「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

          民主党の"わが世の春”

2008-04-06 06:44:45 | Weblog
新聞に東京・音羽の鳩山会館にの恒例の「櫻を観る会」の写真が載っていた。小沢
一郎代表を中心に民主党幹部のお歴々が、杯を上げ、勝ち誇ったように"わが世の
春”を謳歌しているーように僕の目には映った。

民主党にとっては政権奪取の千載一遇のチャンスかも知れないが、国民にとっては
困りものだ。国の経済の舵取り役の日銀総裁は決まらず、全国の道路計画もストップ、
地方の経済は停滞し始めてきた。ガソリン代の値下げで喜んでいる時ではない。政府
の施策も悪いが、それ以上に民主党の対応がお粗末だ。一か月以上も参院の実質
審議をストップさせたのは民主党の責任だ。言い訳にはならない。

またまた小沢代表が在日米軍駐留経費負担に関する新特別協定案を議決する衆院
本会議を欠席した。例によって”別の日程があった”という説明で"私には私の優先順
位がある”そうだ。まったく国会議員としての自覚がなく、自分勝手な男である。

その昔、仁徳天皇が、高き屋に上り、民のかまどが賑っているかどうか観察したという
古事を修身で習った。音羽山上の鳩山会館から眺めた民のかまどぶりはどうだったか。
政府も野党も国民の視点にたっての政治を唱っているが、国会が混乱しているうちに
民の心は閉塞し、いらいらが積もってきた。9日には党首会談が予定されているそうだ
が、またまた直前になって小沢代表が”ドタキャン”するのではないかと、僕は心配して
いる。それほどまでに信用はない。お二人とも頑張って下さい。