goo blog サービス終了のお知らせ 

あずまクラブ(越前の守)です。正しい心の探究をします。

”人間は夢とロマンを持つから動物とは決定的に違う”から始めます。正しい心の探究です。

中国の大学生に“超氷河期” 727万人卒業 日系企業も受け皿に 

2014-06-03 00:19:26 | 日記

支那人はスパイだよ~ん

大切なノウハウのみならず、いざとなれば、日本人を敵にする体制ですぞ。

 

産経ニュースより

 6月の卒業シーズンを迎え、中国の大学生が厳しい就職戦線に立たされている。ここ数年の大学数と入学定員の急増で、今年は過去最多の727万人が卒業する。だが、大卒に見合った求人は構造的に不足しており、景気の減速も“就職氷河期”に拍車をかけている。一方、日中関係が悪化しても日本語を学ぶ学生らの就職活動は比較的好調で、日系企業が高学歴層の雇用の受け皿ともなっている。

 今年の就職戦線には、昨年の就職浪人組となる約100万人も“参戦”する見込み。4月末に李克強首相が大学生の就職支援強化を指示しており、いまや中国の国家的な課題だ。

 中国は1999年から高等教育システムの改革に乗り出し、2001年に約115万人だった大学定員は13年間で6倍超にまで大幅に拡大した。

 しかしあまりに性急な大学生の増加に比べ、大都市では大卒に見合った求人が当初の予測ほど増えず、労働市場のミスマッチは拡大している。

 ある女子大生は「長い時間をかけて勉強してきたのだから、理想の職につきたい」と述べ、やりがいや待遇への高い理想を訴えた。

 こうした中、中国に進出した日本企業は、景気減速や日中関係の悪化にさらされながらも、推定1千万人の雇用を創出している。

 特に日本企業の多い上海では約10万人の就職が決まらぬ中、「日本語ができる学生が就職に困ることはない」(大学の就職担当者)という。

 他の外資系に比べ、日本企業の待遇が際立ってよいわけではないが、専門知識を生かし、大都市で安定的に働ける魅力がある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【ザ・ファクト公開中】天安門事件から25年 悪化する中国の人権状況

2014-06-03 00:00:10 | 日記

ザ・リバティーweb   より

民主化を求める学生や市民を、中国人民解放軍が虐殺した天安門事件から、6月4日で25年となる。武器を持たない学生らに対し、戦車まで投入して弾圧を行ったこの事件の犠牲者は、2千人とも1万人とも言われている。その後、中国政府は徹底した情報統制により、事件そのものを隠ぺいしたため、中国国民にはいまだに真相は知らされていない。

 

マスコミが報じない「真実」を伝えるネット・オピニオン番組「THE FACT(ザ・ファクト)」の第10回は、「天安門事件25年~中国最大のタブー"大虐殺"の真相~」と題して、当時の関係者の話を交えて天安門事件の真相を報じている。今回は2回シリーズの1回目となる。映像は約12分間で、番組のYouTubeチャンネル( http://www.youtube.com/user/theFACTtvChannel )で観ることができる。

 

同番組では、当時の学生リーダーで現在は台湾で活動する王丹(おう・たん)氏と、アメリカで活動する中国の人権活動家で作家の余傑(よ・けつ)氏のインタビューを通して、事件当時の状況やその後の活動について伝えている。

 

王丹氏は本誌7月号でも、インタビューに答えている。

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7873

 

印象的なのは、「天安門事件から25年経ち、中国の人権状況は悪化している」と、王氏、余氏ともに指摘していることだ。余氏は、「習近平政権になってから(1年3カ月で)、逮捕された人権弁護士や記者は150人に上る。これは胡錦濤時代の10年間の合計を超えている」と述べている。

 

中国は、いまやGDPが世界第2位の経済大国となった。しかし、その内情は、国民の人権や自由が制限され、天安門事件のような自国の重大な事件について知ることもできない、前近代的な統制国家だ。

 

国際社会は、経済的利益だけを目的に中国と付き合うのではなく、中国の民主化に向けて強く働きかけ、この国においても神の正義が体現されるよう導かなければならない。それは、中国13億の国民だけではなく、将来の世界の平和と繁栄のためでもある。(紘)

