「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

コロナ禍で三年越し会っていない八十年来の竹馬の友

2022-02-17 09:40:48 | 2012・1・1
九十一歳の誕生日の感想を昨日小ブログに書いたところ八十年来の竹馬の友から「九十一歳の坂道は厳しい」と近況をメールしてきた。彼は1930年六月生まれだからすでに[九十一歳」を老生より八か月多く体験している。僕らは昭和十八年四月旧制中学に入学して以来の仲で、戦中戦後の波乱の時代を共にし、動員先の工場で秘密兵器「人間魚雷」を作ったりした。

二十年頃前まではクラス会にも数十人集まり盛大だったが、数年前からは数人となり,とうとう家が近所同士の三人だけの会となった。しかし、月に一回は会うことにした。最後に三人が顔を合わせたのは2019年十一月だった。20年一月も場所まで設定したが、コロナ禍のためドタキャンした。まさか、こんなに長く続くとは思ってもいなかった。

竹馬の友は「コロナ禍が収まったらまた乾杯しよう」と書いているが、いつのことになるか。九十歳を超えた超高齢者が三人集まって会食して盃を交わしてもと思うのだが、どうもそれより、要介護の身では元気に参加できるか心配になってきた。人生とは所詮,重き荷を背負って遠き道を行くようなものなのかも。




91歳誕生日 コロナ禍の中の在宅介護

2022-02-16 10:12:49 | 2012・1・1
2月16日は老生の91歳の誕生日だ。加齢のためか、このところの寒さからか生活のリズムがすっかり狂ってしまった。起きだしたのが9時すぎで、朝の陽が部屋中に広まっていた。それからこのブログを書き始めた。3年前から要介護3と認定され、在宅介護の身、医療も月1回、医師の往診を受けているが、何とか老妻と家人の介護で生活できている。有り難い有り難い。感謝感謝の毎日である。

10年前、2012年の81歳の誕生日には老生は"81歳の誕生日、齢相応のアンチ.エージング”という一文で、スポーツクラブで過激な運動をした結果、帯状疱疹にかかったことを紹介している。80歳代はまだまだ若かったのだ。その反省にもかかわらず、老生は2013年から16年までの4年間に大腸がん2回、膀胱がん2回、左膝人口関節置換手術で合計5回も入院手術している。そのあとモニターリング1回膀胱炎で救急入院しているが、18年以降は大病はない。

そのあと、かわってコロナ禍が日本列島に襲来、在宅介護老人を悩まさせている。週に1回、通園介護施設で膝のリハビリ訓練をうけているが、やはり在宅介護の度合いは深まってきている。菩提寺の格言カレンダーには「家庭には素直な気持ち、夫婦の仲も感謝の心」浅草 源空寺 91歳老生の誕生日の心境




第6波終息 3回目ワクチン接種に集中したら

2022-02-15 09:03:19 | 2012・1・1
休刊日明けの今朝の新聞でコロナの2月13,14の2日間の全国の感染情況を調べて見たら、素人の老生が明らかにオミクロン株による第6波はピークアウトし終息に向かいつつあるようだ。政府は解除期限のきた東京など13都県の「蔓延防止等措置」適用延期をきめたが、果たして妥当なのだろうか。

むしろ老生から見れば、過去の波に基づく「蔓延防止等措置」よりは専門家から一致して提言のある3回目のワクチン接種のスピードアップではないだろうか。岸田文雄総理は2月内に1日100万本接種を約束しているが、厚労省によると、現実は実際の全国の接種率は1割に満たないという。何が原因しているのだろうか。一部ワクチンに対する忌避感からきている説もあるが。

地域性を配慮した[蔓延防止」措置も必要だが、今、抜本的に必要なのは3回目のワクチン接種の促進である。知恵を絞ってもらいたい.。コロナ禍の終息は3回目のワクチン完全実施からだ。

