せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
なおAdsenseはgooが勝手に出してるだけ。

ねんがんの加賀野立弁当をてにいれた!(発動編)

2020-09-27 21:10:36 | 食い物
何とか無事に予約できた「加賀野立弁当」。
金沢駅あんと百番街の大友楼さんのお店で受け取ってきました!

ここで初めて思い知ったのですが、想像以上にでかい!しかも割と重い!(笑)しかも1つ1つ手提げの紙袋に入れてあるので、まとめて買うと結構かさばります。
重量といいサイズといい、複数人で買った場合は、代表者1名じゃなくて、全員で来て1人1つ持って行った方が良いでしょう。

私ゃぼっち旅なので3つぶら下げましたけど。
しかも一緒に買った日本酒やお菓子などのお土産も一緒に。結構辛かったです。

消費期限は、昼の12時受け取りで、当日の18時まででした。約6時間の命。(受け取る時間帯によって多少違うかもしれません)

北陸新幹線なら、恐らく東京駅まで1時間圏内くらいまでであれば、持ち帰って家で食べられそうです。車の場合は、高速使って……ギリギリでしょうか。
私はそのギリギリの方だったので、エアコンの風を当てながら休憩時間を減らして頑張って持ち帰りました。

でもねー、やっぱ目の前に弁当があって、時間がお昼じゃあ、やっぱ食べたいじゃないですか。

ということで高速のPAで1つ開けてみることにしました。

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1つ1つ包まれております。そしてでかい。


サイズですが、後で計ったら、縦15.4cm × 横22.0cm × 高さ12.0cm という大きさでした。
もし新幹線で食べるとしたら、あのテーブルは大体 40cm × 24cm らしいので一応余裕で乗ることは乗ります。ただ、これ2段重なので、下段まで全部展開すると飲み物を置く場所が無いかも知れません。幸い下段は2つに分かれているので、片方ずつ展開すれば大丈夫そうですが。

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包みを開くとこんな感じ。下段は引き出し式で2つにセパレート。


ちなみに箱の材質は木じゃないです。工作用のウレタン樹脂に木目を印刷した紙が貼ってありました。でも全然安っぽくはないです。しっかりできています。中身の量や弁当自体の重さを考えると、木製の折箱よりは良いかも知れません。


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上段おーぷん!なんか凄い密度。


上段、みっしり感が凄いです。良く全部入ったなという感じです。お前が詰めろとか言われたら同じように全部詰められる自信ありません。
上段の品数は20種類までは数えましたが、重なっていたりするので数えづらくて。数えるたびに数が変わるので(笑)、正確な数は分からないままでした。

この上段、日によって全然中身が違うようで、そもそもお品書きがありません。予算内でその日に入れられる食材が入る、という感じなんでしょうか。有名な駅弁なのでネットにも購入例がちらほら上がっていますが、全く同じ内容のものはありませんでした。
そうそう、この日は、なんとアワビが入っていました!大当たり!7~8cmくらいの小さなアワビ(恐らく蒸し物)ではありましたが、アワビ1つが肝も殻も添えて丸ごと入った駅弁とか初めて見ました。

……あ、ちょっと補足。

ネット上では、このお弁当にあわびが入っていたという例を他に見ないので、普段はアワビは入らないんだと思います。コロナ禍で色々と食材が安くなっていた、今だけの特典だったんじゃないでしょうか。

#わーい、らっきー!(笑)


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下段。引き出し式です。全部引き出して手で持って食べることも可能。


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下段のお寿司。味は割と薄め。おススメはしば漬け巻き。何故か地味にうまい。


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下段もう1つは治部煮と水菓子。この治部煮がうまいんだ!


下段の寿司飯は、それだけで小ぶりの駅弁くらいの量があります。女性の昼食なら、これでも多いと感じるかも知れません。
もう片方は汁気の多いもの専用部屋みたいで、金沢名物の治部煮と、なんと果物が入ってました。この日はぶどう、梨、キウイと、秋らしいメニューでした。

しかし水菓子まで入っていて、もう駅弁って感じじゃないですね。
料亭の会席料理を折に詰めて持ち帰ってきた、まさにそんな感じがします。
しかも予約制ですから、自分のために作ってくれた料理なんだな、という実感がわいてきて嬉しくなります。


で、いよいよ、肝心のお味の話ですが。


単純に言うと、うまいです。
中身の半分は魚介類なので、そっち系が苦手な人には向かないと思いますが、一般的な和食が好きな人なら楽しめるでしょう。

おススメは、なんといっても下段の治部煮!駅弁に入れても大丈夫なように煮汁の餡をかためにしてあるので、食べやすいし、具材に味がしっかり絡んで大変おいしかったです。

あと飲み物は用意すべき。生臭さは余りないのですが、やはり魚介類なので口の中を適時リセットするためにも日本酒か日本茶が欲しいところです。冷でもいいですが、もしかすると、割と温かい方が合うかも知れません。(理由は後述)


量の方ですが、見た目のとおり、かなりの量です。
自分の感覚的としては、すき家の特盛とメガ牛丼の間くらいのボリュームかと。小食の人だと食べきれないかも知れません。残して持ち帰る場合は、この駅弁の大きさがネックになるので、その辺りにも注意が必要かもしれません。



で。まぁここまではいい話。

うまいうまいとガツガツ食い進めていくうちに、「ん?」と思うことが出てきました。

「どれを食っても、同じ味がする。」


全体的に薄味なんです。素材の味を消さない味付けなんだと思いますが、そのせいか、味にメリハリが無いんです。あわびも、エビも、ホタテも、甘鯛も、なんだか同じ味に感じてしまう。

