おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

映画「ザ・マジックアワー」を見に行く

2008-06-12 | 映画
11日(水)、久しぶりにお金を払って映画を見てきました。
(試写会に行くことが多かったので、映画館はほんとご無沙汰…)
行きつけのシネコン“MOVIXさいたま”のポイント有効期限が1週間後に迫ってきていたという、どーしようもない理由で(^^;)

ちょうど8日の夜、フジテレビの「メントレG」をたまたま見ていて、三谷幸喜と佐藤浩市の会話が超おかしく、映画の内容も面白そうだったので、この「ザ・マジックアワー」を見ることにしました。
行く前に某HPのユーザーレビューを見ると、案の定投稿者のほとんどが高評価。

やっぱりね~♪
これは期待できそう!と思いながら見たのですが…

*************

あらすじ:
暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつくが……。(シネマトゥデイ)
上映時間:136分


…物語の設定と街並みなどの景観は、映画の世界というよりは舞台の世界です。
そこで始まった作り物のような世界と、佐藤浩市扮する売れない役者・村田の、普通の映画撮影風景の世界観が、最初は自分の中で全くシンクロせず、慣れるまでに時間がかかりました。

村田が殺し屋としてこの街に来てからは、売れない役者としての演技の臭さや、実際にはないカメラ(映画撮影だと騙されて連れて来られたため)を意識した演技、備後やヤ●ザらとの掛け合いなど、笑える場面の連続で、一気にストーリーに引き込まれていったかな、という感じ。

本物の銃撃戦の最中、デラ富樫を“演じている”村田が、派手な大立ち回りで備後を慌てさせたり、リアルなヤ●ザたちを相手に演技指導したりと、本人たちはそれぞれが至って真面目なのに、なぜか生じてしまう思惑と方向性のズレが本当に面白い!
妻夫木の真剣さも意外に面白かったけど、やはり佐藤浩市の演技がこの映画の全てじゃないかな~。

私は三谷幸喜の作品をほとんど見たことがないので(古畑、くらいかな?)他の作品と比べてどうのこうのとは言えないけれど、コメディーに徹していること(不愉快な人物が出てこない・死人が出ない事なども含めて)に関して言えば、その内容も含めてほぼ満点に近いです。

ただ…
最後だけはいただけなかったなぁ。
安っぽいメロドラマみたいで…。
あのオチこそ、コメディの王道!っていう向きもあるだろうけど、私の中ではあの部分だけ浮いてるように感じられたんですよね~。

そのせいというわけじゃないけど、全て見終わった後も、「面白い映画だった!」とは思えても「いい映画だった」とまでは思えなかったです。
コメディ・シリアス、ジャンルを問わず、いい映画って何かしら余韻が残るものだけど、それが足りなかったような…。

ほろっとさせる部分が何箇所かあって、その流れでラストが迎えられればもっと良かったのに、と思ってしまいました。
…これは私の好みの問題なので、多分少数意見かもしれないけど。

多くの有名俳優・女優の方々が、ほんのちょい役で出てきたりします。
きっと三谷監督の人柄や、その作品に惹かれた方々なのでしょう。
それを楽しみにして見るのも面白いですよ。

個人的な採点は、5点満点で3・8点(ビミョー ^^;)
絶賛上映中です。

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