柔道日本代表や駅伝名門高校でも発覚した体罰の問題。
今回はこの問題について自分の意見を話します。
まずは自分の体験談から。
幸運にも僕がスポーツをやってきた環境はいわゆる昔ながらの体育会系な感じではなく、先生や先輩とも仲良くやってました。
それでも顧問にぶたれた事はあります。
それは高三の合宿のバス移動でパーキングエリアに寄った際、30分休憩と30分集合を間違えた自分を含めた上級生が全員遅刻。
全員平手打ちを一発食らいました。
後にも先にもそれ一回。
チームに迷惑かけたわけなのでぶたれた事には納得してますし、むしろあの先生にそういう事をさせてしまったという罪悪感が強く残りました。
結局はそういう事だと思います。
常態化した暴力に意味はないですが、効果的な一発というものは確かに存在するというのが僕の考えです。
かといって僕達が小中学生に手をあげるなんて事はないですし、現役ランナーですから頑張っても結果が出せない子の気持ちは痛い程理解してるつもりなのでその事に関して叱ったり文句を言うこともありません。
ただそれはルールや勝敗を度外視するという事ではないです。
公共施設を使ってチームとして練習してる以上ルールを守れない子に対しては今以上に厳しく接していかないといけないと思ってます。
そしてスポーツ選手である以上全力を出さない事が相手に対しても自分に対しても一番のアンフェアなプレーだと感じています。
僕自身子どもたちとの距離の取り方をまだまだ難しく感じていて、特にクラブの中心メンバーとは長い子だともう4年も一緒に練習してるのでどうしても『仲間』意識が強くその事がベーシックの練習をやらせる際には難しさに繋がっていると感じます。
今回問題になってる先生も最初からこうだったとは思えません。
体罰の事がニュースや新聞でも大きく取り上げられたくさんの意見を目にしてきましたがやはり周りの環境というものがなにより大きいのだと思いました。
社会体育であるクラブは学校体育である部活と違って比較的オープンな環境でたくさんの人に見守られています。
僕自身怒鳴ったり、手が出そうになる事がまったくなかったとは言い切れないですし、長く続けていく事で少しずつ変わっていってしまうかもしれません。
道を踏み外しかけたときは遠慮なく言ってください。
それが子ども達のため、そしてなにより僕自身のためになると思っています。