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撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

バラトンそぞろ歩き(4)Litér

2017-09-22 22:52:31 | 海外生活

 

 1-6. Litér(リテール)

 バラトン湖畔より、国道72号線で4kmほど北上した所にある古い村が今回の目的地。

 村は、Veszprém 郡(県)に属し、人口約2100人でローマ時代からこの地に住民が

 居たらしい。 建国後、イシュトヴァーン王の直轄領となり教会の建設(1227年)など

 本格的な村作りが始まった。 しかし、オスマントルコ軍の襲撃(1552年)によって

 1557年以降、村は無人化し、廃墟になっていた。

 17世紀になると、カルヴィニストが新しい入植者として加わり、村は徐々に復興された。

 

 

 

  <ロケーション>

 

 

 <見どころ>

 *改革派(カルヴァン主義)教会;

   最初の教会は、13世紀の初めにロマネスク様式+ゴシック様式で建立され、トルコ軍からの

   破壊の後、1784年にバロック様式で再建された。 1961年に村の近くより初期の門や

   石像等が発掘され、それを使い1969年に現在の形となった。

 

 

 

  

 

 頭もなくライオンの面影もなし。 しかし、ライオンの絵柄は村の旗の中に描かれている。 

                              Litér 村の紋章 

 

  

             門の石柱頂部の花柄模様

 

この教会も 前章の Vilonya(ヴィロニャ) の教会と同じく祭壇は建物の真ん中で、両サイドが観客席。

この時期(12~13世紀)の教会建築の流行りだったかも知れない。

 

 *癒しの雰囲気;

        のどかな牧歌気分(9月、村の中より)

 

    村の前面に広がる菜の花畑(4月撮影、夏の7,8月はヒマワリ畑であった)


 * ちょっと、寄ってみたい田舎のレストラン;

   村の向かいにある小さなレストラン(店名は Varjás Vendéglő)

  Bobgulyás leves (豆入りグヤーシュ・スープ)で昼食。 値段超安で、味もイケル。

 

     これで、「バラトンそぞろ歩き(4)Litér」はお終い。

 

「バラトン遍路の旅」   http://motsukahu.web.fc2.com