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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       難問山積の菅内閣の再スタート

2010-07-12 06:24:20 | Weblog
参院選挙速報をラジオで聞いたが、開始早々、民主党の敗北とわかった。予想通りとは
いえ、胸をなでおろしたのは僕だけではないと思う。改革を旗印に発足した民主党政権
は"小鳩体制”で象徴されるように迷走を続け、菅総理になっても、そのブレは止まらない。
このままでは”日本丸”の沈没だと、僕のような老人は本当に心配し始めていた。

敗北にもかかわらず、菅総理は"続投”を決めた。つい先日総理の座についたばかりで
ある。いま、辞められては政治の混乱を招き国民が困るが、"続投"に当たって総理は
”改めてスタートラインに立った気持ち”と常套文句で抱負を述べている。が、すでに民
主党政権は船出して、そろそろ1年である。いつまでも再スタートでは困る。

自民党の勝利で参院の新勢力は、定数242に対して民主・国民の与党は過半数を割り
野党ガ主導権を握ることになる。法案の成立は与党の思い通りにはゆかなくなる。いわゆ
る"ねじり”国会、前途多難である。

さしあたって、郵政改革法案をどうするのか。連立与党国民新党の亀井総裁を辞任させて
まで国会審議を引き延ばしてきた問題である。与党間の約束で郵政改正法案は最優先に
審議されることになろうが”ねじり”国会である。果たしてすんなり成立されるかどうかー。難
問山積の再スタートである。自公政権当時野党だった民主党の必要以上の国会審議の妨害
が想起される。