昨日の日本経済新聞の会社研究でソニーが取り上げられていました。今後の経営戦略が課題という内容ですが、ソフトとハードの融合を目指すようです。ソニー(CBSソニー)は、COLUMBIA、EPICなどのレーベルを持っていますが、日本では売れ筋しかカタログにありません。オリジナルジャケットの絵でCD復刻をしてもらいたいものです。
LOREZ ALEXANDRIA (ロレツ・アレキサンドリア)
MY ONE AND ONLY LOVE (SONY 1986年録音)
ジャケットがイラストになっているソニーCDクラブからのもの。本作品は飛びきりのものなので、所持している人が多いと思います。CDであってもジャケットはオリジナルと同じものがほしいと思います。
トミー・フラナガン(ピアノ)の素晴らしさがよい録音ではっきりわかります。同じ音(鍵盤)を弾いていても、力の入れ具合で音のニュアンスを微妙に変えているのがわかります。表情をつけ、スイング感も豊かで、ピアノも歌っている感じです。そして、ピアノ・ソロがあればいいなという箇所では、印象的なソロが必ず入っています。
もちろん、ロレツの代表作の一つです。軽いフェイクをいれながら、リズムに快適に乗った、いかにもジャズ・ヴォーカルという、たいへんうれしい作品です。曲目はすべてスタンダードで、「My One And Only Love」、「Almost Like Being in Love」、「I'm Through With Love」、「Nature Boy」など得意のレパートリー10曲が収録されています。
アウシュヴィッツ・シリーズのロレツですね。モノクロの暗いジャケのせいかあまり売れなかったアルバムです。こちらの再発は初めて見ましたが、明るくしたら売れるというものではないでしょうね。ジャケにより売れ行きが左右されるといいますが、中身がないのにエロジャケで売ろうとする某レーベルの魂胆も考えものです。
また、来年もよろしくお願い致します。
それでは、よいお年を!
そして楽しい Jazz Life を!
中身がないのにエロジャケで売ろうとする某レーベルは、だいたい察しがつきます。お色気ジャケットも中身がともなってこそ、魅力があるのにと思います。
来年もよろしくお願いします。
よいお年を!