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撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

バラトンそぞろ歩き(5)B/akarattya

2017-09-26 10:45:05 | 海外生活

 

1-7. Balatonakarattya (バラトン・アカラッチャ)

     細長いバラトン湖の上端でブダペストから最も近い村であり、Veszprém(ヴェスプレーム)県、

    Balatonalmádi(アルマーディ)市に属する村で、人口約850人である。

  歴史的には建国前からの古い村であったが、隣なり村の Balatonaliga (アリガ)が共産圏時代に国の

  保留地であったことより地の利を十分に生かせず、村の発展を阻害していたのではという気がする。

 春は菜の花、夏にはヒマワリ畑又は麦畑が高速道路を抜けた旅人の心に、いっときの安らぎを与えてくれる。


<行き方>

  M7の高速道路出口(Exit 90)を下りて、国道71号線を北上して最初の村である。

 電車ならば、Székesfehérvár (セーケシュフェヘールヴァール)よりバラトン湖北周り線に乗り、前述の

 Csajág (チャヤーグ)駅の次である。

 ブダペスト又はセーケシュフェヘールヴァールのバスターミナルから Balatonfüred (フレド)行のバスで

 途中下車する方が選択肢は多い。

  

<見どころ>

 *バラトン湖の眺望;

  Akarattya(アカラッチャ)村の中心は30~40m高台にあり、湖へは懸崖になっていること、湖畔沿い

  の道が国の保留地になっていて、通り抜けが規制されていることもあって、絶景スポットであることが

  あまり世間に知られていない。 しかし、都心からのアクセスが非常に良いことで、近年、客足が急増して

  おり、将来の有望な避暑地になるような気がする。

        所々に崖肌を覗かせる岩壁が美しい。


    バラトン湖北岸は、Almádi(アルマーディ)、Tihany(ティハニィ)まで見える。


    隣なりの町 Balatonkenese(ケネシェ)を望む。


   バラトン湖南岸は Siófok(シオーフォク)は視界に。


     隣なり村 Balatonaliga(アリガ)、Balatonvilágos(ヴィラーゴシ)を望む。


 * 広大な野原;

       ピパチ(芥子の花)の群生は野生の為、開花は風まかせ、今年はアカラッチャに出現(6月)


 バラトン湖近郊で最も広いヒマワリ畑(7月)


 * バラトンの冬景色;

      冬は湖水が凍って、その上でスケート、魚釣りを楽しむことが可能 (2月撮影)


 雪景色感動の1枚、この樹は冬が過ぎ去った後に死滅した。惜しくて今も記憶に残る。(2013年1月撮影)

   

 * 沿線で唯一のトンネル

     Székesfehérvár 発、Tapolca (タポルツァ)行きの普通列車


   駅を出ると、すぐに短いトンネル(約30m)に入る。

    トンネルを抜けた Tapolca (タポルツァ)行きの急行列車(ブダペスト南駅発)

     

 *Romai Katolikus (ローマ・カトリック)教会;

            1930年設立された新しい教会である。

  

 * ちょっと素敵なレストラン;

  国道71号線沿いにあるクルマが屋根の上にあるレストラン(この写真は脇道に入った裏口、表から見えない)

レストランについては、このブログの「バラトンの車窓から」2013-8-15 で詳細を紹介したのでここでは省略。

  

              これで、「バラトンそぞろ歩き(5)B/akarattya 」はお終いです。


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