安曇野ジャズファンの雑記帳

信州に暮らすジャズファンが、聴いたCDやLPの感想、ジャズ喫茶、登山、旅行などについて綴っています。

パトリシア・バーバーのCD「NIGHT CLUB」と三澤珈琲松本店の話題

2019-11-07 20:03:19 | ヴォーカル(L~R)

珈琲豆販売と喫茶の三澤珈琲に松本店があることを知ったので、先日訪れました。かつて、飯田市に単身赴任していた時に伊那店(現在は別経営)に度々寄っていましたが、その時以来で、久しぶりに飲む珈琲が懐かしかった。コーヒーにも合いますが、お酒に似合うアルバム。

PATRICIA BARBER (パトリシア・バーバー) 
NIGHT CLUB (Premonition 2000年録音)

   

パトリシア・バーバー(1955年生)は、シカゴを拠点に活動するピアニスト、ヴォーカリスト、作曲家で、ブルーノートレーベルからもCDが発売されていたので、日本でも知られていると思います。ロックからの影響も受けたコンテンポラリー系で独自の個性をもっている人ですが、これはスタンダード中心の親しみやすいアルバム。

メンバーは、パトリシア・バーバー(vo,p)、チャーリー・ハンター(g)、マーク・ジョンソン(b)、Michael Arnopol(b)、アダム・ナスバウム(ds)、Adam Cruz(ds)。チャーリー・ハンターやマーク・ジョンソンのプレイも気になります。

曲は、「Bye Bye Blackbird」、「Invitation」、「Yesterdays」、「Just for a Thrill」、「You Don't Know Me」、「Alfie」、「Autumn Leaves」(枯葉)、「Summer Samba」、「All or nothing at All」、「So In Love」、「A Man & A Woman」(男と女)、「I Fall in Love Too Easily」の12曲。大部分がスタンダードですが、「A Man & A Woman」はフランシス・レイ作曲の映画音楽で、バーバーはスキャットで歌っています。

パトリシア・バーバー(vo,p)の表現の広さ、深さに魅せられたアルバム。低めの声のウィスパーヴォイス系で、やや暗めながら、音の強弱や声色のニュアンス、テンポの変化などが多彩です。「Invitation」における変幻自在ぶり、ボッサ系の寛げる「Summer Samba」、素晴らしくスイングした「All or Nothing at All」、 スキャットで力を抜いて歌う「A Man & A Woman」など、小さめのジャズクラブで聴きたい歌ばかりです。ハンター(g)は3曲だけの参加ですが、ブルージーなプレイで、華を添えています。

【パトリシア・バーバーのホームページ】

patriciabarber.com

スケジュールを見ると、シカゴのジャズクラブ「The Green Mill」にほぼ毎週月曜日に出演するほか、米国西海岸のクラブ出演やヨーロッパ各地(ロンドン、パリ、マドリード、ミュンヘン、オスロなど)へのツァーなど、人気のある歌手です。

【三澤珈琲 松本店】

住所:長野県松本市征矢野1-6-7
電話:0263-87-1511
ホームページ:misawa coffee

 

外観。

店内。喫茶部門はありますが、本来はコーヒー豆の販売がメインでしょうか。

喫茶部門の厨房。器具を見たら「kalita」のものを使って珈琲を淹れていました。

珈琲とモンブランケーキ。

珈琲。たっぷりと入っていました。



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