 

【関連サイト】

「THE FACT」YouTubeチャンネル

http://www.youtube.com/user/theFACTtvChannel

 

【関連記事】

2014年7月号記事 【インタビュー】天安門事件から25年 日本は積極的に中国に民主化を求めてほしい

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7873

 

2014年5月3日付本欄 香港で天安門事件記念館が開館 ウイグルでも弾圧に抗議

http://the-liberty.com/article.php?item_id=7792

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「国債を安全資産から外す」規制案が浮上 銀行は本来の使命を忘れるな

2014-06-03 00:00:10 | 日記

ザ・リバティーweb  より

新たに議論されている国際的な「金融規制」が、日本や世界の経済を縮小させる可能性がある。

 

金融規制は、「金融危機を防ぐため」として設定されてきたものだ。銀行の仕事は、企業に資金を貸し出すことだが、企業の倒産などで資金を回収できなくなった場合、銀行の資金が不足し、他の銀行に借りていた資金を返せなくなったり、顧客が預金を引き出せなくなることがある。結果、他の銀行や顧客も同じ状況に陥って、それが経済全体に連鎖すれば、金融危機になってしまう。

 

そうした危機を事前に防ぐため、「自己資本規制」なるものが考えられた。各銀行が資金を回収できなくても、他の業務に支障が出ないよう、ある程度の自己資金を手元に残しておくというものだ。

 

国際機関であるバーゼル銀行監督委員会は、金融危機が世界に広がることを防ぐためとして、「海外で業務をする銀行は、出資額の最低8%以上の自己資本を持たなければならない」と定めた。この規制は、リーマンショックなどを経ながら、次第に厳しくなっている。

 

そして現在、2020年頃から新たに導入される規制について議論されていると、日本経済新聞が報じた。ここで焦点となりつつあるのが、「銀行が"政府"にお金を貸す場合、自己資本は必要なのか」ということ。つまり、「国債を持つことへの自己資本規制」までかけられる可能性があるということだ。

 

従来、国債は「最も安全な資産」と考えられてきた。国は未来にわたる徴税権を持っており、最も信用できる機関だからだ。しかし、2010年の欧州危機でギリシャやポルトガルなどの国債の信用が失墜した。実際に、返せなくなる(デフォルトする)寸前まできたことから、「国債は安全ではない」という見方が出てきたことが、今回の議論の背景にある。

 

これは国際的な統一基準なので、ギリシャなど小国の国債への不安のために、日本の国債にまで規制が適用されるかもしれない。そうなればこれは不当な規制と言える。ギリシャなどのデフォルト寸前となった国債は対外債務だが、日本国債は対内債務であり、経済規模も桁違いだからだ。

 

また、こうした規制には別の危険が潜んでいる。国債を買うたびに一定の資金をキープしておかなければならないなら、金融機関が国債保有を避けるようになり、国債の大量売却も招きかねない。

 

これまで自己資本規制を定めた際にも似たような現象は起きた。一定額を手元に置かなければいけなくなった銀行は、貸し出す量を減らす。結果的に、「貸し渋り」や「貸しはがし」が発生し、生き残る可能性のあった企業が大量に倒産してしまったのだ。

 

そもそも銀行の仕事は、企業や産業を育てるため、リスクを取って資金を貸し出すことだ。にもかかわらず、リスクを取れないようにする規制を増やせば、企業が育たずに潰れてしまい、経済を縮小させることにつながる。

 

銀行の財政的安定性も、ある程度は必要だが、国債を持つために一律の自己資本の保有を義務付けるところまでいくと、「経済を発展させる」という銀行本来の使命を失わせる危険性がある。銀行は、真のバンカースピリッツを忘れてはならない。(光)

 

【関連書籍】

幸福の科学出版 『Power to the Future』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=927

 

【関連記事】

2012年12月号記事 銀行を過度に守る金融政策の間違い

http://the-liberty.com/article.php?item_id=5062

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日韓関係、歴史認識、女性論、そしてキリスト教信仰について曽野綾子氏の真意に迫る

2014-06-03 00:00:10 | 日記

ザ・リバティーweb   より

日韓関係、歴史認識、女性論、そしてキリスト教信仰について曽野綾子氏の真意に迫る

日韓関係、歴史認識、女性論、そしてキリスト教信仰について曽野綾子氏の真意に迫る

 

公開霊言抜粋レポート

 

保守論客 曽野綾子氏の「毒舌」はどこまで本音なのか?

