昨日、バレンタインデーでお客様よりワインをいただきました。
普段、500円のワインしか飲んだことがないのでコルク栓を開けるようなワインは久しぶりである。
ワインオープナーを出してくるがコルク栓をとる前に、周りに巻いてある銀紙の取り方がわからず苦戦。
お店のスタッフやメーカーの女性からいただいた義理チョコをつまみに飲み始める。
いつも飲んでいるワインよりコクがあって酔いが回るのが早い。
私にとってバレンタインデーというイベントで良い思い出というのは皆無であるが小学校5年生のときに、笑えない体験をした。
休み時間が終わり自分の席について机から教科書とノートを取り出そうとしたとき、机にチョコレートが入っているのである。
当時は今のような義理チョコ文化もない時代だったので小学校5年生の胸は高鳴り、頭の中は送り主が誰なのかぐるぐる駆け巡り授業どころではなかった。
授業が始まって5分ほどすると、なぜか私の左斜め後ろに座っていた女の子が泣き出した。
先生が、なぜ泣いているのかを聞くと間違えて私の机にチョコレートを入れてしまったということである。
本来、入れたかったのは私の前の席の男の子だったらしい。
現実は小説より笑えない。私は被害者なのだが、バツが悪いし、高鳴った胸の鼓動のボルテージは下がるどころの話ではない。
そんなことを思い出しながらワインを飲んでいると目の前で「なにこのワイン!凄い美味しい!」と今日で23歳になった長女が私のもらったワインをグラスに注いでいた。