おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡414

2009-09-13 | ジパング
今回のポイントは、ズバリ「原爆の時限装置が生きている」こと。
これが次号(以降)への布石になると見た。

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駆逐艦に救助された角松は、カーネルと対面する。
そのカーネルに官姓名を尋ねられた角松は、“海上自衛隊2佐、みらい副長、角松洋介”と名乗るが、草加だと思い込んでいたカーネルは、その場にいた衛生兵らを全員退出させる。
「何から聞かせてもらおうか」と言うカーネルに、角松は救命筏で漂流中の部下5名の救助を条件とするが、不条理な存在であるみらいの乗員で合衆国に許容される人数は1名のみ、と切り捨てられる。
同じ頃、グールドを目の前にしたクラーク少佐は、みらいを撮影した写真及びそのネガの提出を要求していた。
それが存在していた証拠を、半永久的に封じるために。

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今回の内容に関しては、前回、大和とみらいの沈没に関する報告を受けたルーズベルト大統領から下された指示(命令)に基づいて具体化された、カーネルとクラークの行動を示したものでした。

<ホワイトハウス>大統領 「沈没した新型戦艦と巡洋艦の乗組員を救助、そして…」 
         ↓
       <クエゼリン>
         ↓ 
       クラーク少佐→グールド 「謎の巡洋艦の写真ネガを封印」
         ↓
       カーネル少佐→角松 「必要最小限の1名のみの救助」

みらいに関しては、結構具体的な指示になっているあたりがちょっとした疑問点でした。
大和じゃなくてみらい限定?みたいに感じられる点もそうだけど、どちらかといえば、現物を間近で見ることなく沈んだ“ヤバそうな巡洋艦”にすぎないフネに対する、警戒心の半端なさに関する違和感、て言うのかな。

カーネルが救命筏に乗る5人の救出を拒否した理由として、「存在の不条理」を持ち出していたけど、臭いものにはとりあえず蓋…レベルの理由にしか見えない。
大統領直々の大まかな命令を噛み砕いて解釈した結果があれとしても、あの知りたがりのカーネルなら、個人的にでも徹底的に自分の欲を満たしたいだろうに。

濁しておけばいいものを、角松がわざわざ部下って言っちゃったのは大問題だけど、大和で別行動していたかもしれないその部下は、角松とは違う秘密を握っているかもしれないわけだし、とりあえず助けておけばいいんじゃないの?って単純に考えてしまうけど、どうなんでしょ。

予告ページにも書いてあったように、次回角松はこの件に関して決断を下すようだけど、とうていあの5人を見捨てるとは思えないな。
あの時、草加の手を離してしまった角松が、同じ徹を踏むはずがない。
カーネルはジュネーブ条約(大まかに言えば、捕虜を人道的に扱う、ということ)を持ちだしてきているけど、だったらそれを逆手にとって、条件を飲むまでは沈黙を貫くはず。

…っていうか、そう信じたい。

ここでカーネルに脅しをかけてもいいかも。
巻頭カラーページにもあった、原爆の時限装置が作動していることをネタにして、こちら側の要求を飲ますのはどうだろう?
角松が口を閉ざすことで、何も得られないまま艦隊に合流するほど愚かなカーネルではないと思うから。

それにしても、原爆の起爆までは残り20分足らずですよ。
この40分に実質何ヶ月費やしたのか…って考えると、感慨深いですね(^^;)

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