公開霊言「曽野綾子のスピリチュアル・メッセージ」

2014年3月12日収録

 年齢を重ねてなお、社会的に影響のある言論活動を続けられる人は少ない。それが女性となるとさらに数がグッと減ってしまう。すぐ名前が浮かぶような人は、実際、片手で数えられるくらいかもしれない。しかし、作家として現在も旺盛な活動をしている曽野綾子氏は確実にその中に入る人物だろう。

 80歳を超えた今となっても、曽野氏の活動の勢いは衰える様子がない。作家として20代の頃から活躍し、『誰のために愛するか』『神の汚れた手』などの代表作をはじめ、小説やエッセイを中心に数多くの作品を世に問うてきた。クリスチャン作家らしく、人生訓・処世訓をちりばめた著書も多く著わしている。

 曽野氏は保守系の言論人としても筆を振るっている。第二次大戦の沖縄戦において日本軍が民間人に集団自決を強要したとされる事件について、現地調査を行ってその根拠の薄さを暴いたこともある。

 また、現代の女性社員に対し「出産したらお辞めなさい」と発言するなど、他の人が言うと「差別」「反動」と批判されかねない言葉を平気で発する一面がある。確かに“逸脱"発言がしばしばあることは否めないが、戦前の良さをよく知る立場から、現代人の「甘え」や「劣化」を叱るという一定の役割を果たしてい るとも言える。そうした率直な発言も、曽野氏の人気の理由だろう。

 さらに、曽野氏は作家であるだけではなく、日本財団の会長や海外邦人宣教者活動援助後援会(JOMAS)代表として、国内外で多くの慈善事業・公益事業に関わってきた。そうした実績があるため、その言論にも説得力がこもる。

 大川隆法・幸福の科学創始者兼総裁は、櫻井よしこ氏や瀬戸内寂聴氏など、女性言論人の守護霊による霊言をすでに行ってきたが、今回、曽野綾子氏の守護霊からコンタクトがあり、霊言収録の運びとなった。霊言では、日本への嫌がらせを続ける中国・韓国への考え、先の大戦への見方、自身の信仰観、幸福の科学への思いなど、様々なテーマについて議論された。その結果、曽野氏の魂が、歴史認識などについては高い認識力を持ちながら、信仰の面については一定の課題を背負っていることも明らかになった。

 

 

日本の戦争には大義があった

 霊言の冒頭、韓国の朴槿恵大統領が、各国に日本の悪口を言って回っている問題について訊かれた曽野氏の守護霊は「自分が経験もせず、知識も十分でない部分について、僭越すぎる意見を吐いて、国論として国民を誘導している」と批判。中国や韓国が戦前の日本を糾弾し続けることについて、現在の内政上の不具合を日本のせいにしているだけであり、子どもの振る舞いだと一刀両断した。

 韓国が主張する従軍慰安婦の強制連行、中国が主張する南京大虐殺などが、どちらも根拠のない捏造であることはすでに明らかになっている。そもそも日本に後ろめたいことはないが、いずれにせよ、70年以上前の他国の行為を持ち出して、内政が不調である原因を転嫁しようとする態度は、曽野氏守護霊が言う通 り、責任ある大人の態度とは言えないだろう。

 さらに先の日本の戦争についての見方として「国家理念として、アジアの解放から太平洋圏の繁栄っていう理想を掲げての戦いではあった」と述べ、日本の戦いの意義を強調。少なくとも、西洋列強が行ってきた植民地支配や人種差別が歴史的断罪を受けていないにもかかわらず、日本が自虐史観に苛まれるべき理由はないと語った。

 さらに、アメリカなどの戦勝国は「建物を破壊し、いろんな施設も破壊できたかもしれませんが、日本人の頭脳やその中に伝わる文化的伝統までは破壊できなかった」と述べ、彼らは日本文化の厚みや底力を理解できていなかったと論じた。曽野氏守護霊は、日本が現在キリスト教化されていないのは、戦争で敗れても文化的には敗れなかったからだとも指摘したが、クリスチャンによる分析として重要だろう。