あともう1つ、「んん?」と思うことが。

「ご飯、少しポロポロじゃね?」


寿司飯も薄味なので、どうやら乾きやすいようです。前に食べた「元気甲斐」の栗おこわがかなり甘く味付けしてあったのは、乾燥対策でもあったのかも知れません。


うーん、こんなはずでは……と思いつつ、1つを食べ終わって、後は家に持ち帰りました。

で、その日の夜、改めて残りを自宅で食べたのですが、この際に温めても大丈夫そうなものは、電子レンジで少し温めてみました。数十秒くらい、ぬる燗くらいに温めてみました。

……もう一口で分かりましたよ。

「なんだこりゃ!全然違う!」


うまいです。めちゃくちゃうまいんです。はっきり味がする。それぞれ味が違う。しかも凄くうまい。これが加賀野立弁当の本気の片鱗かと、感動モノでした。

まぁ、早い話が、冷めていると素材の味を感じづらいんですよ。温めることで香りが立つので、ようやく素材のポテンシャルが引き出せるようになってきた、そういうことです。素材の味を消さないための薄味が、駅弁としては裏目に出てしまった感じがあります。

あと、やっぱり飲み物があった方がいいです。1つ1つの味がより引き立ちます。

ということで、

もし、今まで「加賀野立弁当」を食べて「んーイマイチだなー」とか思っていた方がいたら、是非、温めて食べてみてください。
駅弁としては致命的な問題だと思わなくもないですが(苦笑)、それを上回って余りあるおいしさなので、温めてみてください。

新幹線の車内でどうやって温めればよいのか、という問題は今のところどうにもなりませんが、せめて飲み物が温かければ、少しは素材の香りが立つかも知れません。ということで、お茶ならホットで、日本酒ならぬる燗あたりをおススメしておきます。


個人的には、機会があったら是非とももう1回食べてみたいです。
温めて食べる用に1つ、そして駅弁としてどうやって食べるのが一番おいしいのかの実験用に2つ。またいつか、3つ買って、色々食べ比べたいです。

ごちそうさまでした。
大友楼さんの、予約を受けて頂いた方、作って頂いた方、店頭で対応して頂いた方、ありがとうございました。


ねんがんの加賀野立弁当をてにいれた!(接触編)

2020-09-27 21:07:02 | 食い物
センチの聖地巡礼で何度金沢に来たかもう数えるのも忘れてしまいましたが、そんな頃からずっと憧れていた、ずっと食べてみたかった駅弁がありました。

有名ですよね。そう、「加賀野立弁当」。

金沢の老舗料亭、大友楼さんが作る、1つ1万円という高額な駅弁。
元々がトワイライトエクスプレスのディナーに匹敵する弁当、という話ですから、もう駅弁として格が違いすぎます。

ただ、入手難易度も格が違います。
 ●予約制
 ●予約は3つ以上から
 ●ホームでの受け取り (※注:今は違います。詳しくは後述。)

この中で「ホームでの受け取り」っていうのが、私にはネックでした。
そうりゃそうでしょう。ぼっち旅で、1万円の駅弁を3つぶら下げて帰りの特急はくたか(当時)に乗るのはかなりキツイですよ。1つは車内で食べられるとしても、残り2つを持って東京駅から山手線に乗るのは流石に厳しい。(笑)


そんなこんなで見送ってきたのですが、時代はこのコロナ禍。大友楼さんもかなり苦しんでいるようで、春頃はドライブスルー販売なんてこともしていたようです。

これを知って、少しでも応援したいな、という気持ちと、ホームでなくても受け取れるんじゃないかなという期待と、今なら最低ロットだけの個人客でも快く引き受けてくれるんじゃないかなという打算が働いて、ダメ元でアタックしてみました。

大友楼さんに電話をしたのは金沢に立ち寄る3日前。
お弁当の方の問い合わせ先に電話しました。
この段階で、webページの駅弁一覧に「加賀野立弁当」が無いことに気づき意気消沈していましたが(笑)、ダメもとで聞いてみよう、ダメなら「大名御前」でもいいかなとか思ってました。


で、電話した結果。

 ●「加賀野立弁当」は今でも受け付けている。(やった!)
 ● 予約は1週間前まで。(えっ……)
 ● 受け取り場所は、金沢駅のあんと百番街のお店でも大丈夫。(万歳!)

予約期限を思いっきり過ぎてしまっていて、これはダメかと完全に諦めたのですが、今回はたまたま運が良かったのか、何とか3日前でも受け付けてくれました。

#今回は受取日が平日だったのが幸いしたのかもしれません。
#必ず3日前でも大丈夫ってことじゃないので気を付けて下さい。

あと驚いた情報がもう1つ。

 ● お値段は1つ「税込み」で1万円。

加賀野立弁当が登場した頃は、確か消費税率3%。今が8%(お弁当だから軽減税率)。
つまり5%分安くなってるんですよ奥さん! お買い得!

今は1つ税込み11000円だろうと思い込んでいたので、これはちょっと驚きでした。


とにかく、無事予約ができたので、あとは当日を待つだけ!


