せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
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私からも「おかえりなさい、はやぶさ」

2010-06-14 21:44:47 | 宇宙、航空系
昨夜からネットで、今朝からはテレビでも新聞でもかなりの大きさで取り上げられているので今更という気もしますが。


技術実証衛星・小惑星探査機「はやぶさ」、見事その使命を果たし、オーストラリア南部ウーメラ砂漠、ウーメラ実験場(WPA)にカプセルを落下させました。

 ■午後22時30分頃、管制室は全てのコマンドを打ち終えました。 (Twitter:@Hayabusa_JAXA)
 ■<6月13日 22時57分(日本時間)発信>地上からカプセルの発光(火球)を確認しました。
  (Twitter:@Hayabusa_JAXA)

 ■Hayabusa Reentry Video from NASA (YouTube:NASA観測画像)




 ■Hayabusa Space Probe Ship Re-entry(HD) (YouTube:NASA観測画像・望遠)





 ■分離したカプセルからのビーコンが確認されました。 (Twitter:@Hayabusa_JAXA)

  




 ■「はやぶさ」大気圏突入/カプセルも発見 (JAXA・ISAS)
 ■「はやぶさ」:ヘリコプターから撮影したカプセル本体の画像 (JAXA・ISAS)
 ■はやぶさカプセル熱シールドの発見について (JAXAプレスリリース)

 ■はやぶさカプセルの回収作業の完了について (JAXAプレスリリース)


私はニコ生と和歌山大のUstream中継の両方で再突入を見ていましたが、どちらも画質がイマイチだったので「え?えええ???」みたいな感想しか出なかったのですが、ニコ生のビーコンの音には猛烈に感動しました。まさに成功を確信した瞬間でした。


ところで。
あのビーコンが「おぎゃー!おぎゃー!」か、それとも「ただいま!ただいま!」かは色々と意見の分かれるところです。

はやぶさは燃え尽きて、おつかいの品だけが返ってきたのか。
はやぶさは限界を迎えた鎧を捨て、最後のコアだけで帰って来たのか。

ここら辺は各自の捕らえ方次第だと思うのですが、様々なメディアの再突入画像を見ているうちに、私は何だか、カプセルが「はやぶさ」に思えて仕方がなくなりました。
あの安定かつ堂々としたカプセルの飛翔は、まるでカプセル自体が「飛ぶぞ、降りるぞ」と意思を持っていたように思えて仕方ないんです。

 ■見たぞ、はやぶさの凱旋(確定版) (松浦晋也のL/D)
 以下引用。

> 今やはやぶさの本体(ここはウェットに“魂”というべきなのか?)は機体から再突入カプセルへと移り、
> 分解する機体を従えて、堂々地球への凱旋を果たしたのだ。

なるほど凱旋という見方もありましたか。
私はそこまで勇ましい印象では無かったですが、魂が移ったという感覚は凄く分かります。

思えば「はやぶさ」っていうのは何かとSFチックな探査機でした。
だったら、最後までSFチックに夢を見るエンディングも、アリじゃないかなと思います。



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