安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

ボビー・ハッチャーソン COMPONENTS

2010-01-24 20:00:40 | ヴァイブ、オルガン他

21日の木曜日に東京へ出張してきました。四ツ谷に用事があり、ちょうどお昼休みがうまく空いたので、約2年ぶりにジャズ喫茶の「いーぐる」によってみました。ジャズ喫茶・バーは夕方からの営業が多くなっているので、お昼から開いているのはありがたいことです。1時間ほどスピーカーの近くに座って音のシャワーを浴びてきました。そのとき聴いたアルバムです。

BOBBY HUTCHERSON (ボビー・ハッチャーソン)
COMPONENTS (Blue Note 1965年録音)

 Componentshutcherson

スピーカーから流れてきたとき、ボビー・ハッチャーソン(ヴァイブ)らしいとは気付きましたが、よくわからなかったので、立てかけてあるCDジャケットを見ました。ブルーノート作品にもかかわらずCDでしたが、実は最近復刻されたものが(TOCJ-8570)本邦における初の発売です。さっそく東京でゲットしてきました。

ハッチャーソンは、クールでフレッシュな音の響きが魅力ですが、「新主流派~フリー」というカテゴリーでとらえられたためか、人気という点ではもう一歩かもしれません。しかし、この「COMPONENTS」は、オーソドックスなプレイが含まれ、メロディの綺麗な曲も収録されているので、手に入れてよかったものです。

メンバーは、ハッチャーソン(vib)、フレディ・ハバード(tp)、ジェームス・スポールディング(fl、as)、ハービー・ハンコック(p)、ロン・カーター(b)、ジョー・チェンバース(ds)。全8曲中、前半の4曲はハッチャーソンの、後半の4曲はチェンバースのオリジナルです。スポールディングは、フルートで幻想的なムードをだすなどして貢献しています。

前半4曲は、聴きやすく、「Little B's Poem」は可愛らしい曲想で、フルートのソロが光ります。「Components」は、ハバードはじめ共演陣がエネルギッシュなソロをとり、ハッチャーソンもフレッシュなプレイを繰りひろげています。「Tranquillity」はバラード、「West 22nd Street」は遅いテンポでブルージー。後半4曲はアブストラクトの傾向ですが、「Pastoral」は短い演奏ながらヴァイブがリリカル。

ホームページにアン・ギルバート(ヴォーカル)を掲載しました。時間があればご覧ください。モダンジャズやヴォーカルを聴こう アン・ギルバート

 Iriguchikakudai20100121

  「いーぐる」の入り口



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2 コメント

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こんばんは♪ (Coffee Winds)
2010-01-25 23:04:10
こんばんは♪
イーグルですね(^・^)
昔からのJAZZ喫茶の雰囲気をまだ残しているお店ですね。
1967年開業ですか?長くやってるんですね。後藤さんも白髪になるわけですね。
今回のハッチャーソンも手元にありません。私もさっそくゲットしなければ・・・
クールなヴァイブで好きですが、人気は少しかな?
ヴァイブはやる人少なく、大物がいるからでしょうか?
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Coffee Windsさん コメントありがとうございます。 (azumino)
2010-01-26 20:58:37
Coffee Windsさん コメントありがとうございます。

「いーぐる」は、頑張っていて嬉しいです。ライブに走らずいろいろなアルバムを聴かせてくれているのが素晴らしい。このCDの販売価格は1100円なので、今が買い時かもしれません。ハッチャーソンの自作曲は、メロディ、演奏ともにいいです。
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