……とまぁ、思い込みが強すぎて予約の話だけで長くなっちゃったので、一度ここで切ります。(笑)


駅弁・元気甲斐を食べてみた。

2020-09-26 21:03:20 | 食い物
昔、探検レストランっていうテレビ番組がありまして。
正直中身はあんまり覚えていないのですが、その中で「元気甲斐」という駅弁をプロデュースしていました。

なんせ子供の頃でしたから、小淵沢なんてのが何処にあるかも全然知らず。
感覚的には月と火星の間くらいの距離感で、テレビの向こう側の、恐らく一生関係のない世界の話として見ていました。

時は流れて令和の時代。

大体こういうテレビの企画モノって、もって1年というか、少なくとも番組が終われば潮が引くように消えていくものです。だから元気甲斐なんて弁当は、もうこの世に無いと思っていました。

ねとらぼでこの記事を読むまでは。

 ■小淵沢駅「高原野菜とカツの弁当(復刻版パッケージ)」(1000円)~50年前からベジファースト! 日本初の生野菜入り駅弁が50周年 (ねとらぼ)

「高原野菜とカツの弁当」……聞き覚えがあるような。
あそうか、「元気甲斐」の会社が最初に作っていた駅弁だ。今でもあるのか、凄いな。

ん?先発品の弁当が50年も続いているなら、後発の元気甲斐もまだあるのでは……?
そう思って検索したら、ホントに出てきたからびっくりしましたよ。

 ■ふもとの駅弁「元気甲斐」 (株式会社 丸政)

しかも、ちゃんと由来に「テレビ朝日「探検レストラン」の企画で誕生いたしました。」と書いてある。なんて丁寧で正直な会社なのか。これは食わねば。


かつて月と火星の間くらいに思えた距離は、今だと高速道路で2時間半で行けちゃうのです。
自分も世の中も、随分変わっちゃったなぁとしみじみ思ったりしました。


ちょっと前置きが長くなりましたが、いよいよ「元気甲斐」の感想などを。


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凄い面々で作り出された割に、若干ダサ古い感じもする包み紙。でもそれがいい。


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中身は上下二段、完全に独立していて別々に楽しめる構成。
底面積は手のひらに乗るくらい。


正方形で、ちょこんと手に乗ってしまう、割と小さく感じる弁当です。
ただ、高さが普通じゃない。さいころか、って感じの立方体です。


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右が上側、一の重。左が下側、二の重。


ちょこんと小さいサイズだったのは、2段重を横に広げて置くことも考えてあるのでしょうか。
割と豪華な内容の割に、凄く自然に食べ始められるのは、関わった人たちのセンスの良さが感じられます。


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一の重あっぷ。「山のもの」という感じの構成がいい感じ。


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二の重あっぷ。一の重より肉類が多く豪華な感じ。


お品書きの詳細はメーカーの丸政さんのページを見てください。

まず感じるのは、どすんと胃にくるボリューム。見た目は小さいですが、ごはんはおこわ系が2つなので、割と満足感あります。

次に、おかずが要らないんじゃないかというくらい、ごはんがおいしい。
しかも上下の重で味が違う。
一の重の胡桃御飯はクルミというよりひき肉炊き込みご飯で、しょうゆ系のお味。
二の重の栗おこわはかなり甘めの味付けになっていて、胡桃御飯と交互に食べると見事なコンビネーションです。

おかずは随分と小さめですが、ごはんだけで無限に行けるので、おかずが足らないという感じは全くありませんでした。
そして、はっきり言っておかずはハズレがありません。全部おいしいです。

割とありがちな、「箸休め」と称した甘いおかずが無いのも見事です。
峠の釜めしのあんずが許せないクチとしては、この判断は嬉しいですね。(笑)


この駅弁、もしかしてビールと一緒に買うことを想定してあるんじゃないでしょうか。
おかずは全部酒の肴で、飲み終わったら2段のごはんでしめるような、そんな食べ方を考えた構成という気がします。

あの、旅行の1日目のやたらテンション高い状態の昼に、ビール片手にプチ宴会始めちゃうような、そんな20世紀なサークル旅行のお供、そんな位置が似合いそうな駅弁だなと思いました。


まぁ値段(1780円)を考えれば他の駅弁より美味しくて当然なのかも知れませんが、それにしても見事です。そしてこのクオリティを35年作り続けられたことも尊敬に値します。

今年になって新宿伊勢丹にも出店してくれたようなので、一部の人には若干買いやすくなったかも知れません。
とにかくこの駅弁、見かけた方は買ってみてください、おススメです。


コンビニクリスマスケーキ食べくらべ2014

2014-12-28 22:18:24 | 食い物
ベリークルシミマス!
仕事が終わりません。天皇誕生日?クリスマス?冬休み?何それという感じの生活を送っております。

それでも意地と反骨心で買い集めたクリスマスケーキ。
年に1回の楽しみですから、仕事だろうと何だろうとさすがにこれだけは譲れません。


ってことで、今回買い集めたのは4社4種のケーキ。
全て予約なし、飛び込みで店頭売りのものから独断と偏見でチョイスしてきました。
本当においしいケーキは予約しないと手に入らないのは分かっていますが、今回は(も?)あえて飛び込みで買える各社の主力商品で揃えてみました。

なおミクケーキが買えなかったファミリーマートは今回は除外です。
さすがに5つは食えん。(笑)


 《ローソン》
 モンブランノエル 2500円 (メーカー:メゾンブランシュRF(?))


箱がかわいい。店頭売りではこういうのが割と大事。



残念ながらフルーツ類は無し。まぁモンブランですから。


上品!うまい!

