11月17日夕方の速報によると、全国47都道府県中、東北6、甲信越3、四国4、北陸3のすべて合計で25県が新規感染者ゼロだった。一方北海道は40人、16日の36人に次いで連日30人を超えた。札幌と旭川の医療機関のクラスターである。東京は27人、一けたは16日一日だけ、20人―30人台に逆戻りしたのは残念。
首都圏から1時間足らず日帰りでも行ける温泉地である。万葉集にも足柄の土肥(湯河原の旧名)のいで湯とうたわれている温泉地である。1934年、東海道線の丹奈トンネルが開通̪して急速に発展したが、歴史は古く明治大正の時代から島崎藤村、夏目漱石、谷崎潤一郎といった文豪もこの温泉宿に投宿した足跡がある。
温泉地は町内を流れる千歳川と藤木川の合流点中心に広がってゐるが、町の幕山の山麓には4000本の梅林があり、季節には梅まつりで賑わうが、近年は季節を問わず、足湯ブームもあって、日帰り客も増加してきた。昭和30年台、まだ安サラリーマンには宿がとりにくかった時代,勤務していた新聞社が加盟していた協会の保養所に何回かお世話になった。外から持ち込まないと会食の酒が飲めない時代だった。高速道路が開通する前で、町の海水浴場の吉浜には砂浜が残っていた、半世紀近い昔のことになった。