おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡324

2007-08-31 | ジパング
コンビニでモーニングを立ち読みしたら、あれ…今週のジパングは巻中カラーじゃん!
ということで、購入決定!
…なんですけど、今週は正規の売場ではないところで買ってみました(^^;)ゝ
露天の古本市場、みたいな…;;
お値段はなんと100円!
ジパングしか読まないので、見た目が汚れてなければこれで充分!ですわ。

ところで本編ですが、とにかく「安堵」の一言でした。

20発の誘導弾を1箇所に撃ち込まれ、若干の損傷と負傷者が出た大和艦内。
これくらいの攻撃にはビクともしないと言う部下に「では何発まで耐えられるのだ?」と問う野尻。
残り弾数5となったSH60J内の尾栗は、大和に更に接近しようとする林原を制し、みらいへ帰還することを命令する。
これ以上の危険を回避し、再度挑戦するための勇気ある撤退だと説明。
その時、SHが米軍偵察機の機影を捕捉する。

*********

大方の予想通り、誘導弾では大和の機関にダメージを与えることはできませんでした。
「そんなこと最初からわかってる結果だ」
と言ってしまうのは簡単だけど、少なくとも野尻大尉に精神的な揺さぶりをかけることはできました。
楽観的な部下に対して野尻の発した「では何発まで耐えられる?」という言葉には、私もはっとさせられましたね。
危機管理的な観点から見るに、これは至極全うな考え方です。
自分の信念とは別のところで、事態を冷静に見極められる人物と受け止めました。

みらいを始めとする現代の兵器を目の当たりにした人間は、これまでのところ、概ねみらい(=角松)の進もうとする方向に理解を示すようになります。
今後の野尻もそうあってほしいと思ったりして…。

SH60J内部では、半ば捨て鉢になった林原と青梅を、尾栗が指揮官として諫めました。
弾頭残数が2割となったところで一時期撤退の勧告です。
本人も言うように、“引くことも勇気”なんですよね…。
使命感に燃えるのはいいけれど、燃え尽きてしまうことのなんと愚かなことか…。
尾栗の言葉の一語一語が本当に心に染みましたよ。

角松・菊池・尾栗の3人の誰かについて行け!って言われたら、私は間違いなく尾栗について行くなぁ~!
そう思わせるだけの人格が、今の尾栗には備わっていますよね。
「尾栗はあの性格だ。(草加に)丸め込まれる恐れがある」
…そう梅津艦長に言わせた、あの頃の尾栗じゃありません!

ところで、最後にSHのレーダー上に現れた米軍偵察機の機影ですが、やっぱりちょっと気になります。
何をどのように報告するのだろう?ってね。
草加搭乗の水偵がこのレーダー上にないってことは、現段階でのハエはグールド搭乗のこの偵察機ってことになる。

米軍の目的は日本軍でも、グールドが偵察機に乗り込んだ目的は「日本軍に所属しない日本人と巡洋艦」だから、大和の針路を報告した後に、SHを追尾する可能性も大いにあるわけで…。
思い出すのは小笠原での一件です。
…このままでは佐竹は帰れない。奴らをみらいに案内することになるからな…
偵察に出た「うみどり」が二式水戦に捕捉され、攻撃を受けた場面。
今回もそれと同じようなことが起きる可能性がありますよね。

が、反対にそれを利用しようと思えば…。
満身創痍のみらいには、米軍であっても利用しない手はないわけで…。
みらいを知りたいグールド、原爆を止めたい角松。
多少のズレはあるけれどお互いの利害は一致するようなしないような?
(ま、一応“する”という方向で…^^;)

次号のSH60Jと偵察機の追いかけっこに勝手に期待!です。

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