東急ホテルズのPR誌「COMFORTS Vol.75」の特集は『金沢。冬のとっておき旅』です。近江町市場、金沢の冬の味覚6選、街のなかの銭湯めぐり、冬はじっくり金沢の手しごとなどが紹介されていて、コンパクトながら充実した内容です。男性ヴォーカルの名盤をSACDでじっくり聴きました。
JOHN COLTRANE (ジョン・コルトレーン)
JOHNNY HARTMAN (ジョニー・ハートマン)
JOHN COLTRANE AND JOHNNY HARTMAN (Impulse 1963年録音)
ジョニー・ハートマン(1923~83年)の代表作としてばかりでなく、男性ヴォーカル屈指の人気盤で、ご存じの方が大半だと思います。学生時代からの愛聴盤ですが、タワー・レコードから2018年に発売されたSACDを入手したので、それを聴いてみました。また、手持ちのレコード2種類もいい機会なので聴いてみました。
メンバーは、ジョン・コルトレーン(ts)、ジョニー・ハートマン(vo)、マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)。ハートマンは、囁くように歌うクルーナーとよく言われますが、キャリア初期には、アール・ハインズ・バンドやディジー・ガレスピー・ビッグバンドに在籍しており、いろいろな経験を積んでいると思われます。
曲目は有名バラード曲です。「They Say It's Wonderful」、「Dedicated to You」、「My One and Only Love」、「Lush Life」、「You are Too Beautiful」、「Autumn Serenade」の6曲。コルトレーンは、1962年に「Ballds」というアルバムを発表していて、その続編ともいえる内容ですが、魅力的な曲ばかりで曲名を観ただけでメロディが思い浮かびます。
エバーグリーンというのはこういうアルバムを指すのでしょう。ジョニー・ハートマン(vo)の滑らかで漆黒な歌声に、ジョン・コルトレーン(ts)のテナーサックスのオブリガートやソロが挟まり温かさと寛ぎが感じられ、まさに至福のひと時を過ごすことができます。全部よいですが、「They say It's Wonderful」、「My One and Only Love」、「Lush Life」あたりは傑作で、リズムがエキゾティックな「Autumn Serenade」も好んでいます。新たにマスタリングされたこのSACDは、特にハートマンの低音部が豊かに聴こえます。
(アナログレコードも聴いてみました。)
abc impulseレーベルのレコードです。録音技師のRVG(ルディ・ヴァン・ゲルダー)の刻印も入っています。
ビクターから発売された国内盤のレコードです。演奏内容が良いので、音がまずまずでも気になりません。
続いて、ジョニー・ハートマンの「I Just Dropped By To Say Hello」(abc Impulse盤)も聴きました。
【東急ホテルズ情報誌 COMFORTS vol.75】
表紙。兼六園の冬景色が表紙に使われています。
近江町市場が写っています。
金沢冬の味覚として6店舗が紹介されています。このページは、「鮨 みつ川」というお店が載っています。
「鮨処 あいじ」の紹介。ノドグロの握りを蒸した「ノドグロの蒸し寿司」が絶品だそうです。写真では、真ん中右側にみえます。
金沢市街地には、銭湯が多くてびっくりしました。中には温泉もあります。
金箔貼り体験ができるようです。お店は、ひがし茶屋街にある「かなざわ 美かざり あさの」です。