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「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          日本人の警戒心 防犯意識

2008-07-26 05:23:55 | Weblog
暑い暑い。これで東京は何日猛暑日が続いているのだろうかー。この最中,階下
に住むアフリカ人の部屋のクーラーがダウンしてしまった。近くの大手スーパーに
聞くと、新製品を敷設するには月末まで待たなければならない。”人道上”の問題
なので、高いが近くの業者に頼むことにした。

この暑さなのにアフリカの住人は、日中も厳重に雨戸のシャッターを厳重に閉めて
生活している。窓も閉じているため風も通わない。それで室内は余計に暑い。前か
ら気にかかっていた。近所の駐車場の騒音防止かなと思っていたが、遅まきながら
気がついた。防犯上の理由からのようだ。外務省のこの国に住む邦人用の安全HP
には、事細かに対策が書いてある。"家の扉は金属製で、二つ以上施錠しなくては
ならない。窓枠は金属製で・・・・・”どうも本国の習慣をもちこんでいるようなのだ。

外国で生活した経験者はわかるが、日本の住居ぐらい無防備なのは珍しい。とくに
伝統的な木造家屋はそうである。まるで泥棒に”どうぞお入りください”とうほど危険
である。今でも小さな町の日本式の旅館に泊まると、部屋ごとに鍵はなく、あっても
形だけのところがある。外国人と一緒に旅行するとこれが一番困る。

東京のわが家でも昭和30年頃までは、外出時、家の鍵を郵便箱に"隠して”出かけ”
たが、今は考えられない。日本の治安が悪くなったのか、日本人の防犯意識が高ま
ったのか判らない。これも「国際化」の一つの現われだ。国の防備はどうだろうかー。