昨日は長女の部活がないということで家族揃ってエスパルスのサポーターズサンクスデーに行くつもりでした。
が前日、連絡が入って「小学校の体育館が取れたから自主参加で出たい人は参加してください」とのこと。
当然、長女は練習参加希望。私としても中体連を前に休んでもらうよりは少しでも練習していたほうが安心。
ということでサポーターズサンクスデーには次女と女房で。私は長女の付き添いで練習に参加。
休日だというのにコーチまで参加してくださるとのこと。
このコーチにはどうやっても頭が上がらない。服織中を指導して17年というが常に情熱を持って教えて下さる。ご自身もまだ現役で自ら試合に出てもいます。普段はママさんクラブで1日中練習した後に指導にきてくれる。
生徒も父兄も信頼を寄せている熱血指導者。
新人戦優勝の功績もこのコーチなしでは絶対ありえない。
試合の日は生徒たちへのアドバイスのため、丸一日昼食も摂らないで指導してくださる。
そんなコーチに「上手くなる選手ってどんな選手なんですか?」と質問してみると
「中学生はみんな上手くなりたいと思っています。ただその思いの大きさの違い」だと
私も中学時代は卓球部で上手くなりたい気持ちは誰よりも強く練習時間以外も市民体育館に行き
ほぼ1日中卓球をしていました。
ただコーチがいるわけでもなく肝心なフォームも練習方法もわからず自己流でしたので練習していたというより遊んでいただけなのかもしれません。
ですから校内では勝てても公式試合では2回勝てれば良い方でした。
高校に入学した私は卓球を続けるのは止めて小学校時代にやっていた水泳かバスケットをやるつもりでいました。が何故か入部したのは結局、卓球部。
そこで出会ったS君。S君は中学時代、東海大会に出る静岡で知らない人はいないという超有名選手。
そのS君。強いだけでなくその容姿がすごい。高校入学当時の身長が140センチ、体重35キロ
あだ名は「チワワ」。(私の印象は火星人)
卓球台から顔が出るか出ないかの低身長なうえに腕も脚も細々。
そんなS君にどんな練習をしてきたのか聞くと「コーチや先生に頼んで卓球クラブや社会人のチームの練習に参加させてもらった。自分でとにかく色々な人に頼んで教えてもらった。夜、遅くなっても練習に行ったし、藤枝まで出掛けたりして練習した」とのこと。物怖じしないS君らしい。
私は自分はたくさん練習していると思っていたが全然少なかったんだ。
S君は高校に入っても頭は丸刈りで部活の練習が終わってからも社会人の練習に参加していました。(当然1年からレギュラー)
私は球拾いばかりでしたが腐らず、先輩たちの打った球がどこに飛んでくるかを予想して体重移動をしながら球拾いを楽しむことにしました。
そんな私に顧問の先生が最初に与えてくれた練習は「相撲の四股(しこ)を踏む」でした。
足腰が弱いからだそうでラケットを握ってすぐには球を打たせてもらえるには時間がかかりました。
そんな私でしたが高校3年の時にはS君ほどには強くなれなかったものの静岡市内の大会ではS君と同校対決したり団体戦のメンバーに選ばれるほどには上達しました。
大学に行っても薬学部という狭い範囲での大会でしたが準優勝、3位という表彰を受けることもできました。
私の人生の思い出の大半は卓球に関してのことだと思います。
ちなみにS君は現在はラジコンの世界では知らない人はいないというくらいの有名人、またブラックバス釣りにも凝り自分のボートを持ちアメリカにまで釣りに行くという凝り具合、更に卓球を再開し始めたという。(身長は少し伸びたが160センチ、体重は55キロまで肥っています)
ちなみにS君は決して頭がいいわけではなく、抜群な運動神経を持っているわけではない。
ただ興味を持ったものに対峙したときのモチベーションは誰にも負けないものがあるように思う。
たった140センチしかなく腕力もないS君を支えたものはこのモチベーションではなかろうか。
このモチベーションの大きさがコーチの言う気持ちの大きさなのだろう。
さらにコーチは優勝請負の顧問の先生というのが市内に何人かいるという。
その顧問の先生たちはそのスポーツに対しての経験者ではないという。
ただ何のスポーツの顧問をやっても勝たせてあげられる先生たちだと
きっと生徒たちのモチベーショを上手くコントロールできるのではないだろうか?
スポーツの奥深い部分である。
帰り際、父兄が「外部から更にコーチを呼ぶ予定があるがみんなの‘やる気‘が感じられないと来てもらってもしっかり教えてもらえないよ」「みんな声の出し方が足りないし教えてもらっている時の顔が本気になっていないよ」
しかし生徒たちはみんな自分のことだと思っていないようだ。
私から見たら全員が該当すると思う。
帰りの車の中で長女に「お前は声出ていると思うか?」と聞いてみると「私は出しているしあれは私のことではないよ」との返答。
きっと他の娘たちも同じであろう。
その辺をを上手く気づかせて更に高いモチベーションを持たせて上げるのが良い指導者なのだろう。
上から押し付けてもダメだろうし、子供たちの自主性だけに期待してもダメだろう。
やはり人を育てるというのは簡単ではないと痛感。
中体連まであと1ヶ月あまり、私は父親としてどうやって我が娘のモチベーションを上げていこうか考えているとサポターズサンクスデーから帰ってきた次女が「村松大輔選手にサインしてもらった」と満面の笑み。
サインをするようなプロ選手は中学生時代どんな指導を受け、どんなモチベーションを持って部活動をしていたのだろう?