バレンタイン.デイ娘からのバターサンドの贈り物

2022-02-14 16:02:25 | 2012・1・1
今日2月14日はキリスト教世界では聖バレンタインの休日だが、日本では昭和30年代頃から女性が好きな男性にチョコレートをプレゼントする日になってきた。昭和1桁世代の僕らの世代にはこんな習慣はなく、むろん貰ったことはない。加齢とともにそんな習慣があることさえ忘れてしまっていた。そんな日、介護施設のリハビリサービスから帰ると北海道十勝名物の銘菓、マルセイバターサンドが娘から届いた。

北京冬季五輪は今一つ盛り上がらないが、カーリングの女性選手の逆転勝ちした盤上での笑顔が楽しい。平昌五輪の試合でのでのハーフ休憩タイムで彼女たちがモグモグとイチゴをホホばっていたテレビ画面が印象的だったせいか、カーリングは冬季五輪競技人気競技の1つとなった。

モグモグタイムに選手たちが何を食べたのか寡聞にしてしらないが、日本でのカーリング発祥の地は十勝の北見だという。十勝は北海道開拓の地で昔から農産物、酪農品の産地、その副産物の銘菓も有名だ。勝利の後バターサンドをおなか一杯食べてください.。

昭和”オー.モーレツ社員”の早逝

2022-02-13 10:00:47 | 2012・1・1
高度成長期からバブル経済期のかけてテレビのCMでタレントの小川ローザが”オー.モーレツと叫びながらミニスカートが舞い上がるのを手で抑えるシーンが一世を風靡した。その時代、老生は福島と北海道に開局した民放テレビで仕事をしていた。その一つ札幌の局が4月1日、開局50周年を迎え記念社報を送ってきたが、OB会からも社友会便りのテレワーク版が届いた。

社友会はコロナ禍により3年前から総会を開催しておらず,活動していない。こうして年に2回ほど社友の消息を伝えるだけだが、それもかっての仲間のお悔やみを知るだけだ。その仲間も開局時入社してきた人達が出始めてきた。いわゆる団塊の世代である。モーレツ時代のつけなのだろうか。昭和の死語になりはじめてきたが猛烈な時代であった。合掌









オミクロン第六波ピークアウトされたのか

2022-02-12 08:46:20 | 2012・1・1
オミクロン第六波により東京など13都県に出されていた「蔓延防止等措置」が12日から3月6日まで期限延長された。これで全国で措置が適用されるのは34都道府県に及ぶ。これでは「蔓延防止」措置が必要なのは当然かも。

昨日「建国記念の日」休日も東京の16860人を筆頭に全国で98300人と10万人近い新規感染者数を出した。しかし、東京では10日前の2月2日の21576人が最多記録で、その後2万人台は2月3日の20679人の2日しかない。第六波が1万人にのせたのは1月22日だが、いってみれば、1か月近く高い数値が続いている。確かに感染カーブは下向しているのだが。ピーク.アウトされたとはいえないのではないか。

心配なのは東京都のモニターリング会議の発表によれば、ここへきて、都内の感染者のうち60歳代以上の高齢者の重症感染数が倍増してきている。この中には特別養護老人ホームや介護施設でのクラスターもあるという。東京では23区や市町村によって3回目のワクチン接種の時期にバラつきがあり、接種率は30パーセントにもみたない。第六波を収束させるにはワクチン接種のスピードアップしかない。


昔は紀元節と呼ばれた「建国記念の日」

2022-02-11 10:09:23 | 2012・1・1
大正から戦前昭和にかけて2月11日は「紀元節」と呼ばれ、新年、天長節、明治節とともに国の四大祝日であった。戦後進駐軍によって「建国記念の日」と名前を替えられたが、老生らの世代にとっては祝日歌「紀元節」とともに楽しい思い出がある。
▽ 紀元節 (高崎御風作詞 伊沢修二作曲)
  雲にそびゆる高千穂の高根おろしの草も木も
  なびきふしけん大御代を仰ぐ今日こそ楽しけれ