何と言ってもロールケーキのスポンジがうまい!ふわふわと柔らかく、適度にしっとり感があり、カステラのような玉子の良い香りがする。甘すぎず、かといって薄味でもなく、いいところにまとめてある。流石はロールケーキに一家言あるローソンだなぁと感じるケーキでした。

ただ、クリームがちょっと安っぽいのが残念。このスポンジに合わせるには、少し重たい感じがしました。まーそれほど大きくないケーキですから、満足感を出すためにわざと重いクリームを使ったのかも知れません。

2014.12.31追記:
メゾンブランシュRFという会社の情報があまり無いのですが、箱書きの住所からするとリョーユーパン子会社のヤマキフーズ社製のようです。


 《セブンイレブン》
 クリスマスショコラ5号 2800円 (メーカー:銀座コージーコーナー)


大変オーソドックスな箱に見せかけて、実は正方形じゃないという謎仕様。


ココアパウダー多いです。これ無かったら甘すぎて悶え死ぬレベル。

底のほうにローストナッツが結構入ってますが、見た目には全然分かりません。


甘い!重い!甘い!(笑)

これぞ懐かしのクリスマスケーキ!という存在感のある重さです。

あめりかーんな頭が痛くなるような劇甘ケーキと比べたらローシュガーもいいところですが、他のコンビニケーキと比べたらやはり頭ひとつ抜き出て甘いです。
そしてクリームの量もたっぷり。おかげで胃にどすんとくる食べ応えです。これ大人でも1人分食べきるのは辛いかも知れません。それくらい重い。

でも、昔のクリスマスケーキってこんなのでしたよね。テーブルの真ん中にあって、イブの夕食の主役としてどすんと置かれていた、あのケーキの存在感です。美味いわけではないけど、なんか懐かしい感じがしました。



 《ミニストップ》
 ザ・フレーズ4号 1998円 (メーカー:フジパン)



恐ろしく地味な箱。高級感狙ったんでしょうが、そもそもの箱の質感が……。


結構立派なイチゴ。後乗せでないのは楽で助かります。

小さく切りすぎて倒れた(笑)。余り見えませんが、中にもイチゴ入ってます。


うわなんか匂いすごっ!


とにかくこのケーキは香りが凄い。開けた瞬間、不自然なくらいに強いイチゴの香りがします。
そして食べると何故かイチゴじゃなくてバニラアイスの匂いが。なんか生クリームじゃなくてソフトクリーム(あのアイスのやつね)でケーキ作っちゃったんじゃないかというくらい、アイスっぽい匂いです。これ凍らせたらアイスになるんじゃないだろうかってくらいバニラアイスです。

甘さは控えめ。イチゴも良いモノが乗っていて、コンビニケーキとしては十分美味しい方です。ただ、このクリームの乳臭さはちょっと他より強すぎるので、ダメな人はダメかも知れません。
まーこういうケーキもありだとは思うんですが、ここまでインパクトの強いクリームを使うなら、それに負けないくらいフルーツも入れて欲しかったなぁと思います。



 《サンクス》
 チョコクリームケーキ4号 1700円 (メーカー:敷島製パン)



トッピングの生チョコがファミマのケーキによく似ているような気が。


これも中に目立つ具はなし。クリームはちょっと固め。まさに作り置き仕様。


スパイシー!(笑)

いや辛いわけでじゃなくて、なんかクリームに香辛料が入っている感じがするんですよ。そういう独特な香りがします。スパイス入りのチョコとかありますので、それを意識したんでしょうか。
味としては甘さ控えめ。といってもビターというほどではないです。チョコクリームは割と固めで重い感じですが、量がそれほど多くないのと、薄っすら香るスパイス感のおかげで、割と食べやすいです。

ただ、ケーキに入っているナッツがちょっと少ないかも。チョコケーキはどうしても後味が重くなりますから、もう少し何か味や食感に変化のあるものを多めに入れて欲しかったです。
まー同じチョコケーキでもセブンイレブンのと比べたら全然重くないので、人によっては気にせずぺろりと食える味かも知れません。


ということで、以上4品、味あわせて頂きました。
去年も今年も、かつてのように「こんなモノ食えるか!」と投げ捨てたくなるようなケーキはありませんでしたので、普通に買えば普通に満足できるレベルで安定してきているようです。
とはいえ、大手スーパーに売り込んでいたケーキメーカーがコンビニにも流すようになっただけの話なので、サイズもスーパー同様にファミリー向けのものが中心という感じがあります。かつてあった1~2人用の小さいサイズのラインナップが薄くなってきたのが残念です。

そりゃ大きいケーキもクリスマスらしくていいんですが、1人用の小さいケーキも、もう一度頑張っては貰えないでしょうかねぇ。

そうすると、コッチも冷蔵庫のスペースに悩まなくて済みますし。(笑)


#いや来年はやらないつもりですけど……うーむ。

コンビニクリスマスケーキ食べくらべ2013

2013-12-25 00:41:54 | 食い物
えー、一応生きてます。
生きていますが人間文化的側面で見ると死んでます。社畜ってヤツですね。

またその社畜が艦これなんてものに手を出してしまったのでタチが悪い。
Blogどころか最近はアニメすらろくに見てません。困ったものです。


ええと、そんなことはともかく。
今年も正拳突きと甘党の祭典クリスマス。今年も当然のごとく色々ケーキを買い込んで来ました。
ただ、今年は予約しても引き取りに行けない可能性が高かったので、普通に買えるお一人様用ケーキをメインに攻めて行こうかなと。


まずサンクス。
ここはショコラ系はもう殿堂入りということであえて外しました。



最近やたら名前を聞く「俺のフレンチ」監修のモンブラン。
既に食べかけですけど。(笑)



税込み525円。GIGAZINEが既に取り上げていますけど、確かにモンブランとしてはそこそこうまいです。ただ、何処と無く安っぽさを感じる味なのが残念なところ。まぁ値段相応ではありますけど。

まあそんなことより、一番問題なのは「華がない!」ってところ。フォローしようが無い程に地味なケーキ。確かにクリスマス用商品ではないんですけど、12月に売るケーキなら、なんかこう僅かでも華やかさが欲しかったところです。

