山梨県の県都、甲府市は人口18万人、県の経済、文化の中心地だが、甲府と聞いてまず頭に浮ぶのは武田信玄である。その銅像がJR甲府駅南口広場にある。市内には信玄を祭神とした武田神社が信玄が生まれたとされる躑躅ケ崎館跡にあるある。毎年4月には騎馬行列が出て信玄祭りが行われる。”心頭滅却すれば火もまた涼し”-戦いに敗れて焼死した武田軍ゆかりの恵林寺も市内にある。
筆者がもの心ついた最初の旅は昇仙峡だ。3歳の頃家族旅行で甲府へ行き、昇仙峡の入り口の橋をバックにした写真が残っている。昇仙峡は甲府市と甲斐市にまたがる川の上流の渓谷で花崗岩が侵食されて両岸奇岩を展開,四季折々絶好な遊歩道になっている。遊覧馬車に乗った記憶が80年たっても忘れない。
甲府は昭和20年7月7日、七夕空襲を受けており、疎開していた作家の太宰治は体験を作品に残している。当時筆者が住んでいた地区の小学校の学童も甲府に集団疎開したが、空襲の2週間前、別の地に移り無事だった。
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