「ザ・ウイスキー・クルー
カリラ7年(2012-2020)」
開栓日:2020年7月27日 1ショット:1,200円
ウイスク・イーが運営する会員制オンライン
・ショップ「ザ・ウイスキー・クルー」のオ
リジナルボトルです。
樽の供給元はモリソン＆マッカイ社で樽の種
類はホグスヘッド。
ウイスキーの高騰が続く中、今回のボトルは
かなりリーズナブルに感じました！
磯やタール、スモーク、塩気を感じる香り。
一瞬甘く、直ぐに強烈なアルコールの刺激と
ともに強いスモーキーフレーヴァー。肉っぽ
さと塩気。
大変分かりやすく特徴が出ている短熟のカリ
ラですね。ちょっと贅沢にソーダ割もありで
すよ！
※明日7月23日(木)～26日(日)は休業
とさせていただきます。
「シックスセンス
ダフタウン10年(2009)」
700ml、56.9％
開栓日:2020年7月10日 1ショット1,600円
信濃屋の若手有志6名が手掛けるシリーズ。
樽の供給元はモリソン＆マッカイ社で樽は
ファーストフィルのバーボンバレル。
爽やかなオレンジピールの香りが印象的で
す。柑橘の香りとともに、バニラ、ミルク
キャンディ、麦の香りが漂います。
度数の割にはソフトな口当たりで、アタッ
クはミルキーでオレンジピール。中盤から
度数なりのボリュームを感じ、麦芽感とや
や粉っぽさも感じ、最後には柑橘の爽やか
さが再び現れる。
もう少し時間を置くと、また違った表情が
見られるかもしれませんね。
「アードベッグ5年
ウィー・ビースティー」
700ml、47.4%
開栓日:2020年7月15日 1ショット:1,000円
アードベッグの新定番商品です。
ウィー・ビースティーとはゲール語でリトル
モンスターを意味するそうです。
定番としてはかなり若めな５年という年数で
アルコール度数はやや高めの47.4%。
ネーミングからしてよっぽど凶悪な味わいな
のかと思ったら、意外にもこなれてました。
スモーキーというよりはピーティな香り。
アタックはやや甘みが強く、その後ヨード、
スモーク、ベーコンと、だんだん若いアイラ
モルトらしい個性が上がってきます。
もっとニューポットよりなのかと思っていま
したが、すでにしっかりとアードベッグして
ます！
「グレンデヴェロン２０年」
1000ml、40%
開栓日:2020年6月30日 1ショット:1,200円
オフィシャルの長熟にしてはリーズナブルな
ので手を出してみました。
蒸留所的にはマクダフ。バカルディ社傘下の
のジョン・デュワー＆サンズ社の所有。
麦と、やや重ためのシェリー樽、そして加水
の割には意外と感じるアルコールの揮発香。
ナッティで糖蜜やシロップ系の甘さがあるが
やや野暮ったい印象は否めない。
リッター瓶だし、正直期待とは異なる味わい
だったのでリーズナブルな設定にしました！
気軽に飲める長熟としては非常に使い勝手が
良いと思います。
「キングスバリー・デメララ・ラム
シングルカスク・ボウモアカスク熟成 Lot No.19/004」
700ml、58%
開栓日:2020年6月23日 1ショット:1400円
ラフロイグカスク同様、同時期にリリースさ
れたセカンドロットです。
ラフロイグカスクのセカンドロットとは異な
り、こちらはファーストロット同様の強いパ
フューム香とフレーヴァーに驚かされます！
もちろん糖蜜の甘さや強いアルコール感はあ
るのですが、最初に感じるのはあの頃のボウ
モアを彷彿とさせる香りです。
味わいも最初はデメララ・ラムの甘さから入
るのですが、中盤からフィニッシュにかけて
は結構ボウモア。デメララ・ラムのヘヴィな
味わいとそれが入り混じって不思議な味わい
です。
セカンドロットについてはラフロイグカスク
よりもボウモアカスクの方が個性的だな、と
感じました！

「キングスバリー・デメララ・ラム
シングルカスク・ラフロイグカスク熟成 Lot No.19/002」
700ml、59%
開栓日:2020年6月23日 1ショット:1400円
以前入荷したボトルと樽違いのセカンドロッ