つーか、11月に売ろうよこれ。栗はやっぱ秋だよ。




「クリスマス苺のファンタジー」これは毎年売ってるやつ。今年も登場。


この苺のカップケーキ(というかプリン)は「苺のケーキファンタジー」という5号のクリスマスケーキのミニ版です。お試し用みたいな感じですね。クリームにイチゴのペーストを練りこんであるのが売りで、確かにイチゴの味を強く感じます。
うまいよねこれ。見た目もきれいだし、結構オススメです。

ただ、クリームは良いんですけど、その下のプリン層が何か平凡で少しだけ残念。
普通にスポンジ+イチゴピューレじゃダメなんでしょうか。



お次はローソン。というかヤマザキ。




「クリスマスブッシュドノエル」と言えば聞こえは良いが要はロールケーキ。


これ買ったのはローソンですけど、セブンにもファミマでも売ってましたね。
さすがヤマザキ、節操がありません。

味は……まぁ普通。逆に言うと欠点も特に無いです。チョコクリームは香ばしく、甘すぎず、スポンジもふんわりと柔らかい。クリームが安物なので食べているうち飽きてくるとは思いますけど、間違いなく525円の期待値以上の味はしています。

コージーコーナーやシャトレーゼが近くにあるならそっち行った方が良いのは間違いありませんが、普段ケーキなんて食わないけど、クリスマスだし小さくても1つくらいは欲しいな、ちょっと買ってくるか、なんていうニーズは確実に満たしてくれる一品でしょう。

やっぱでかいところは商売上手いなぁ、としみじみ感じたりして。


次はセブンイレブン。いやこれには笑った。




「スペシャルショートケーキ」スペシャルですよスペシャル。


2個399円のスペシャルって何だよ、と思いつつ何となく買ってきたんですがまぁ驚きましたよ。

開けた瞬間、イチゴのいい匂い。
安そうなの2つしか乗ってないのに。(笑)

一口食べると、またイチゴのいい匂い。
……でも俺イチゴまだ食ってないんだけど。

なんかねー、スポンジに香料が仕込んであるみたいなんですよ。ケーキ全体からイチゴの匂いがするんですこれ。安っぽいなぁ、コンビニケーキだなぁ、とか思いつつ、イチゴの香りがあると何となくおいしく食べられちゃうから面白いというか悔しいもんです。

今回一番の変化球。
サンクスの苺クリームを鼻で笑うかのようなインチキに脱帽でした。



最後はファミリーマート。
色々並んでましたが即決一択でした。




「初音ミク 森の小さなおうちケーキ」


えー、本当は3939円なんですが、売れ残りだったのか、レシート見たら2939円になってました。
肉食ミク。なんか中の人みたい。(ぉ

他と価格が大きく違うので比較はフェアじゃないような気もしますが、いえいえ大丈夫。



中身はこんなもんですから。


ケーキあっぷ。少しクリームが乾いているような……。


ま、ケーキ自体の格は大体同じくらいかなーと。(笑)

で、味のほうですが、一応ヤマザキの525円よりはもうちょっと高級な感じがします。こっちの方がスポンジがおいしかったり、内部のクリームにチョコチップ入ってたりと、多少は違ってます。お酒の香りが一切しないのはちょっと残念ですが、恐らく小さなおともだちを考慮した結果だと思うので、そこは逆に評価点ということで。

ただ……殆ど同じようなモノが525円で買えるって考えちゃうと、なんかこう、悔しいですよね。ねんどろ分の値段が引かれているので安物にならざるを得ないってのはよく分かっているんですが、やっぱり、それでも、もうちょっと特別感が欲しかったです。

別に味でなくてもいいんですよ、特別感は。

例えば、はちゅね型のチョコとか。
ネギに見立てたマジパンとか。
ねんどろとマッチするような背景つけるとか。

シール出してチョコはゴミ箱、じゃないんですから。ねんどろだけあれば良いんじゃないんです。
ケーキまで含めて、ああ、これ買ってよかった、って思える商品にして欲しかったです。

きっと来年もやるんでしょうから、来年はもうちょっと考えて欲しいなと思います。




丼。こちらも猛烈な上げ底感が。


ねんどろはこんな感じ。ちくしょうかわいいぞ。


焼き親子丼レシピ

2013-03-03 21:36:13 | 食い物
書くことが無い、というか下手に書き出すと調査もまとめも時間が猛烈に足らないようなネタばかり思い浮かぶので、全部リセットして気楽に書ける料理レシピネタなんぞ投下。


【あしくび流焼き親子丼】


<材料>
 鶏肉 部位はもも肉が普通だろうけどお好みで。量もお好みで。
 長ネギ適当
 玉子 1個くらい
 白飯 好きなだけ。但し必ずアツアツであること。
 醤油 適当
 砂糖 適当
 七味 適当
  
<作り方> 
   1.鶏肉は一口大に切ってフライパンで焼く。なるべくこんがりと香ばしく。
   2.鶏肉に火が通ったら醤油と砂糖で味付け。軽くからめたらすぐ火を止める。
照り焼きより少し汁を残す感じで。
   3.あつあつご飯を丼に盛り、玉子を割り入れてかき混ぜる。
玉子かけご飯そのもの。
   4.3に2を汁ごとかける。
   5.刻みネギ、七味を好みでかけて完成。

生のネギが苦手な人は、2の火を止める辺りでネギを投入するのもアリかと。
長ネギなんか邪魔だし日持ちしないしいらねーよって人はオニオンスライスでもいいかも。
その場合はマヨラーな人はマヨかけても合うかも知んない。