日本がアジア解放の大義を掲げて戦い、その後、アジアやアフリカが欧米による植民地支配から解放されたのは歴史的な事実。日本文化についての意見も正鵠を射ている。日本の文化や歴史についての曽野氏守護霊の見解はまさに正論と言えるだろう。

 

 

辛口の言論に見られる個人的な“好き嫌い"

 では、曽野氏守護霊は現代の世相についてはどう見ているのか。

昨年、地上の曽野氏本人は週刊誌上で、職場のセクハラやパワハラを訴える女性社員を「甘ったれ」と切り捨て、波紋を呼んだ経緯がある。

 

続きは2ページ目以降へ

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人は死を目前として何を見るのか? ― 実地調査でわかった“死ぬ直前の光景”  

2014-06-03 00:00:10 | 日記

死期が近づくと霊界が見え始めて自分の行き先を知る事になるとの

幸福の科学の教えがありました。

そう言えばの例が沢山出てくるのもの思われます。

 

理想国家日本の条件   さんより転載です。

人は死を目前として何を見るのか? — 実地調査でわかった“死ぬ直前の光景”

 

2014.05.29    

転載、させていただいた記事です

http://tocana.jp/2014/05/post_4185_entry.html


臨終を前にして本人は何を知り、何を思うのか…。愛する人間の死の間際に、親類や親しい知人友人は

何を感じるのか…。身近で死に立ち会う医師や看護婦から見て、人間の死の直前には、何か共通する

現象が起こっているのだろうか。人間の死生観にとってあまりにもデリケートな問題であるが故に、これまで

省みられることなかったこの領域に、本腰を入れて取り組んでいるのがカナダ人女性作家のパトリシア・ピアソン氏である。


■父と姉の死に直面して得た体験とは

 死期を迎える本人とその身近な人々の神秘体験を、実地に調査して考察した新作ノンフィクション

『Opening Heaven's Door』を5月に出版したパトリシア・ピアソン氏が、自著の内容について綴った

記事を「Daily Mail」紙に寄稿している。

 記事の中でピアソン氏は、手はじめにかつて自らの身辺に起こった“神秘体験”を述べている。

 彼女の父は、ある日の早朝に家族(母と彼女)の者には全く思いがけない形で急死を遂げてしまった。

暫くして、実家から100マイル離れた土地で別居している姉に、母から電話で父の死が伝えられのだが、

驚いたことにちょうど父が旅立った明け方、ベッドの中で姉は父の存在を確かに感じたのだという。

「ベッドの中で幸せな感覚が押し寄せ、私の頭に父の手が触れるのを感じたの。そして次に、私たちの

幸せな未来を写した映画のような映像を見たのよ」

 家族はすぐにはこの話を信じなかったが、今ではきっと父があの世へ旅立つ前に、離れて暮らす娘のもとへ

立ち寄ったのだ、と考えるようになっているという。

 この話は、悲劇的な後日談を交えてさらに続くことになる。実は離れて暮らす彼女の姉は末期がん患者で

あったのだが、父の死後ひと月ほど経った頃、姉の病状は致命的なまでに進行し、末期医療病棟の入院ベッド

で死を待つだけの容態になってしまったのだった。ピアソン氏をはじめ家族は、足繁く彼女のもとへと通う

日々が続いていた。

 病魔と治療で衰弱しきっていた彼女ではあったが、死亡日の10日ほど前から、どういうわけかその容貌が

血色を帯びて幸せそうな表情へと変化し、家族には見えない誰かに向かって語りかけていることが多く

なったという。

 幸せそうにする一方で、彼女は正確に自分の死期を把握していたふしがあったという。死亡時刻の

48時間前になって彼女は、「私は出かけます」と口にしたのだ。さらに逝去の数時間前にも同じ発言を繰り返し、

それから暫くして息を引き取ったのだった。病院の判断では、彼女の余命はおよそ2年以内という大まかな

予測しかなかったという。

 本格的なフィールドワークを前に、自身の死生観を揺がしたこれらの出来事を今一度反芻するピアソン氏

であったが、この体験が皮肉にも他の人々の体験談を聞き出すのに非常に役立ったという。彼女のこの話を

聞いてから、「実は今まで誰にも言ったことのない話だが…」という決まり文句の後、各々が体験した神秘体験

を語り出す人も決して少なくなかった。

deathbed1.JPG

あの世はどんな光景なのか… 画像は「Daily Mail」より

 

