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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

高齢女性は何故元気なのか

2015-09-14 06:14:55 | 2012・1・1
昨日、82歳の老妻が東京.神楽坂で催された年一回のフラダンス発表会に参加した。老妻の練習仲間は6人だが、都合で2人が欠席、たった4人だけ。送られてきた写真を見ると、とても高齢な女性たちのフラとは思えない、見事な”踊りぷっり”だ。老妻は、この日のために毎週一回、地域の踊りグループに参加、練習してきた。いわば晴れ舞台なのだ。

「敬老の日」を前に先日、厚労省から100歳以上の「日本人白書」が発表された。昭和38年(1963年)に「敬老の日」が制定されて以来、100歳以上の超高齢者の数は増え続け全国で6万人を超えたという。ご同慶の至りだが、男性にとっては今一つの喜びだ。内訳をみると女性が53,780人に対して、男性は僅か7,400人にすぎない。百人のうち87人は女性で、男性は13人という勘定である。

自分の事で恐縮だが、つい数年前までは僕も元気で、老妻の晴れ舞台を見に足を運んでいたが、ここ数年大病で入退院をくりかえした結果、すっかり気力が失われてきた。歩行は出来るのだが、途中の交通機関の煩わしさを考えると、考えてしまう。僅か3年前までは、気力満々、スポーツクラブで毎日300メートルも泳いでいたのだが。

老化の最大の原因は”生活不活発病”にあるという。確かに膝に人工関節をいれてから歩行の痛みはなくなったのだが、なんとはなく外出が面倒になった。これではいけないと思っているのだが、女性と違って、男性にはあまり外出の機会がない。老妻はフラダンスのほかにも地域センターで棒体操などをしているが、僕はなにも積極的に身体を動かしていない。高齢女性が元気なのが解かる気がする。