トとなります。ファーストロットは香りから
味までラフロイグ感が前回で驚かされました
が、こちらは意外なほどにラムでした！？
香りからしてデメララ・ラムらしいサトウキ
ビの甘さと銅や鉄分を感じるヘビーでスパイ
シーな香り。
アタックもラムらしい甘さで中盤でキシリト
ールのような甘み。フィニッシュで感じ取ろ
うと思えば感じられるほどの微かなスモーキ
ーさ。
うん、これはラムですね。
ラムとしてはこちらの方が正しく、モルト好
きとしてはファーストロットの方が面白く、
魅力的なボトルでした。
「ダンカンテイラー・ダイメンションズ
オーキンドーン12年(2008年3月－2020年4月）」
開栓日:2020年7月8日 1ショット:1,400円
このボトルはティースプーンモルトで、ブレ
ンド用の原酒確保の為にバルヴェニーの敷地
内に作られたあの蒸留所です。
オフィシャルボトルは滅多にリリースされな
いので幻の蒸留所とも言われています。
商品名となっているオーキンドーンはダフタ
ウンにある古城の名前に由来していています。
ラベル表記はありませんがシェリー樽熟成と
のこと。
開けたてなのでやや溶剤系の香りもでますが、
基本的には麦芽の香りが強く、そこにオレン
ジピールのような爽やかさと、パンケーキを
思わせる甘さがのっかっています。
ややオイリーだが優しい口当たり。グランマ
ニエのような甘みのあと、しっかりと麦を感
じ、段々とドライに仕上がっていく。最後に
はやや苦味も。
突出した個性があるわけではないがバランス
の取れた味わいです。
「クラガンモア12年(1990年代流通)」
750ml、40％
開栓日:2020年7月1日 1ショット:1,800円
1990年代流通。輸入者ユナイテッド・ディス
ティラーズ・ジャパン株式会社のものです。
ディアジオ社のクラシックモルトシリーズの
初期の方のロットと思われます。
こいつは旨い！
非常に私好みの味わいでした。
糖化した麦芽とピート、そしてパフューミー
ではないけれどもそれに近いギリギリのニュ
アンス。時間が経つほどに麦とピートの力強
さが増していきます。
アタックは砂糖水を思わせる甘さから始まり
、そこにドライな麦の味わいが重なっていき
、香りでも感じたパフュームギリギリの華や
かさも現れます。
４０％とは信じられないくらいリッチで、ボ
リューム感があります。
樽感とか、ピート感ではなく、シンプルに旨
い！シングルモルトの原点を見た気にさせて
くれました。
「タリスカー15年
2019年スペシャル・リリース」
700ml、57.3％
開栓日:2020年6月30日 1ショット:1,800円
今更ですが、昨年のディアジオ・リミテッド
リリースのタリスカーが入荷しました！
やや甘みを帯びたフルーティな香りと磯の香
りがあり、カスクストレングスの割には穏や
かに感じます。
熟れた果実感（黄桃）や黄色い果実を感じさ
せる甘さから始まり、中盤から徐々にスパイ
シーでドライに変化し、フィニッシュに至っ
ては往年の10年を思わせる粗さ、胡椒のニュ
アンスも感じられる。
ドライ一辺倒でなく、甘さとのバランスが取
れているのが大変好感触。
18年ともまた違った味わいで好みです！
「ラフロイグ10年
カスクストレングス バッチ12」
700ml、60.1%
開栓日:2020年7月3日 1ショット:1,800円
今年のバッチが入荷しました！カーディスと
同時にリリースしてくれてれば送料が節約で
きたのですが…。でも今回はスムースに税関
も通過してくれて一安心です。
強いヨードの香りとスモーク。奥の方に微か
な甘さを感じる。60度超えということもあっ
て口に含むと唇の裏側にピリピリとした刺激
が！強い磯の風味と海鮮出汁の旨み。海岸を
臨みながらのバーベキュー。後半はやや甘み
も感じるが、全体的には攻撃的なラフロイグ
です。バッチ11の方が甘みが強い印象でした
ね。
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