撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

バラトンの草花を賞でる(初夏2)

2018-06-01 03:30:53 | 海外生活

 前回は野生の草花を取り上げたが、今回は人が意図的に育てたものを紹介してみよう。

1.バラ(英 Rose, 洪 Rozsa)

 この時期は、何処にでも花の女王「バラ」が庭や軒先を飾ってくれる。 バラの歴史は古く、

 古代バビロニア時代(紀元前4000年頃)から人類との関わりを持って来た。

 長い間の品種の改良により、非常に多くの種類がある。 春以外にも開花するものもあるが、

 6月が一般的で誕生花になっている。

 バラトンの湖畔の村、アルショーウルシ (Alsóörs) で見つけたバラの数々。

  バラトン湖界隈で最も多く育て、飾っている駅(村)ではなかろうか?

 

① 赤いバラは最もポピュラーで、往年の美人女優イングリット・バーグマンの名前をつけた

 品種もある。(若い人の参考として、1942年の名作カサブランカで H.ボガードと共演した)

                            at Alsóörs Pál.  May 20 2018

         赤バラの花ことば; 「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」

 

② ピンクのバラも負けずにポピュラー、品種に名付けられた女優には、エリザベス・テーラ

 (濃いピンク)、オードリー・ヘップバーン(薄いピンク)がいる。

                           at Alsóörs Pál.  May 20  2018

         ピンク色のバラの花ことば; 「しとやか」「上品」「感銘」

 

③ その他のポピュラーな色では、黄色と白である。 青はあまりなく、過去にサントリ(株)

 が14年の歳月を掛けて開発して2004年に完成させた話は有名。見た人はラッキーな人。

                            at Alsóörs Pál.  May 20 2018 

      黄色いバラの花ことば; 「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「友情」

 

   白バラの花ことば; 「純潔」「私はあなたに相応しい」「深い尊敬」

 

④ 色の濃淡、色が混ざるものなどとバラの品種は、2万種類以上あると言われている。

 「私はこんな物を知っている」といった特殊なバラをご存じな方も多いことでしょう。

                               at Alsóörs Pál.  May 20 2018    

 

2.ラベンダー (英 Lavender、洪 Levendula)

 ラベンダーとサクランボが、ほゞ同時の5月の末から色づき始める。 

 今年は暖冬であったせいか我が家では1週間ほどその時期は早かった。

            Jun 05 2017                                                May 30 2018

 

                                                                                            May 30 2018

 ラベンダーの原産地は地中海沿岸で、ローマ時代から「ハーブの女王」と呼ばれ、香りの

高い薬草として利用されてきた。 古くから入浴や洗濯の際に、湯や水の中に入れて使って

来たので「洗う」というラテン語 “lavare” が名前の語源と言われているそうだ。

バラトン周辺は乾燥した温暖な気候よりラベンダーの栽培が盛んであり、その名勝を紹介したい。

 

① チョパク (Csopak) の駅前

 ここは最近、株数を一気に増やし、SLなどを展示し観光に力を入れており、家族ずれに人気。

 

② ティハニ (Tihany) の丘の麓

 ここのラベンダー園は、バラトン湖周辺では最も広く、かつては有料であったが今は無料で

 鑑賞できるようであるが、以前に比べ荒れて来ている。

                                                                                           May 31 2018

           向こうにティハニの修道院が望める

反対側には、小さなクルショー湖 (külső-tó) を眺めることができ、ハイカーやサイクリング

を楽しむ人達で溢れる所である。                     May 31 2018

    花ことば; 「あなたを待っています」「繊細」「清潔」「優美」「沈黙」

                       

3.合歓(ネム)の花 (英 Mimosa、洪 Mimóza)

 6月下旬より咲き始める、原産地はイラン、アフガニスタン、中国、朝鮮半島、日本であり

 ハンガリーでは見ることは少ない。 我が家自慢の樹で今年はどんな花を見せてくれるか?

                                          Jun 27 2017

     夜は葉が閉じるので、ネムの名前の由来という説もある。     

                                 Jun 05 2009

  別名 silk tree と呼ばれ、花はシルクのようなシナヤカサである。

   花はことば; 「歓喜」「胸のときめき」

 

4.紫陽花(英 hydranger)

 アジサイは日本が原産地で、ヨーロッパでは品種改良されて西洋アジサイと呼ばれている。

 やはり梅雨が好きな花のせいか、梅雨のないハンガリーでは自生は難しいかも知れない。

 苗を買って来て、庭の片隅に植えたが3年と持たなかった。

                                 Jun 27 2009

         花ことば; 「移り気」「家族団欒」 

 

        これにて「バラトンの草花を賞でる(初夏2)」はお終いです。

                    

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