撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

ブダペストをスケッチ(3)

2020-03-15 21:13:40 | 海外生活

 今日3月15日(日)はハンガリーでは、オーストリアのハプスブルク帝国からの

独立記念日で祭日でした。  コロナウイルスの感染者が本日で32人に増え、昨日

オルバーン・ビクトール首相がTVで非常事態宣言を発令し、明日より学校の休校、

西側(オーストリア、スロヴァキア)国境での検問実施、出入国の渡航規制の強化等

の処置が打ち出された。 

例年では国会議事堂前では、盛大な式典や王宮の丘では多くのイベント、美術館、

博物館などは一般に無料開放になる筈であるが、自粛若しくは廃止されており、

既に中国、韓国、イラン、イタリアを含めた西欧諸国からの観光客の入国を禁止して

いた為に観光地の何処も閑古鳥が鳴いている状態だという。

事態が鎮静化する迄は出掛けるのを止めるのが、最善の対策であろう。

 

そこで、本来ならばこんな筈と、最も観光客が集まる所をスケッチしてみた。

絵のような日が一日も早く、戻って欲しいものだ。

 

1.王宮の丘

 左から三位一体像、マーチャーシュ聖堂、漁夫の砦 (Halászbástya) 

  

 

    Jan. 01 2014

                                                                                                           Oct. 26 2018

 

 漁夫の砦                         Oct. 26 2018

 

  マーチャーシュ聖堂のオリジナルは1015年に創立され、現在の姿になったのは

 13世紀の半ばにベーラ4世によってゴシック様式で再建されたものを、19世紀

 後半に大々的に修復されたものである。

 「聖母マリア聖堂」というのが正式名称で、のちに1479年に南側の塔と増築を命じ

 たマーチャーシュ1世の名を取って、今日では広く「マーチャーシュ聖堂」と呼ば

 れるようになった。

    ... 詳細は本ブログ2014/01/05投稿の「マーチャーシュ聖堂」をご参照乞う。

 

2.聖イシュトヴァン大聖堂 (Szt. István Bazilika)

 

                                                                                                                 May 16 2018

  大聖堂は1851年に建築が始まったが、途中で壁やドームが嵐で崩壊したりで、

 結局、完成したのが1906年であった。

 ネオルネッサンス様式で、ギリシャ十字ドームの高さは96m、外径22m、右の塔

 の中にはハンガリー最大の鐘がある。 (現在の鐘は9トンの重さで、初期の鐘

 は8トンで第二次世界大戦の鉄供出で使われた)

                               Feb. 14 2014

 

 バジリカのドームからの王宮方向を眺める。                  Feb. 14 2014

 

 Budapest Eye ゴンドラの中からの眺め。             Oct. 26 2018

     ... 詳細は本ブログ2014/02/15投稿の「都会の大聖堂(2)聖イシュトヴァン

   大聖堂」をご参照乞う。

 

  週末、薬局に薬を買いに出掛けたところ、薬局の外に数人の列が出来ており、

貼り紙を見たら、店内には購入者以外は入るべからず、次の順番の人は1mの間隔

で外に並ぶこと、現金払いは禁止でカード払いのみと記されていた。

貼り紙を読み終わるか終わらないうちに、待っている人に「列の後ろに並べ」と凄い

剣幕で吠えられた。 人も大して集まらない、こんな田舎の村にも、コロナウイルス

のパニックが襲っていることに驚いた次第である。

人間、パニックに陥った時には、人種差別(今回は東洋人として)は出るかも知れ

ないだろうなぁなんて...... そういった意味でも戒厳令の出ている時の外出は

避けるのが無難であろうと思った。  

 

 これにて「ブダペストスケッチ(3)マーチャーシュ聖堂と聖イシュトヴァン

大聖堂」は、お終いです。

本ブログへのご訪問、有難うございました。

 

 

 


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