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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

    日本人の平均寿命は伸びたが!

2010-07-28 05:13:01 | Weblog
日本人の男性の平均寿命が79・59歳になったとの発表があった。1931年2月
生まれの僕は、まさにぴたり、この年齢である。過酷だった戦中、戦後のあの
時代を含めて、よくぞここまで元気で生きてこられたものだと感無量だ。

厚労省がこのほど発表した日本人の平均寿命によると、男女ともこの4年間、
毎年記録を更新して伸びている。その理由は、日本人の三大疾患といわれる
ガン、心疾患,脳血管疾患それに肺炎による死亡率が全体的に低下したから
だという。もし、この三大疾患が克服できれば、男性の場合、平均寿命はさら
に87・63歳まで伸びるということだ。

戦前、僕らが子どもだった頃は、日本人の寿命は50歳だとよく言われたものだ。
60歳といえば、かなりのお年寄りにみえて、77歳の喜寿を祝うのは珍しかった。
ところが、今は僕の周りには90歳を越えた先輩たちがたくさん元気でおられる。

一度限りの人生である。寿命が延びて長生きできるのは最高の幸せである。た
だそれは元気で日常生活がエンジョイできればの話である。幸い今のところ僕
ら夫婦は2人とも元気でいるが、それがいつまで続くのかその保証はない。

昨日テレビのニュースで、千葉県の老人介護施設で送迎の車の中に放置された
81歳の女性が熱中症で死亡したと放送していた。このブログを書くため朝刊で確
認しようと思ったら、わが新聞には掲載がない。老人にとっては大変ショックなニ
ュースなのだが、ニュースにならないほど日常の出来事になってしまったのであろ
うか。