安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

小島のり子 SONGS FOR MY SAKE

2012-04-25 20:52:15 | その他木管楽器

単身赴任している飯田市内の住居から、歩いてほんの2~3分のところに「CANVAS」(キャンバス)というライブハウスがあります。先週の20日(金)、小島のり子(fl)カルテットのライブがあったので、出かけてみました。ここは、ジャズやフォークのライブを月に2~4回、20年以上にわたり続けているとのことです。肝心の演奏の方は、フルートとギターの掛け合いなどスリルがあり、なかなかのものでした。ライブ終了後に、購入したCDです。

NORIKO KOJIMA (小島 のり子)
SONGS FOR MY SAKE (What's New 2011年録音)

  Songsformysake

飯田市に来るまでは、ここにライブハウスがあって、ジャズやフォークなどプロ奏者の演奏が聴くことができるとは思いもよりませんでした。僕にとっては、たいへんありがたいです。マスターの桑原さんはギター奏者でもあり、様々な活動をしています。過去には、ローランド・ハナ(p)など著名ミュージシャンが出演し、来月は宮の上貴昭(g)が予定されるなど、活発にライブを催しています。

当夜の小島のり子カルテットのメンバーは、小島のり子(fl)、田口悌治(g)、鈴木克人(b)、水口泰邦(ds)で、Songs for My Sakeツァーということで、このCDの録音時のメンバーでもあります。CDでは、ここに二人のピアニストが加わり、二村希一と大口純一郎が前半と後半を分け合っています。

ライブでは、ビートルズの曲やスタンダードが演奏され、スタンダードは「When I Fall in Love」、「It Ain't Necessarily So」、「Come Rain Come Shine」、アンコールの「Work Song」などで、小島さんのトークも交えて楽しめました。フルートは音圧が低いからと、ベースとユニゾンでテーマを吹いたり、ギターとエキサイティングなやりとりをするなど、早い曲を中心として、聴きごたえがありました。ギターの田口悌治の音色、コードワークも出色でした。

CD収録曲からは、「Primaveral」(阿櫻)、「Itsuki Lullaby」(五木の子守唄)、「The Cool Kite」(加賀鳶)が演奏され、ことに加賀鳶は日本的で舞い上がるようななフルートに相応しいテーマを持った小島さんのオリジナル曲で面白い。日本酒をテーマにしたこのCDには、他にオリジナルが「Snow Notes」(雪譜)、「Since We Met」(国の寿)、「A Little Cascade」(越乃景虎)、「Blues In The Sky」(浦霞)、「Not To Worry」(田酒)、「October The First」(開運)と、スタンダードの「What Is This Thing Called Love?」と「For Heaven's Sake」が収録され、全11曲。

ステージもよかったのですが、CDの方も、「What Is This Thing Called Love?」やオリジナルの「The Cool Kite」をはじめいい演奏があり、二人のピアニストのプレイも気合が入っています。

【小島のり子カルテット  Live  At  CANVAS】

演奏しているところを撮影しましたが、ぼけてしまいました。

    Kojimanorikoqautetliveatcanvas

【CANVAS住所等】

長野県飯田市知久町2-1熊谷ビルB-1
Tel :0265-52-3620
HP:Canvasホームページ

入り口
   

    Canvasiriguchi20120420



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