国税庁がまとめた平成18年の「民間給与実態統計調査」をみて色々考え
させられた。その一つは平均給与所得200万円以下の人が全体の22・5%、
1,000万人もいることだ。平均的年金(厚生)生活者の僕でさえ、200万円以
上受給している。これでは”いざなぎ”景気が万人に実感できないのも無理
はない。
今でもよく覚えている。”いざなぎ”景気(昭和40年ー45年)のさ中、僕は転
職して月給が始めて10万円台にのった。そのころ仲間うちで”いつになった
ら月給が1,000㌦になるだろうか”と、話し合ったことも記憶している。その頃
の10万円は、1ドル360円の固定為替時代なので300ドル以下であった。
現在の変動為替の下、1ドル115円でかりに計算すると平均所得200万円は
約18,000㌦、これを月収になおすと1,500㌦になる。昭和40年代初めのサラ
リーマンが"赤ちょうちん”で安酒を飲みながら夢みていた額は、はるかにクリ
アしている。
現在は”いざなぎ”景気をしのぐ好景気だそうだが、実感はない。企業実績の
数字からみれば、そうなのだろうが家計には反映していない。年金生活者以
下の現役収入所得者が5人に1人では、かっての”いざなぎ”景気時代の3C
(カラーテレビ、クーラー、カー)の実感がないのも無理がない。”いざなぎ”
を謳歌しているのは一部の高所得層だけだ。この層も数の上では増えている
というから格差は広がるだけだ。
させられた。その一つは平均給与所得200万円以下の人が全体の22・5%、
1,000万人もいることだ。平均的年金(厚生)生活者の僕でさえ、200万円以
上受給している。これでは”いざなぎ”景気が万人に実感できないのも無理
はない。
今でもよく覚えている。”いざなぎ”景気(昭和40年ー45年)のさ中、僕は転
職して月給が始めて10万円台にのった。そのころ仲間うちで”いつになった
ら月給が1,000㌦になるだろうか”と、話し合ったことも記憶している。その頃
の10万円は、1ドル360円の固定為替時代なので300ドル以下であった。
現在の変動為替の下、1ドル115円でかりに計算すると平均所得200万円は
約18,000㌦、これを月収になおすと1,500㌦になる。昭和40年代初めのサラ
リーマンが"赤ちょうちん”で安酒を飲みながら夢みていた額は、はるかにクリ
アしている。
現在は”いざなぎ”景気をしのぐ好景気だそうだが、実感はない。企業実績の
数字からみれば、そうなのだろうが家計には反映していない。年金生活者以
下の現役収入所得者が5人に1人では、かっての”いざなぎ”景気時代の3C
(カラーテレビ、クーラー、カー)の実感がないのも無理がない。”いざなぎ”
を謳歌しているのは一部の高所得層だけだ。この層も数の上では増えている
というから格差は広がるだけだ。
一生、給与所得者で過しましたが、経営者感覚にたてばご意見の通りのようだと
思います。昔から”寄らば大樹の下”といいますが、やはり、この時代でも同じかもしれませんね。
一億中流意識の時代がありましたが、あの時代は何をもって、日本人はそう感じたのでしょうか?
専門外ですが、興味があります。