■さっきまでそこにいた父

 ピアソン氏の友人である大手音楽会社のディレクターも、子供の頃に体験した“神秘体験”を語って

くれた一人である。

 少年であった彼はある朝、自室で目覚めてからいつものように朝食をとるべく一階のダイニングキッチン

におりていったのだった。そこには、いつものように先にテーブルに着く父の姿があったのだが…。

父がテーブルを離れて暫くしてから、彼の母が衝撃的な発言をしたのだった。

「実はお父さんは昨晩亡くなったんだよ」

 彼はもちろん驚いたが、母の気が確かなのか心配になったという。

「父さんは今までそこに座ってたじゃないか!」

 と彼は訴えるが…。しかし確かに父は昨晩亡くなっていたのだ。この朝の一件は、これまでの彼の人生の

中で最も強烈で不可思議な体験であったという。

 

■娘の事故を夢で体験した母

 また、ある知人の女性は、彼女の姉の体験談を語ってくれた。

 姉はある深夜、砕けたガラスが辺りに散らばる感覚に襲われて不意に目覚めたという。寝室の窓ガラスが

何らかの理由で砕け散ったのだと思ったということだ。

 飛び起きた姉は慎重にベットから立ち上がり、周りに散乱するガラスの破片を集めようとしたものの、全く

何もなかった。窓を確認してみても、ヒビひとつない無傷の状態であり、単なる悪夢を見ただけだと自分を

納得させて再び床に就いたのだが…。

朝になり、姉はショッキングな一報を知らされることになる。

 なんと昨夜、彼女の娘が自動車事故を起こしていたというのだ。車のフロントガラスが粉々に砕け散る

ほどの事故だったという。

 このように、ある人物が死や危険に直面している際、親類をはじめとする身近な関係者に起こる奇妙で

不可思議な体験談は、実際に聞き出してみれば非常に多く、「もはや無視することができないものである」と

末期医療に携わる医師、ミシェル・バーバト氏は語っている。


■旅の支度 — 死期は本人が一番知っている

 カリフォルニア州の末期患者ケア施設の前代表であるデイビッド・ケスラー氏は、施設内で死期の迫った

患者が“旅支度”を始める様子を何度も見ているという。

「興味深いことに、バッグに詰める荷物を指示したり、交通機関のチケットを確認したりするなど、実際の旅支度と

なんら変わることはないんです」と、彼はかつて担当した96歳の患者を思い出す。その患者は病床で寝たままで

あるにもかかわらず、看病に来ていた娘に「もう行く時間だ。車は来ているか?」と尋ねたという。

 気丈な娘さんは父に逆らわず、「車はいつでも出せるわよ」と話につきあい、「でも、お父さんはどこに行くの?」

と思わず質問してしまったという。

すると父は「場所はわからんが、行き先はわしの目の前に広がっておる。もう時間だ」と言い、

それから息を引き取ったという。

 このように、死が訪れる正確な時間は本人が一番よく知っているように思われるケースが多いとのことだ。

 2006年のクリスマス・イブに亡くなった著名ミュージシャン、ジェームス・ブラウンは、緊急入院したときには

命に別条のない単なる肺炎だと見なされていた。

しかし、彼本人は死期の訪れを知っていたのではないかといわれている。

 彼は病院で「今夜出かけるよ」と娘に言い残し、その通りにその晩、あの世へと旅立ってしまったのだ。

 