さらに鶏肉をスーパーの焼き鳥に置き換えると、フライパンも要らなくなる。かなりの手抜き料理。
この場合は香ばしさが劣るので、もみ海苔でも加えるといいかも。


2013.1.26 サロン・デュ・ショコラ

2013-01-27 11:58:44 | 食い物
恒例なんで、今年も冒頭に書いておきましょう。
我が半生から得た教訓を。(笑)


「 チョコってのは貰うものじゃありません。買うものなんです。 」



ってことで、なんかすっかりこの時期の恒例行事となってしまったサロン・デュ・ショコラ。
こっちも参加がこの数年の恒例行事になってしまっていますが、実のところ、そこまでチョコに思い入れは無いんですけどね。

……。
無いと思う。思うよ。うん。(何故か弱気)


まーでもなぜか行ってしまい、そして買ってきてしまうのがあの会場の恐ろしさ。
今年も何となく1万円弱ぱーっと使ってしまいました。(泣)

コミケと同じで、一歩足を踏み入れると金銭感覚が変わっちゃうんですよ。ああ恐ろしい。


【 ベルアメール 】

まずはBEL AMER。こってこての日本のお店。



ずらっと並んだパレショコラ。50種持ってきたとか。


実は会場の伊勢丹新宿店のテナント店なので地下行けばいつでも買える店なんですけど、このパレショコラを50種類用意してあるのは、今は日本に2箇所だけ(2月に入ると増えるけど)、関東ではここと1/30からの銀座三越の2箇所だけなんだそうです。
まーだからって50枚全部買うわけにも行かないので(1万円以上になる)、何となく気分で5枚だけ買ってみました。



左上から順に、山椒、バニラ、ピスタチオ、ストロベリー、オレンジ。


円盤型ってのが面白いですよね。マーブル状のなんか見た目もきれいですし。
サロン・デュ・ショコラには海外からも沢山のブランドが来ていますけど、こういう日本人ウケのしそうなデザインって、やっぱり日本のお店の方が一枚も二枚も上手だなと感じます。まー当たり前ですけど。

味のほうは、まだピスタチオしか食べてないですけど、まぁ普通です。ホワイトチョコにピスタチオぎっしり入れました、と聞いて誰でも大体想像できるような堅さ、食感、味。
いや普通に十分うまいんですけど、ほら、あの会場のレベルがあんまり普通じゃないので、普通にうまくても相対的にはちょっと見劣りしてしまうわけです。味とか香りとか、もうひとひねりあっても良かったかなぁとか思ったり思わなかったり。


【エス コヤマ】

es KOYAMA。また日本のお店。やっぱ日本のお店のチョコの方がおいしそうに見えるんですよ、私には。
で、es KOYAMAといえば小山ロールですけど、あれは要冷蔵だしやたら並ぶし待つしということで今回も見送り。一度食ってみたいですけどね。



NOIR。カカオ産地別のビターチョコ詰め合わせ。


開けてみた。箱の造りも凝っていてかっこいいなぁ、っと……。
うわああああああぁぁぁぁぁぁぁ!



カカオの産地別にチョコが並んでいるはずなのに、はずなのに!
持って帰る間にこんなことに! ……ああ俺の馬鹿。

取りあえずネット上の写真なんかを参考に、並べなおしてみました。




これで合っている……と思う。


1番のドミニカ(らしきもの)をちょっと味見しましたけど、見た目に反して柔らかいチョコで、ナイフですっと切れますし、口の中で良く溶けます。
味は日本人好みの甘さ控えめ系で、代わりにカカオの香りがものすごい。うっとりできるビターチョコです。

ナイフで簡単に切り分けられるので、数個に切り分けて、1番から6番まで何度も少しずつ食べ比べしたりすると面白そうです。


es KOYAMAはもう1品。




チョコクッキー、MADOKA。


こんなの。まんまるチョコクッキー。というかチョコサブレ。


チョコも、サブレも、あるんだよ。(ぉ

モノとしてはバターたっぷりの超高級系っぽいサブレにだばーっとチョコがかけてあります。それだけ。要はコンビニでも買えるチョコがけクッキーと大して違いは無いんですが、あれをいい材料使って手間かけてそのまんま高級品にしてしまったらこうなったって感じの代物です。

チョコは普通にチョコ。油っぽくなく、サブレの邪魔をしない良い脇役。
サブレは堅めだけどもろい感じで、一口はパキっと割って、後は口の中で粉になっていくという絶妙な堅さ。

こういうの、唾液の量の個人差で好き嫌いがはっきりするんですよね。
唾液が多めの人にはかなりウケそうな気がします。
よくできてるなーとは思ったけど、私ゃ少なめの人種っぽいので、正直ちょっと苦手な食感でした。



【ファブリス ジロット】

FABRUCE GILLOTTE。フランスはディジョンの高級チョコ屋さん。
ここの新作が試食したら思いのほかおいしかったので、思わず衝動買い。




今年の新作、Pure。蓋はスライド式で割と固め。
最初開け方わかんなかった。



サンドクッキーみたいな見た目だけど、実際にはドーム型のチョコが向かい合わせで入っているだけ。
最初、ごく自然に2枚取ろうとしてしまい混乱した。(笑)



これ、5mm厚くらいのうすーいチョコです。
そのうすーいチョコの中に、2mm厚くらいのクリーム(というかどろどろの生キャラメル)の層が閉じ込めてあります。だから上下のチョコの厚さなんて1mmちょいくらいしかないという恐ろしい薄さ。だから凄く割れやすい。よく作ったなぁこんなの。

