸いながら、あるいはお気に入りのウイスキーと交互に飲みながら
口の中でカクテルを作ってみるのもいいでしょう。
「ロングロウ10年 100プルーフ」
開栓日２０１３年１１月２３日 ワンショット価格：１，２００円
こちらは年末スペシャルのアイテムとして開ける予定だったわけでは
無いのですが、偶然街の酒屋で見つけて購入したものです。
数年前に終売になった旧ラベルで、しかも価格も当時のままだったので、
リーズナブルにご提供することが出来ました。
ピートの煙たさと、独特の海鮮汁的な甲殻類の香り。一瞬の甘みのあと
口いっぱいに広がるスモーキーな味わいとアルコールの刺激。
ロングロウの良さが詰まった秀逸な一本です！
「マーテル・ナポレオン・エクストラ」
開栓日：２０１３年１１月２２日 ワンショット価格：３，０００円
これはかなり変化球ですが、超高級でレアな１９８０年代流通の
マーテルです！１９９０年代にはゴブレット・ロイヤルとその名を
変えましたが、それも１９９０年代後半には終売となり、現在では
ボトル自体を見かけることがすでにレアとなっています。
存在感のあるブルー・リモージュは名門アヴィランド社製。
酒税法改正前ではありますが、１９８８年の銘酒辞典では１６０，０００円
もの価格をつけている高級品です。
そもそもこの手のボトルをバーでわざわざ置いているところはあまり
ありませんが、今回は運よくリーズナブルに入手することが出来たので、
年末スペシャルにふさわしい特別価格にてご提供させていただきます！
マーテルらしい干しブドウのように濃厚で奥深い味わいをご堪能下さい。
「スキャパ12年」
開栓日：２０１３年１１月２２日 ワンショット価格：１，５００円
最近は滅多に見かけなくなった懐かしの旧ボトルです。
２００６年に１２年から１４年に変更になり、２０１０年には更に１６年へと
移り変わりました。
所有者もアライド・ディスティラーズ社からペルノ・リカール社へ。
ボトルは昔ながらの無骨なスタイルからスタイリッシュなデザインへと大幅
に変更され、時代の変遷を感じさせます。
ハチミツや麦の香りがあり、アタックはクリーミーでキャラメルのよう。
しかし中盤からは徐々に塩気が出てきてボディもドライに変化していきます。
そしてその甘さと塩気の狭間にしっかりと麦芽の風味も感じられ、非常に
素晴らしい、バランスの良い味わいに仕上がっています。
「シーバスリーガル12年」
開栓日：2013年11月22日 ワンショット価格：１，２００円
一見何の変哲もないシーバスに見えますが、今回はその容量に注目
して下さい。最近では見かけることのない７６０mlというこのサイズ。
これは主に特級表記時代(１９８０年代)に使用されていたものなんです。
さらにラベル下部に「BLENDED SCOTCH」と表記されていますが、
この部分が１９９０年代から「PREMIUM SCOTCH」と変わっています。
シーバスリーガルは昔からラベルがあまり変わっていないので、正確
な流通時期を特定するのが難しいのですが、以上の２点から今回の
ボトルは１９８０年代流通のものではないかと推測されます。
熟れたバナナのような香りとモルトの存在をしっかりと感じさせてくれる
重厚な味わい。フルーティなフィニッシュ。
11月もいよいよ下旬にさしかかり、
２０１３年も残すところひと月程となりました！
バークロスでは昨年同様、
”年末スペシャル”
と銘打ちまして、今週末より年末までの間、
毎週数本のレアボトルを開封してまいります。
ご期待下さい♪
それでは早速・・・
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