「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

       「政治」より「選挙」なのか小沢幹事長 

2009-10-08 05:09:05 | Weblog
民主党の小沢一郎幹事長が党役員人事を決めるに当って、自分は参院選で各地を
周り留守がちになるから、その間の代行として輿石東参院議員会長を指名する、と
発言していた。折から与党政府は、今年度補正予算の見直しで当初の3兆円の財源
が確保できず苦戦している。小沢氏の発言は「政府」は「政府」、「党」は「党」といった
小沢氏の「政治」を無視した彼独特の”政治ごっこ”のように僕には受け取れた。

鳩山内閣が補正予算の見直しで、ムダな事業の執行停止を行うのには大賛成だ。小
ブログで再三にわたって批判している厚労省の「海外慰霊碑整理事業」といった英霊
侮辱、戦友泣かせみたいな事業は、イの一番に執行停止頂いたと思う。これに限らず
役所には、僕ら素人がみても不要不急、従来の慣例、なれあいの事業が多い。

でも、歓迎とばかりは言っていられないようだ。民主党が先の選挙のマニフェストの目玉
に掲げていた、例えば、僕ら老人に直接関係のある「後期高齢者医療制度」の廃止はど
うなのか。新聞報道では見送りで26日召集の国会でも審議されず、先送りだという。他の
目玉「子供手当て」「生活保護母子家庭への加算復活」もなんだかうやむやになっている
印象を受ける。

民主党のマニフェストは、つまるところ政治的な”大言壮語”だったのかー移りげな国民世
論である。だんだんそう感じ始めてきている。だからこそ、小沢さんが参院選挙に向けて飛
び回るのかもしれないが。長妻厚労大臣が省内の人事評価制度を発表に当たって、”明
治維新以来”の改革と言っていたが、こういう形容詞はマスコミにまかせ、地に足をつけた
政策を頼みたい。