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写真とコメントで紹介する旭川の郷土史エピソード集

「旭川歴史市民劇」 ご支援ありがとうございました!

2021-03-23 19:00:00 | 郷土史エピソード

このブログでも度々お伝えしてきましたが、旭川歴史市民劇「旭川青春グラフェイティ ザ・ゴールデンエイジ」。
今月6〜7日の本公演が無事終了しました。



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6日は148人、7日は144人の方にご観覧いただきました。
コロナ対策で客席は約半分にしていました。
なので、両日とも“大入満員”です。
そしてその観客の皆さまのパワーを貰ったキャストたちの熱演!
約8割の方が書いてくださった観客アンケートでは、なんと99%の方が、「とても良い〜良い」と答えてくれました(それ以外は1人)。
劇を通して郷土の歴史を後世につなげたい。
きっとそんな我々の思いが通じたんだと思います。


感染防止のため、約半分にした客席

今回の市民劇は、実行委員会の発足から数えて足掛け3年、脚本の執筆からですと足掛け5年に及ぶロングランの取り組みでした。
途中、コロナ感染の拡大に伴い、本公演は約半年間の延期となりました。
4か月あまりの活動停止期間を経て再開した稽古も、去年暮の旭川での相次ぐ大規模クラスターの発生等で再び中断。
その後も予断を許さない状況が続きました。
それでも無事上演することができたのは、参加メンバーがどんな状況にあっても常に希望を失わなかったこと、そして周りの方々の温かい支援があったからです。



ロビーには歴史解説のパネルも展示


特に会場変更とコロナ対策による入場料収入の大幅減少を、多くの企業や個人から寄せられた協賛金が補ってくれました。
さらに多くの方に裏方として支えてもらい、やはり多くの方々に「応援しているよ」と励ましの言葉をかけていただきました。
改めて、全ての皆さまに心からの感謝を申し上げます。



グッズ販売コーナー


一方、今振り返りますと、今回は「運」もあったと言わざるを得ません。
去年2月の予告編(プレ公演)は、公演直後に北海道での感染が急拡大。
公演日が1週間遅ければ、幕を上げることはできませんでした。
また本公演も、去年8月から延期するに当たり、2021年1月に当初計画していた市民文化会館大ホールで公演するか、3月に予告編と同じ小ホールで公演するか、2つの有力な案がありました。
感染状況の見通しが不透明な中、年度内のできるだけ遅い時期の上演を目指そうと小ホールに決めましたが、これも1月の公演にしていた場合、準備が間に合わなかった可能性が大と考えます。
実に31年ぶりだった今回の旭川での市民劇。
演劇の神様が、無事上演できるよう、我々を導いてくれたのではと思います。



マスクやフェイスシールドをしてのゲネプロ(最終リハーサル・6日)


7日の最終日、コロナのため打ち上げは行わず、本番前に「解散式」を行いました。
そして終演後、キャストたちは撤収を手伝いながら、役目がなくなった数名ずつ、名残を惜しみつつ現場を離脱し、それぞれの日常に戻っていきました。
よく「演劇は一期一会の出会い」という言い方をしますが、市民劇はさらにそうした意味合いが強いと、改めて感じました。



本番前に行われた「解散式」(7日)


なお今回の市民劇の参加者のうち、一部の若者たちは新しい劇団を結成しました。
休眠中だった劇団の再始動を計画している人もいます。
彼らの公演があったときはぜひ観てあげてほしいと思います。
そして、ワタクシは旭川の郷土史について、今後もさまざまな形で発信してまいります。
引き続きのご支援をよろしくお願いいたします。




市民劇本公演のフィナーレ