おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡360

2008-06-14 | ジパング
今週の表紙はジパングだぞ~!
…と期待してたら、こんなんでした。(しかも草加だし…)
巻頭カラーで手一杯だったことがうかがえる表紙だな、という印象。

中身の方は、とうとう青梅が…(涙)

******************

大和前甲板のハッチを降りる海軍軍人たち。
血溜まりを見つけ、その主・青梅の捜索を行なおうとした時、草加からの伝令が入る。
「侵入者捜索の中止、至急後部機関科倉庫へ向かわれたし」
その音声は、隠れていた青梅の通信機を通じて角松らの耳に届き、広大な機関科倉庫の中で、原爆保管庫を絞り込むことにつながる。
だが青梅は、その場を撤収しようとする軍人らに見つかり、彼らの目の前で手榴弾のピンを抜く…。
ホワイトハウスでは、ルーズベルトらが2艦拿捕の手立てを探っていた。

******************

今週号のポイント
① 青梅が最後の任務を果たして死亡
② 次号予告は嘘ばかり

こうなることが分かっていたとはいえ、青梅の壮絶な最期に改めてショック…。
ただ追手を道連れにするだけでなく、原爆への道すじを角松に残していく仕事振りには涙が出る思いでした。

だから、最初に青梅が倒れたラッタル下部から、身を隠したハッチ内部に移動するまでの経路に、普通付くであろう血痕がまったく無かったことに関しては、この際不問としましょう(^^;)

それはともかく…
青梅を発見した海軍中尉が「日本人!?」と驚いた場面で、もし青梅が手榴弾のピンを抜く体力さえなかったら…?と、考えずにはいられませんでした。
…その時、同じ日本人である瀕死の青梅を彼らはどう扱うだろうか?と。

それでも実際には、青梅も仲間たちの行く手を阻むことになる海軍軍人らを、同じ日本人であろうと迷うことなく道連れにしたわけですが。
眼前の敵が何者であるかを知っている青梅の方が、躊躇がなかっただけのことで…。

反対に、角松たちをわかっている草加は、あっさりと侵入者追跡の撤収命令を出してきた。
機関の修理と米軍機に備えることが今は先決で、原爆保管庫の手前で侵入者を食い止められればいい…とは言っているけど、実際には食い止められず原爆の目の前で角松と直接対決=最終決戦、というところまで見越しているわけですよ。

大和艦内という迷路をクリアして、倉庫に到達する時間が草加の考えている時間よりも大幅に短縮されていることだけは、さすがの草加も知らないはず。
「え!もう来ちゃったの?」
っていう表情を期待したいものですね。
(そこに至るまでに、米軍の介入が考えられる現状なわけですが ;)

さて、ホワイトハウスの状況はといえば…
先週の話の流れからして、拿捕に関する作戦会議は、一旦お開きになって持ち帰り事項になるものと思っていたのに、大統領を囲んで打開策を論議していたのが個人的にはびっくり。

大統領の発言は、相変わらず言い回しが大袈裟なんだよ…。

グローヴス准将曰く
・拿捕となれば、相手の武装解除が条件になる
・必要なのは戦闘ではなく交渉(軍の得意とするものではない)
・指揮官たちは問題点さえ把握していない
・指示を出そうにも現場は1万マイルの彼方

…以上の理由から、現実的に本作戦は困難と弱音を吐くわけですが、反対にマクローリィ少佐は、
「検討に値する人物がいます」
と、発言。

これって、誰??

最初に思い浮かんだのが例のメガネ。
…って、マクローリィとカーネルってお知り合いだったっけ?
交渉、っていうことで相手方(日本)の人間を指しているのなら、草加ですか?
(戦艦の指揮を執っている人物の、例の無電の内容くらいは聞き知っていると思われる)
和平交渉でない限り、草加が交渉の呼びかけに応じるとは思えないけど。

ところで、先週の今週号予告ページに書いてあった、
「次号『大和』確保に向け、米軍が奇策をくりだす」
は、なんだったのでしょうね?

先生との今後のストーリー打ち合わせの中で、編集さんがつい「次号」と先走って書いてしまったのだろうか?
“米軍の奇策”とやらが拝めるのは、やっぱり数ヵ月後なんだろうなぁ~(^^;)

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 映画「ザ・マジックアワー」... | トップ | 6/15 埼玉地本・体験航海 »
最新の画像もっと見る

ジパング」カテゴリの最新記事