ほんとに割れやすいので、口に入れると簡単に割れて、すぐにチョコとクリームが混ざり合います。これがうまい。特にナッツのクリームは香りがどーんと広がって、チョコの味とすぐに一体化してくれるのがちょっと感動的でした。

ただ、海外の職人さんなので、やっぱりちょっと甘すぎるんですよね。海外のチョコらしい、しつこい甘さ。
日本で売るならチョコはもっとビターにしても良かったんじゃないでしょうか。


ってことで、今年も随分買っちゃったなぁ。
幸い賞味期限はそこそこ長いので、これから1ヶ月くらい、少しずつゆっくり楽しみます。


937グラムのブタの塊ごろん

2012-12-30 23:22:03 | 食い物
クリスマスネタ最後。
流れ的にはそろそろコミケのコスプレ写真でも載せるべきなんだけど、さっき大事件やらかして心が折れたので肉塊の話でも書く。

ローソンでマミさん予約するとき、カタログ見て「アイスバイン」ってのが気になったんですよ。
豚の脚の肉を丸ごと塩漬けにして、さらにハーブで煮た料理なんだとか。

いやそれはいいんだけど、普通、日本のクリスマスならチキンでしょ。もしくはアメリカっぽく七面鳥。
その他だとステーキとかで牛肉はアリでしょうけど、豚塊肉ってクリスマスに売るモノだったのかと。

クリスマスに豚足をかじるって何かのネタにあったなぁ、とか思いながら、でもマミさんのケーキ眺めながら豚の脚にかじりつくのもいいかもしんない、なんて思ったりしたので1本買ってみました。



なんか専用の袋に入って渡された。


中身。豚肉の塊の真空パックが、何故か網に入ってる。
網お前なんで真空パックの内側じゃないんだ。



どどんと937グラム。これで2400円。
100g256円くらいなんで、豚肉にしちゃ高いけどまぁ許せるレベル。



確かにずしりと重かったけど、まさか1キロ近くあるとは。
なんか凄いもの買っちゃったなぁとかなり後悔してます。

で、この肉塊、食べる前に30分程袋ごとお湯に入れて煮なきゃいけません。
しかし男の一人暮らしでこんなでかい肉塊が入る鍋なんか普通無いと思うんですけど。

色々検討した末、26cmの北京鍋に無理矢理押し込んで、それでも下半分だけしか湯に浸からないので、適時ひっくり返して温めることに。ああめんどくさい。



できあがり。なんかマンガ肉よりマンガっぽい肉が出てきた。
ちなみにこの皿の直径が27cmなので、肉はだいたい1リットルのペットボトルくらいのサイズかと。
実際にはそれより一回りは太いけど。



切った。というか削った。中まで同じ色なんだ。


973グラムのマンガ肉。
なんか想像よりワイルドすぎてくらくらしました。

で、お味の方ですけど。


塩辛い!
薬臭い!
豚臭い!



正直びみょー。

噂で聞いていたアイスバインはスープ料理だったり煮込み料理だったりしていて、もっとあっさり系の料理だと思っていたんですが、これはハム。ハムの味でした。
あのたまにお歳暮用とかで丸くないロースハムとか売ってたりするじゃないですか。あれをまるかじりしていると思ってもらえると分かりやすいかと。

あ、超高級なハムじゃないですよ。
あくまで微妙に高めのハム。そんな味でした。


しかしいくらマンガ肉とはいえハム味の肉塊が1キロ近く。正直飽きます。
少量つまみに食う分には良いんでしょうけど、ガツガツ食う味じゃないですね。

まいったなーどうやって食い切ろうかなー。
もうカレーに入れようかとか酷いこと考えてました。

そしたらですね。なんとケーキと一緒に食ったら驚きのハーモニー。前にも書きましたけど、ミニストップの6000円のケーキというかチョコクリームの塊みたいなのと何故だか妙に合うんです。

あのケーキ、コーヒーを飲んでも紅茶を飲んでも口の中に味と香りがねっとりといつまでもいつまでも残るのが割と不快だったんですが、このアイスバインの肉片を一口食うだけで、その後味が一瞬で吹っ飛ばされるんです。
で、今度はアイスバインの味がいつまでもいつまでも口の中を支配するんですが、今度はそこにケーキがやってきてまた一瞬で吹き飛ばしてくれる。(笑)

このマッチポンプでまぁ食が進む進む。
あり得ない食い方だと思うんですが、合うんだから仕方が無い。

正直、二度と試す事はない組み合わせだと思いますけど、人生に一度くらい、こんな経験があってもいいんじゃないでしょうか。




ティロ・フィナーレ!



もう何も怖くないケーキは怖そうだったが怖くなかった

2012-12-29 10:04:34 | 食い物
えーっと、前の記事はミニストップの6000円ケーキでしたけど、
クリスマスケーキ、実はもう1個買ってました。

年に1度ですからね。景気も上向くよう、たまにはぜいたくしてみようかと。



ローソン「もう何も怖くない」ケーキ4号 4980円也。


なんと4号(12cm)で5000円弱ですよ。ミニストップの5号(15cm)6000円といい勝負。(笑)
まー高いとはいえどーせ大半は版権料とフィギュア代でしょうから、ケーキなんて殆んど期待してません。ネタ的に購入。

あ、ちなみに”「もう何も怖くない」ケーキ”というのは正式名称です。
ローソンいいのかそれで。




箱側面。かわいいじゃないの。
しかし4号とかいいつつ5号の箱なんですけど。



中には上げ底みたいにこんな箱が入ってました。
なるほどそれで5号の箱か。



中身の箱の裏。プラモみたいな組立図が無いので、この写真だけが頼り。


そして中身の箱の中身。
腕1本持って行かれてましたがマミってはいませんでした。
やっぱそういう演出は無いのね。(ぉぃ)



