せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
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遠すぎてもう良く見えないけど

2012-09-01 00:21:04 | 雑談雑感
2007.8.31 VOCALOID2「初音ミク」販売開始。






もうあれから5年ですか。早いものですなぁ。
あの当時から既に色々ブッちぎっていて話題騒然でしたけど、今じゃ↓これですもの。





……凄いよなぁ。


でも凄いと同時に、何だか随分ミクが遠くなっちゃったなぁっていう、寂しい感じはありますね。
つたない感じであちこちぽちぽちといじりながら、ああこんな歌い方もできるんだ、こんな歌も歌えるんだ、何か歌わせてみようかな、なんていうレベルで楽しめていた頃が懐かしいです。

まぁ仕方ないさ、今のミクさんは当時のミクさんとは違うんだから。
そんなことを思っていたら、こんな記事が出ていました。

 ■「サンクチュアリとしての初音ミク」 ミクと駆け抜けた5年、開発元・クリプトンに聞く
  (ITmediaニュース)

クリプトン社がミクという現象をどのように考えているかが良く分かる記事だと思います。
これを読めば、なんでミクがアニメ化しないのか、パチンコ化に反対しているのか、その辺りも理解しやすいんじゃないでしょうか。

でも一番心にぐっときたのは、この記事の最後の言葉。


「今は過渡期で、中途半端な時期。ここからさらに、2、3段階整備していかないと、初音ミクが本当に好きだった人たちが思い描いたミクが、世の中のビジネスやサービスとリンクしたりしないだろう」


本当に、本当にそうなんでしょうか。
そんな時代が、また来るんでしょうか。

ミクという未来のテクノロジーが、人から人へと表現を繋ぐ巨大な水平展開を繰り広げる。
5年前、未来が来た、SFが来た、自分の手の中に来た、そう思わせてくれたあの頃の感動と熱さが、また戻ってくるんでしょうか。


そのために何が出来るか、といえば私には何も出来ることはありませんが、
久しぶりに今日くらいは、VOCALOID2 Editorを起動してみようかな、と思いました。