撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

ドナウ河岸歩き(2)ウルム

2018-09-19 11:51:04 | 海外生活

 ドナウ・エシンゲン (Donauechingen) を起点にして北東に流れ進んできたドナウ河は

最初の重要都市ウルム (Ulm)を貫く。 まだドナウ河は大河と呼べるほどの川幅はない。

 ドナウ河対岸から市街地を眺める。 人口12.5万人の中堅都市であるが、ドナウ河によって

 中世より交通の要所として商工業で栄えた街である。

 

<ロケーション>

 

 ウルム市街地マップ

 

1.大聖堂 (Münster)

 何といっても街のシンボルは、尖塔の高さ161.5mのゴシック建築の大聖堂で、教会の塔

 としては世界一の高さで、ケルンに次いでドイツでは二番目に大きな教会であるという。

 

 

 正面に向かって見て右側側面

 

 左側側面

 

 大聖堂の西玄関

 起工は1377年、献堂は1383年であったが、市民の要望より拡張変更がなされ、身廊部は

 1420年代に、鐘楼は1890年に完成をみた。 第二次世界大戦では奇跡的に破壊は免れた。

 

  祭壇部と手前には高さ26mの石造りの聖体安置台を配置。

   

 

 聖職者席(1470年代の作品)

 

 祭壇部から見た西玄関側とオルガン

 

 

 天蓋付きの美しい説教壇(1510年作)

 

 

 黄金の洗礼盤

 

 

2.市庁舎

 

 壁面に描かれた絵がシブーイ味わいを出している。

 

3.私立図書館

 中世を醸し出す市庁舎と対照的に、隣なりには近代的なガラス張りの図書館。

 

4.街風景

 尼僧の歩く姿に中世の古都を感じる

 

 

 街を取り囲む市壁(1480年代築)と古い肉屋の塔(1345年築)

 

 市壁を抜けると、そこには市民憩いのドナウ河沿い。

 

    これにて「ドナウ河岸歩き(2)ウルム」は、お終いです。

 

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