■デスベッド・ビジョン

 女性産科医のフローレンス・バーネットは、不幸にしてお産の後に亡くなってしまったドリスについて語っている。

 難産の末、赤ちゃんは無事であったのだが、その命と引き換えのように死の淵へと向かいつつあったドリスは、

部屋の一点を見つめながら、うわごとのような言葉を口ずさんでいたという。そばにいたバーネットは、

聞き役に回って彼女の言葉に応えていたとき、

「お父さん! 今から私がそっちへ行くから喜んでいるのね!」

…とつぶやくドリスの言葉を聞き、彼女があの世の父親の姿を見ているのだと理解した。

「お父さん、ヴィダ(ドリスの姉)も一緒なのね…」

 と、姉の姿も見えているようだったが、ドリスの表情は明らかに訝し気であったという。

それから暫くしてドリスは息を引き取った。

 その後バーネットが知って驚いたことは、実はヴィダは3週間前に亡くなっていたのだが、出産を目前に控えた

ドリスがショックを受けないよう、周囲の取り計らいによってドリスには姉の死が隠されていたということだった。

死を目前にして図らずもヴィダの姿を見たドリスが、戸惑いの様子を見せたということの説明もつくし、ドリスが

見ていたと思われる人物は確かに2人ともこの世にはいない人々であることから、

本当に死後の世界を見ていたと判断できなくもないのだ。

deathbed2.JPG

天国への扉が開かれた! 画像は「Daily Mail」より

 死の間際に見る、あの世のものとしか考えられないような不思議な光景「デスベッド・ビジョン」は、

実に末期患者の41%が見ていると、バージニア大学の心理学者エミリー・ウィリアムズ・ケリー氏の

研究論文では報告されている。

 また、末期患者を現場で担当する看護婦たちの間では、正式な診察ではないものの、患者がこれらの

「デスベッド・ビジョン」を見ているかどうかが、死期が差し迫っているかどうかの判断材料になるともいわれている。

 精神科医のカーリス・オアシス氏とエランドル・ハラルドソン氏は、共同研究の中で「およそ8割の

『デスベッド・ビジョン』の内容は、患者本人に付添い人がやって来たり、本人をどこかへ

連れていくようなストーリーです」と語っている。

 

■死の直前に言語明瞭&動作機敏に

 精神疾患や認知症などの患者が、死期を目前にして突然、明瞭な話口調になるケースも数多く

報告されている。記憶障害の患者ですら、死期の直前には家族の顔と名前を理解して会話に応じ、

個々に最期の言葉を伝えることも珍しくないという。

 スコット・ヘイグ医師は、2007年に担当した患者のデイビット氏について書き残している。

 デイビット氏は肺がんを患った末、がん細胞が脳にまで転移している重症患者であった。

既に彼の話し口調は不明瞭で、動くこともままならなかった。頭部をスキャンしたところ、脳はほとんど

機能していないということも分かり、暫くして植物人間状態になってしまった。

 ある日ヘイグ医師は、午後の検診を終えたとき、デイビッド氏が懸命に呼吸をしているのを認めた。

これは臨終が迫っていることを示すサインであることを医師は経験的に知っていた。しかし次の瞬間、

長い昏睡からデイビッドは目覚め、看病していた妻と3人の子供に向かって静かに、理路整然と別れの

言葉を述べ、笑顔で手の平を叩き合ったという。そして彼は息を引き取った。

 ヘイグ医師は「これは決して彼の脳が行った言動ではない。このとき既に彼の脳は機能して

いなかったのだ」と書き記している。

 精神科医のラッセル・ノイズ医師は、2度の脳梗塞で喋ることも動くこともできなくなった91歳の老女が、

死を目前にして急に満面の笑顔を浮かべて頭を起こし、両手をあげて彼女の亡き夫の名を叫ぶ様子を

現場で目撃した。そして次の瞬間、グッタリと頭を枕に沈め息を引き取ったという。彼女がデスベット・ビジョン

を見ていたのかどうかは別としても、この一瞬、彼女が喋る能力と手を動かす力を取り戻して

いたことだけは確かである。


 倫理的、宗教的なハードルもあり、今まであまり積極的になされてこなかった人間の臨終にまつわる研究だが、

ピアソン氏によって集められた過去のケース・スタディから、いくつかの傾向がはっきりと浮き彫りになってきた

といえるだろう。今後、この分野での新たな発見が我々の死生観に多大な影響を及ぼすのではないだろうか。

(文=仲田しんじ)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする