朝4:40に起きて朝風呂に入って朝食を食べて6:46の新幹線で金沢から福井に向かう。
オーラが違う。
金沢に宿泊した人など少ないと思っていたが新幹線の中はランナーばかりで私と同じように金沢に宿泊した人が多いことにビックリしました。
福井駅に到着すると駅には恐竜があちらこちらにいる。
天気予報では朝は小雨の予報でしたが、曇りで風もなく絶好のマラソン日和である。
気温も寒すぎず暑すぎずだがマラソンを走るには若干暑いかもくらいであるが贅沢なことは言っていられない。
今日の目標はもちろんサブエガ(2時間50分以内)
サブエガを狙っていったい何年経ったのだろうか?何レース走ったのだろうか?そして何度も跳ね返され未だに挑戦を続けている。
サブエガで走り切るには平均4分/kmで走らないといけない。後半の失速を考え今日の作戦は前半の30kmは3分57秒/kmで走って90秒の貯金を作る。そして後半の12kmを4分5秒/kmで粘る作戦。
スタートは静岡マラソンではスタートラインを超えるまで24秒かかって焦ってしまったので早めに並ぶ。
今回はスタートラインを超えるのに6秒と最善のスタート。
最初の1km、2kmの入りは3分59秒/km。
最初の入りも早くなりすぎず上々のスタートを切れた。
3分57秒〜4分2秒/kmと多少のアップダウンや風向きでラップは変わるが安定している。
当初の作戦を変更して4分/kmで最後まで押す作戦に切り替える。
前傾姿勢とリズムだけを考えて同じ4分/kmで走っている集団の最後尾を走る。最後尾の欠点は給水を取る時にどうしてもスピードを落とさないと前のランナーにぶつかりそうになってしまうところであるが風よけになって走ってもらっているので文句は言えない。
10人ほどで走っていた集団だったが気がつくと3人になっていた。
今日は4分/kmがかなり楽に感じて、このままゴールできる予感がして、応援してくれているたくさんのランナー仲間にどうやって伝えようか、考える余裕まであった。
いつも失速する鬼門である30kmも超えて35kmまでは4分/kmを維持。
これはやっとサブエガ達成と思いながら36kmもクリア。しかしここで風が強く感じるようになってきた。向かい風である。
リズムが乱れて来て口が開いて来る。
一緒に走っていた3人で私が遅れ始める。
それでもなんとか4分10秒/kmはキープしている。
このペースを維持できればギリギリ、サブエガ行ける?もし維持できなくても自己ベスト更新は間違いない。
しかし更に向かい風が強くなり、前に進まない。前から落ちて来るランナーもいれば、後ろから抜いて行く強いランナーもいる。
やはり後半の粘りが私には足りないのだろう。残りの3kmは4分30秒/kmを超えるラップまで落ちる。
サブエガはもちろん、自己ベストも達成できず。
この1年間の練習が甘かった結果が出るので仕方ないのだが、我ながら悲しい結果である。
呆然としながら昼食を食べる。
昼食を済ませて駅の外に出てみると表彰式が始まるところだった。
第1回大会だからなのか1位のランナーに50万円、2位のランナーに40万円、3位のランナーに30万円と賞金があり、尚且つ1位のランナーに大会新記録ということで更に50万円が(女子は30万円)授与される。
男女ともに貰えて、更にその目録を渡すのが大会プロデューサーである大迫傑選手である。
大迫選手が顔が小さくてかっこいい。
なんとか近くで写真を撮りたいと動き回っていると
オーラが違う。
ランナーが憧れるランナー、カッコ良すぎである。
すっかり記録に落胆していたことも忘れて夢中になっていました。
1週間後に焼津みなとマラソンのハーフ、3週間後に長野マラソンで今シーズンのレースはは終了である。
もう一度、練習内容を見直して来シーズンは落胆することのないレースができるようにしたい。