ドナウ・エシンゲン (Donauechingen) を起点にして北東に流れ進んできたドナウ河は
最初の重要都市ウルム (Ulm)を貫く。 まだドナウ河は大河と呼べるほどの川幅はない。
ドナウ河対岸から市街地を眺める。 人口12.5万人の中堅都市であるが、ドナウ河によって
中世より交通の要所として商工業で栄えた街である。
<ロケーション>
ウルム市街地マップ
1.大聖堂 (Münster)
何といっても街のシンボルは、尖塔の高さ161.5mのゴシック建築の大聖堂で、教会の塔
としては世界一の高さで、ケルンに次いでドイツでは二番目に大きな教会であるという。
正面に向かって見て右側側面
左側側面
大聖堂の西玄関
起工は1377年、献堂は1383年であったが、市民の要望より拡張変更がなされ、身廊部は
1420年代に、鐘楼は1890年に完成をみた。 第二次世界大戦では奇跡的に破壊は免れた。
祭壇部と手前には高さ26mの石造りの聖体安置台を配置。
聖職者席(1470年代の作品)
祭壇部から見た西玄関側とオルガン
天蓋付きの美しい説教壇(1510年作)
黄金の洗礼盤
2.市庁舎
壁面に描かれた絵がシブーイ味わいを出している。
3.私立図書館
中世を醸し出す市庁舎と対照的に、隣なりには近代的なガラス張りの図書館。
4.街風景
尼僧の歩く姿に中世の古都を感じる
街を取り囲む市壁(1480年代築)と古い肉屋の塔(1345年築)
市壁を抜けると、そこには市民憩いのドナウ河沿い。
これにて「ドナウ河岸歩き(2)ウルム」は、お終いです。
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