マミさん、あんな箱に入っているのでそんなにでかくないだろうとか思ったんですが、組み立ててみたら割とでかくてびっくり。あ、これいいもの買ったかも。ちと高かったけど。




ケーキデコった。何だろうこのいいバランス。4号で正解だ。


念のためマミさんぐるぐる。


おっといけね倒しちゃった。


ってことで、このケーキ、なかなか良く出来てました。
ケーキに乗せてこそのマミさん、マミさんが乗ってこそのケーキ、という組み合わせで、割と見た目の良い仕上がりになってました。

しかし良く出来たマミさんもいいけど、オマケでマジパンのマミさんとか付けて欲しかったなぁ。
そりゃ当然食うために。どう食うかは書くまでも無い。(笑)


あそうだ。肝心の(?)ケーキの方。



マミさんがふんづける前のケーキ。
純潔の白。割とオーソドックスな生クリームケーキ。



カット。割と中のクリーム層が厚い。
そして特筆すべきは、この挟まれているジャム。



ホントに全く期待していませんでした。どーせオマケだろうと。
だから驚きましたよ。

ふつうにうまい。
いや、結構うまい。
これはうまい。

普及帯の5号3000円6号4000円なんてケーキより、明らかに1ランク上でした
そりゃこの値段とサイズなら当然かも知れませんけど、どーせ大半はフィギュア代だろうとか思っていたので、驚きましたよ。

まずクリームが軽い。くどくない。スポンジも柔らかめで、その軽いクリームに良くあっている。
そして一番嬉しかったのは、中間層のイチゴジャムが安物じゃなかったこと。
煮込んだイチゴの果肉がごろごろ。ジャムのくせに凄い果肉感。

クリームと、スポンジと、イチゴの甘さと酸味が凄くいいバランス。
イチゴがジャム状なので、何処を食べてもこのバランスが崩れない。
そしてどの味も強すぎない。重過ぎない。後味が3秒くらいですぅっと消えていく。
だからまた一口食べたくなる。

いくらでも食べられる系のケーキですこれ。
ヲタ男一人で食べ切れることを意識したんでしょうか。そう思わせる感じの味でした。


いやー、期待していなかったとはいえ、いいケーキでしたよー。
今までコンビニのクリスマスケーキでイチゴショートのうまいのに当たったことが無かったので、ホントに嬉しい誤算でした。

来年はこの土台だけ、1500円くらいで出してくれませんかね?
乗せるものはもう持ってますんで。(笑)


6000円のケーキはブタの足に良く合う。

2012-12-25 00:00:42 | 食い物
クリスマスですよクリスマス。
甘党でクリスマスイブっていったら、今年もアレしかないですよ。

ってことで買っちゃいました。



ミニストップの今年のスペシャルケーキ、
モンドセレクション審査委員佐々木シェフ監修「Rubis」



チョコレートケーキなのに、目が覚めるような鮮やかな赤。


普段からベルギーチョコシリーズ(とソフトクリーム)でスイーツの評価が高いミニストップ。
そこが出すチョコレートケーキですよ。しかもなんと6000円!

昔ローソンが1万円ケーキってのを出しましたけどアレはイチゴとシャンペンでごまかしてましたし、今年のイトーヨーカドーも銀座千疋屋提携の8号タルトが13000円とかしましたけど店が店なので当然とか思っちゃう感じもあるんですが、こっちはコンビニが、あのミニストップが、ケーキだけで6000円もっていくんですよ。

どんな味がするんだろ、って思いますよねやっぱり。
だから買いましたよ。高かったけど。

で、買ってきて、箱開けてびっくり。物凄いいい匂い。チョコレートの香りが凄い。
これは!これは!期待大ですよ!



ちょこっと切ってみた。高いから少しずつ。(笑)


断面。あんまり綺麗に切れなかったけど、スポンジが全く見当たらないのは分かるかと。


すんごい期待して食いましたよ。
食ったんですが……うーん、おいしいけど、おいしいけど……ケーキじゃ無いんだよなー。

モノとしては、上から下まで濃厚なチョコクリーム。
でも濃厚すぎる上に、味に変化が無いから、すぐ飽きちゃうんですよ。
一応ラズベリーもスポンジも入っていることは入っているんだけど、量が少なすぎて味に変化をつけるなんて無理無理というレベル。チョコクリームの量に思いっきり負けている感じ。

うーん。
これなら3000円クラスのショコラケーキの方が満足感高かったかも……。
残念。まぁいいかおいしいことはおいしいから。

……

なんて思っていました。
最初は。

この後、肉と一緒に食ったら驚きのうまさ。



これ。アイスバインっていうヤツ。詳細はまた後で。


アイスバイン。
豚肉の豚臭さ、塩蔵肉の塩辛さ、なかなかの難敵でした。

でも、このやたら尖った肉料理に、このケーキがすごく合うんですよ。
臭くて塩辛い豚肉でも、このケーキならホントに楽勝で勝てる。そのくらい味と香りが「濃い」んです。ベリー系やチョコのソースを合わせる肉料理とかありますけど、まさにそのノリ。

あーなるほど、このケーキはデザートじゃないんだ。
メインディッシュの一部なんだ。

そう思ったらこの6000円って値段の意味が、ちょっと分かった気がしました。

デザートとしては微妙でしたけど、こういうケーキもありでしょうね。
少なくとも、私は嫌いじゃないです。