・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

見ることのできないぐるぐる回り

2013年02月14日 | つぶやきの壺焼

北京の町の写真を見ると、スモッグの酷さに驚く。
はっきり目に見えて、これは酷いと思うのだが、原因が目に見えない微小粒子状物質だと聞くといっそう不気味になる。

PM2.5などとしゃれた命名は失敗だったと思うが、もう遅い。
粒径2.5ミクロン以下の Particulate Matter であるとどこかに書いてあったが、粒子状という言い回しにも、この化けもの性が表れている。

気体ではなく、目に見えない固体なのだろうか。

普段余り気にかけない気体という言葉が気になりはじめて、検索を試みた。
「気体は物質の三態の一つ、気相状態のものを指す」とある。

では気相状態とは、でまた検索。
「物質が、気体の状態にある相」おやおや。
ぐるぐる回りでは定義は成立せず、そのようなものと考えて納得するしかない。

PM2.5は、ハウスダストと同様に、目に見えず空気の流れにも乗らない。
風にも流されずに、その場でぐるぐる回る運動しかしないという。
それが粒の大きめの黄砂などに付着すると、風に乗ってやってくる。

あの言論豊かな国では、PM2.5は東方にある他国から流れてきたなどと、ばかげたことを平気で流しているようだ。
ぐるぐる回りも解釈次第で、回転半径を長大に引き伸ばしたこんな言いたい放題も、広大国ではまかり通るらしい。

見えないのは気持ちが悪いが、見えるものに乗ってこないように、何とかならないものだろうか。