JR東日本の駅やNEXCO中日本の高速道SAに置いてある観光パンフレットの中で、よく見るのが、富山県の「ねまるちゃ」です。「ねまるちゃ」という語感が記憶に残るのと、内容が充実しているからです。観光にはブランクができてしまいましたが、そろそろ解消したいところ。30年間のブランクを経て復活したミュージシャン。
FRANK MORGAN (フランク・モーガン)
BEEOP LIVES! (CONTEMPORARY 1986年録音)
フランク・モーガン(as, 1933~2007年)は、それほど有名ではありませんが、アート・ペッパー(as)と同じように麻薬によるブランクを経て奇跡の復活を遂げたミュージシャンです。1955年録音のリーダー作や復活後のアルバムも悪くないので、僕はたまに聴いています。
メンバーは、フランク・モーガン(as)、ジョニー・コールズ(フリューゲルホーン)、シダー・ウォルトン(p)、バスター・ウィリアムズ(b)、ビリー・ヒギンズ(ds)。最初は、サイドメンの顔ぶれが良かったので購入しました。ニューヨークのジャズクラブ「ヴィレッジバンガード」におけるライブ録音です。
曲は次のとおり。
1 What is This Thing Called Love? (Cole Porter)
2 Parker's Mood (Charlie Parker)
3 Well, You Needn't (Thelonious Monk)
4 Little Melonae (Jackie McLean)
5 Come Sunday (Duke Ellington)
6 All The Things You Are (Jerome Kern)
チャーリー・パーカー作曲の「Parker's Mood」などジャズオリジナルと有名スタンダード曲が選曲されています。
フランク・モーガン(as)のチャーリー・パーカーに影響を受けたビ・バップの演奏が大いに楽します。また、曲のイントロやスローテンポな曲では、バップ以前のスイング時代を髣髴とさせるプレイをするなど個性も感じさせられます。出だしの「What is This Thing Called Love?」からモーガンは好調ですが、バラードの「Come Sunday」と、それに続く「All The Things You Are」では艶やかなアルトサックスの音色による詩情が感じられるプレイが素晴らしい。ジョニー・コールズ、シダー・ウォルトンらサイドメンも温かい演奏ぶりで盛り立てています。
ジャケット裏面にあるフランク・モーガンの演奏写真。
【富山県の観光PRパンフレット「ねまるちゃ」】
タイトルの「ねまるちゃ」とは、「ねまる」が富山弁で「座る・休む」の意味で、富山でゆっくりくつろいで休んで欲しいという願いをこめてつけられたネーミング(造語)だそうです。なかなかいいタイトルです。
ねまるちゃ2020年冬号表紙。これは高速道路のSAに置いてあったもの。
こちらは、JR東日本の駅に置いてあったものです。基本的には同じですが、JRの情報なども載っています。
冬号では、旬の味覚に焦点が当たっています。富山湾寿司ですが、こんなの見ると海のない長野県から出かけたくなります。
寒ブリと紅ズワイガニの記事。食べられる飲食店の紹介もあり、具体的で良いです。
お酒の紹介ページです。クラフトビールも各種あるようです。
2021年春号で、高速道のSAに置いてあったもの。モデルは、深川麻衣さんのようです。
立山黒部アルペンルートは、全線開業50周年だそうです。トロッコ電車を運営する黒部峡谷鉄道(株)も開業50周年だそうです。
春が見どころの美景スポットの紹介。左上にある300万本のチューリップは、入善町のにゅうぜんフラワーロードだそうです。入善なら比較的近いので、出かけようと思います。
早朝営業の食堂で地のモノをいただくという記事。上段は、速水市の「きときと食堂」、下段は、氷見市の「魚市場食堂」の紹介です。新鮮な魚が美味しそうです。
【とやま観光ナビホームページ】
こちらのホームページで、春号は綺麗に見ることができます。