おくのほそ道

漫画「ジパング」にハマったが故に興味は海上自衛隊へ!護衛艦を見るための旅行、漫画やサッカーなど、趣味をメインに語ります

ジパング 航跡403

2009-06-13 | ジパング
モーニングの表紙はジパングの表紙にリンクしているんですね。

それはともかく、正直…なんていうか…草加に違和感…。

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トマホーク、大和着弾まで残り数十秒。
草加は角松に言う。
「海に飛び込めば、泳ぐのは無理でもあなたなら浮いていられよう。その間に、短艇格納庫から救命筏を回収し、後を追って必ず助けあげる」と。
しかしトマホークは、カーネルの見つめる先で、草加と角松の視界をかすめながら、正確に大和副砲台座部分に命中。
弾庫に引火する前に…と、筏の用意を急ぐ草加を、誘爆によって崩れ落ちた鉄骨が襲う。
「核の使者に、大和を選んだ報いか…」

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やはりトマホークは故障など起こさずに、しっかり大和へ着弾。
先週の故障フラグとも取れるような、みらい乗員のつぶやきは、角松の命を奪うことへの罪の意識が言わせた、単なる“願い”だったわけですね。

ほんとにジパングは何が起こるかわからないから…。
何が起きても、全てを受け入れる心の広さがないと楽しめない漫画ですのでね(^^;)
もしトマホークが大和を飛び越えて、あさっての方向に飛んでいったとしても、それはそれとして受け入れるつもりだったけど、前回も言ったように、発射された直後、すんなり大和へ向かったことを考えれば、実際のところ故障はありえないことだった、ということで。

トマホークの着弾に関しては、大和へのダメージと同時に、この時代では考えられない、みらいの持つ兵器の威力とその特殊性を、カーネルに目撃させるという(読者の)目的が達成されたことが、今後の展開を考える上でよろしかったのではないかと。
頭の中で思想を組み立てたり、直感に頼ったりしているしている人間が、自分の想像を超える現実を見てしまった時の衝撃は…?
それが、みらいに有利に働いていくことを祈ります。

ところで、草加。

これも先週から引きずる、私の個人的な印象なんだけど…ど~も、若干性格が変わっているような気がしてならないのですが。
設定ブレてない?みたいな…。

なぜこれほど、草加が角松を逃がすことを優先するのか、ほんとに私には理解できない部分があるので。
先週の草加の言葉「逃げるぞ」には、実は半信半疑なところがあったけど、今週角松に言った、より具体的な言葉(指示?)は、切羽詰まった状況にあって尚、「角松を生かすぞ」っていう草加の本心がそのまま出ているわけだよね。

身動きとれない角松に、今更何をこだわってその命を救おうとしてるんだろう?
草加の心理がまったく読めない。
だからこそ、それを解明・分析したいとムキになってしまうのですが。

余談ですが…“物事の順番”に関して。
物理的には、救命筏を格納庫から持ってくることを優先させようが、後まわしにしようが、結果が変わるわけじゃないとは思っているけど、どちらかといえば角松を海に放り出すことよりも、筏を引っ張り出すことを先にやった方がいいに決まっていると思ってます。

ただ、展開的には、着弾→誘爆→草加負傷の流れが必要なので、先に角松を動かしたが為に時間がなくなった、という設定を入れてみた、って感じ?
もしくは、草加にとって、トマホークが想定外に早く飛んできてしまった、とか…。
(こちらも、草加がそんなに詰めが甘いやつだとは思っていないけど)

どちらにしても、草加ピ~ンチ!ですよ。
またしても頭部左側を強打。
(あの大きさの鉄骨が降ってきた割には、ありえない程の軽症といえるのですが。普通なら即死^^;)

“報いか…”なんて弱気な言葉を口走る草加ではあるけれど、最後のページの欄外(に相当する場所)に書かれた、
「疵口から意志が流れ落ちてゆく」
という一文に反して、実際は正反対の決意に満ちた表情をしていたよね。

「ここからが勝負だ」って感じ。

一方、カーネル乗艦の米駆逐艦は、弾庫引火による爆発時、草加の誘導どおり左舷側に到達していた。
角松たちがいる右舷側とは真逆なわけで…っていうより、左に付けろと指示されていた駆逐艦が気をきかせて、ぐるっと回って右に移動する可能性はあるのかな。

米軍というよりもカーネルが、最初に角松と接触することは容易に想像できるのに、そこに至る図が私には今のところ思い描けないんですよね~。
どんな風に米軍が、草加のS・O・Sに答えるのかが、私的な今後の見どころかな。

最後に今週の「?」

①ミサイル誘導装置の設置の時にも疑問を抱いたかもしれないが、電波を発するための電源はどこから?
(乾電池はさすがにありえないような。コードが出ているけど、あれは…?)

②ゴム製の救命筏って、どうやって膨らませるのだろう?
草加はヒモを引っ張っている。確かに瞬時に膨らませられない筏なら、とっさの時に役に立たないけど…。
空気を送り込む何かがあの場所限定であるのかな?とか思ったり。
ゴム製であの大きさなら、かなり重いはずだけど、格納庫内よりも甲板に出た方が安全なのは確実だから、外で広げた方が良かったのに…と、“あの場所で時間を使う必要があるストーリー展開”を無視した疑問を書いてみました(^^;)

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