紀元節に学校は授業はなく、講堂でお祝いの式があった。ご真影が式場に運ばれ君が代斉唱のあと祝日歌が皆で歌われた。校長先生から初代の神武天皇が高千穂の峰に降下された話や八千のカガミの話などが面白おかしく語られた。そして最後にお祝いの紅白の饅頭が配られた。

昭和15年は日本の皇紀によると、区切りの2600年だった。この年11月には東京で国をあげて”金鵄耀く日本の栄えある光”と祝日大式典を祝い花電車まで出た。あの時代、社会一般では西暦など使わなかった。仏教は大陸から一二一二とあるいて伝来してきたと記憶させられた。ちなみに今年は皇紀2682年である。

東京の大雪予報 犬は野原を駆けずりまわらない。猫は炬燵で丸くならない

2022-02-10 11:29:03 | 2012・1・1
東京地方に大雪警報が出ている。夜半から明朝にかけて10センチ以上の積雪がありそうなので都民は十分に気をつけ、転倒しないよう底にスパイクのある靴を履くよう警告が出ている。札幌在住10年の体験を持つ老生にとっては、たかが10センチだが、一度二度転倒したものにとってはあの痛みは忘れられない.。

ネット情報で調べると、東京での大雪記録は1位は1883年46センチがあるが、2位は1945年の31センチ、3位は1936年の30センチ、4位は1951年の29センチといずれも2月の降雪である。老生は明治以外の3回を体験しているが、札幌と違って水っぽい春の淡雪だ。中でも1936年の大雪は二、二六事件の3日前に降った雪なだけ忘れられない。

「雪」をテーマにした歌は数々あるが、やはり最も親しまれているのは作曲作詞不明の「雪」ではないだろうか。
▽雪やコンコン 霰やコンコン 降っては降ってはどんどん積もる
 犬は野原を駆けずりまわり、猫は炬燵でまるくなる

令和の時代、放し飼いの犬はいないし、炭火の炬燵で温まる猫も少なくなった。(写真は2014年の大雪のときの隣家の屋根)

 



アロエ(鰐の舌)の花が真っ盛り

2022-02-09 10:10:07 | 2012・1・1
玄関先にあるアロエの鉢植えの花が今盛りである。数年前観賞用としてお祭りの縁日で求めたものだが、毎年、花の少ない冬のこの時季に花を咲かせ目を楽しませてくれる。昔から日本にあったものではないが、戦後たびたび訪れたことがあるインドネシでは、その花よりは葉のほうが形状が鰐の舌に似ていることから”LIDAH BUWAYAと呼ばれ薬品洗剤として重宝がられている。
北スマトラのメダンには観光用に鰐園があり、頼めば食べさせてもらえるようだが、戦時中この地に駐i屯していた近衛聯隊の兵隊さんたちは戦後戦友会の旅行に出かけても食べようとしなかった。

”加油” 北京冬季五輪の日本勢の活躍

2022-02-08 10:30:34 | 2012・1・1
コロナ禍の中、政治的問題もあって今一つ盛り上がらない北京五輪だが、すでに日本勢はスキージャンプのノーマルヒルで小林陵有選手が優勝、金メダルを獲得したほか、高木美帆選手が1500mスケートで2位銀メダル、ほかに団体フィギアで3位銅メダルを獲得した。すでに冬季五輪としては最多記録だという。

冬季五輪の日本選手の活躍と言えば1972年の札幌五輪のときのジャンプで笠谷選手らの日の丸飛行隊が金銀銅のメダルを獲得したのはあまりにも有名だが、そのほかと言えばフィギャー.スケートぐらいだ。たまたま調べごとがあって小ブログを始めた当時の記事をよんだら「やばいぞ四等国日本」というのがあった。トリノ五輪ではフィギュアスケートで荒川静香選手が優勝した以外、四等入賞が多いのを皮肉ったものだ。

先日テレビで女子アイスホッケーで日本が延長戦の末、中国に負けた試合を見たが、熱戦なのに双方観客が少なかったのは残念、「加油」の声にも力が入って居なかった。「加油」とは日本語で頑張れという意味だそうだ.。