こんなことを考えられる自分は何て幸せなのだろう。娘に感謝、感謝
が前日、連絡が入って「小学校の体育館が取れたから自主参加で出たい人は参加してください」とのこと。
当然、長女は練習参加希望。私としても中体連を前に休んでもらうよりは少しでも練習していたほうが安心。
ということでサポーターズサンクスデーには次女と女房で。私は長女の付き添いで練習に参加。
休日だというのにコーチまで参加してくださるとのこと。
このコーチにはどうやっても頭が上がらない。服織中を指導して17年というが常に情熱を持って教えて下さる。ご自身もまだ現役で自ら試合に出てもいます。普段はママさんクラブで1日中練習した後に指導にきてくれる。
生徒も父兄も信頼を寄せている熱血指導者。
新人戦優勝の功績もこのコーチなしでは絶対ありえない。
試合の日は生徒たちへのアドバイスのため、丸一日昼食も摂らないで指導してくださる。
そんなコーチに「上手くなる選手ってどんな選手なんですか?」と質問してみると
「中学生はみんな上手くなりたいと思っています。ただその思いの大きさの違い」だと
私も中学時代は卓球部で上手くなりたい気持ちは誰よりも強く練習時間以外も市民体育館に行き
ほぼ1日中卓球をしていました。
ただコーチがいるわけでもなく肝心なフォームも練習方法もわからず自己流でしたので練習していたというより遊んでいただけなのかもしれません。
ですから校内では勝てても公式試合では2回勝てれば良い方でした。
高校に入学した私は卓球を続けるのは止めて小学校時代にやっていた水泳かバスケットをやるつもりでいました。が何故か入部したのは結局、卓球部。
そこで出会ったS君。S君は中学時代、東海大会に出る静岡で知らない人はいないという超有名選手。
そのS君。強いだけでなくその容姿がすごい。高校入学当時の身長が140センチ、体重35キロ
あだ名は「チワワ」。(私の印象は火星人)
卓球台から顔が出るか出ないかの低身長なうえに腕も脚も細々。
そんなS君にどんな練習をしてきたのか聞くと「コーチや先生に頼んで卓球クラブや社会人のチームの練習に参加させてもらった。自分でとにかく色々な人に頼んで教えてもらった。夜、遅くなっても練習に行ったし、藤枝まで出掛けたりして練習した」とのこと。物怖じしないS君らしい。
私は自分はたくさん練習していると思っていたが全然少なかったんだ。
S君は高校に入っても頭は丸刈りで部活の練習が終わってからも社会人の練習に参加していました。(当然1年からレギュラー)
私は球拾いばかりでしたが腐らず、先輩たちの打った球がどこに飛んでくるかを予想して体重移動をしながら球拾いを楽しむことにしました。
そんな私に顧問の先生が最初に与えてくれた練習は「相撲の四股(しこ)を踏む」でした。
足腰が弱いからだそうでラケットを握ってすぐには球を打たせてもらえるには時間がかかりました。
そんな私でしたが高校3年の時にはS君ほどには強くなれなかったものの静岡市内の大会ではS君と同校対決したり団体戦のメンバーに選ばれるほどには上達しました。
大学に行っても薬学部という狭い範囲での大会でしたが準優勝、3位という表彰を受けることもできました。
私の人生の思い出の大半は卓球に関してのことだと思います。
ちなみにS君は現在はラジコンの世界では知らない人はいないというくらいの有名人、またブラックバス釣りにも凝り自分のボートを持ちアメリカにまで釣りに行くという凝り具合、更に卓球を再開し始めたという。(身長は少し伸びたが160センチ、体重は55キロまで肥っています)
ちなみにS君は決して頭がいいわけではなく、抜群な運動神経を持っているわけではない。
ただ興味を持ったものに対峙したときのモチベーションは誰にも負けないものがあるように思う。
たった140センチしかなく腕力もないS君を支えたものはこのモチベーションではなかろうか。
このモチベーションの大きさがコーチの言う気持ちの大きさなのだろう。
さらにコーチは優勝請負の顧問の先生というのが市内に何人かいるという。
その顧問の先生たちはそのスポーツに対しての経験者ではないという。
ただ何のスポーツの顧問をやっても勝たせてあげられる先生たちだと
きっと生徒たちのモチベーショを上手くコントロールできるのではないだろうか?
スポーツの奥深い部分である。
帰り際、父兄が「外部から更にコーチを呼ぶ予定があるがみんなの‘やる気‘が感じられないと来てもらってもしっかり教えてもらえないよ」「みんな声の出し方が足りないし教えてもらっている時の顔が本気になっていないよ」
しかし生徒たちはみんな自分のことだと思っていないようだ。
私から見たら全員が該当すると思う。
帰りの車の中で長女に「お前は声出ていると思うか?」と聞いてみると「私は出しているしあれは私のことではないよ」との返答。
きっと他の娘たちも同じであろう。
その辺をを上手く気づかせて更に高いモチベーションを持たせて上げるのが良い指導者なのだろう。
上から押し付けてもダメだろうし、子供たちの自主性だけに期待してもダメだろう。
やはり人を育てるというのは簡単ではないと痛感。
中体連まであと1ヶ月あまり、私は父親としてどうやって我が娘のモチベーションを上げていこうか考えているとサポターズサンクスデーから帰ってきた次女が「村松大輔選手にサインしてもらった」と満面の笑み。
サインをするようなプロ選手は中学生時代どんな指導を受け、どんなモチベーションを持って部活動をしていたのだろう?
こんなことを考えられる自分は何て幸せなのだろう。娘に感謝、感謝