1-6. Litér(リテール)
バラトン湖畔より、国道72号線で4kmほど北上した所にある古い村が今回の目的地。
村は、Veszprém 郡(県)に属し、人口約2100人でローマ時代からこの地に住民が
居たらしい。 建国後、イシュトヴァーン王の直轄領となり教会の建設(1227年)など
本格的な村作りが始まった。 しかし、オスマントルコ軍の襲撃(1552年)によって
1557年以降、村は無人化し、廃墟になっていた。
17世紀になると、カルヴィニストが新しい入植者として加わり、村は徐々に復興された。
<ロケーション>
<見どころ>
*改革派(カルヴァン主義)教会;
最初の教会は、13世紀の初めにロマネスク様式+ゴシック様式で建立され、トルコ軍からの
破壊の後、1784年にバロック様式で再建された。 1961年に村の近くより初期の門や
石像等が発掘され、それを使い1969年に現在の形となった。
頭もなくライオンの面影もなし。 しかし、ライオンの絵柄は村の旗の中に描かれている。
Litér 村の紋章
門の石柱頂部の花柄模様
この教会も 前章の Vilonya(ヴィロニャ) の教会と同じく祭壇は建物の真ん中で、両サイドが観客席。
この時期(12~13世紀)の教会建築の流行りだったかも知れない。
*癒しの雰囲気;
のどかな牧歌気分(9月、村の中より)
村の前面に広がる菜の花畑(4月撮影、夏の7,8月はヒマワリ畑であった)
* ちょっと、寄ってみたい田舎のレストラン;
村の向かいにある小さなレストラン(店名は Varjás Vendéglő)
Bobgulyás leves (豆入りグヤーシュ・スープ)で昼食。 値段超安で、味もイケル。
これで、「バラトンそぞろ歩き(4)Litér」はお終い。
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