せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
なおAdsenseはgooが勝手に出してるだけ。

2011.04.10:泥かき行ってきました

2011-04-15 22:06:17 | 旅行
※2011.07.06補記:
これは4月時点で個人ボランティア希望者への参考として書いた記事です。
情報が古いため4月末時点で非公開にしていましたが、もう情報を拾う人もいないでしょうから、過去の記録ということで再度公開に切り替えます。



割とニーズがありそうなネタなので、臨時に更新。

しかしBlog休んでいるのに更新するとか俺はバカじゃなかろうか。
一応、まだ休止中ですよ、このBlog。(笑)


……おっと、いきなりの閑話失礼。

ってことで、4月10日の日曜日1日だけでしたが、宮城県は岩沼市ってところまで、独りで泥かきのお手伝いに行ってきました。

 ■岩沼市災害ボランティアセンター

今回お世話になったのは、岩沼市の災害ボランティアセンターです。
被災地や泥かき現場の写真はありませんけど、誰かの何かの参考になるかも知れないので、ボランティアセンター関連の写真だけでも以下に載せときます。



ボランティアセンターの玄関。まだ時間が早いので靴も少ない方。


8時頃(受付1時間前)のボランティアセンター前の駐車場。そんなに広くはない。



実は間違えて向かいの市民会館の駐車場に停めてました。ごめんなさい。


ボランティアセンターのある総合福祉センターにも駐車場はあるのですが、いかんせん、ちょっと狭いのです。代わりに、向かいの市民会館の駐車場がやたらでかくて空いているので、ボランティアセンターに停められない場合はそっちが使えそうです。
取りあえず、遠方から行っても車が停められずに引き返す、なんて悲しい事態が回避できて一安心でした。(笑)

 ※4/14付けで、岩沼市ボランティアセンターも市民会館側への駐車を勧めているようです。




玄関の掲示。テント暮らしも出来るらしい。


大型運転手募集って事ですけど、ハイエースみたいなバンが活躍してました。
普通免許でもいいのかな?



その他大勢はコッチですね。泥かき。身体が資本。


玄関に「大型運転手募集」って書いてありましたけど、実際にはハイエース等のバンが送迎に走り回っていましたので、本当に大型運転手だけが必要なのかはイマイチ疑問ではあります。
取りあえず、5人乗り乗用車の出番はあるのかないのか、聞いてくれば良かった。




入るとこんな感じ。ぽぽぽぽーん。
ちなみにありがとウサギの右側が受付、左側が泥かきの待機列。



大まかな流れ。実際にはもっと大雑把でした。(ぇ


受付自体は、そんなに混んでいませんでしたね。


この座ってる人たちは、みーんなボランティア仕事待ちの待機者。
なんと無償作業すら早いもの勝ちの競争社会。出遅れると午前中を棒に振ることに。



受付が余りに閑散としていたので、実は気付かずに通り過ぎてしまいました。(笑)
受付でやることは、ボランティア保険の加入と、名簿への記入だけ。特に何も聞かれず、良く分からないまま列に並んでいたら、泥かきに回されました。そしてそのまま1時間放置。仕事を貰うのも楽じゃないです。

まぁ泥かきやるつもりで来たから問題は無いんですけど、なんか不安になる時間でした。




このガムテープとマジックで名札を作って、服に貼っておきます。


ありがちな図ですけど、こんな完全装備の人、一人も見なかったな。
マスクだけは必須ですけど、後はもうてんでばらばら。



装備ですけど、岩沼市のボランティアセンターでは長靴と軍手は借りられるみたいです。私は軍手だけ借りて、長靴は持参品を使いました。
あとスコップや一輪車(ネコ車ってやつ)など、必要な道具も状況に応じて貸してくれます。というか資材については作業フローが貸し出し前提で組まれているので、本当にスコップを持参していった場合のスキームが想像できません。ずーっとスコップ持って待機列並ばないといけないのかな。


で、この後は、ニーズに応じて列の先頭から数名ずつ、オリエンテーション室に呼ばれます。
そこで注意とか案件の具体的な話等を聞くのですが、まー自分の回は凄くざっくりしていて、「庭の泥かきを12人で」「リーダーを決めて下さい」「車の用意が出来次第、資材積んですぐ出発」くらいの話しかなかったような記憶が。担当の人によって違うらしいですけど、まぁお互いボランティア、そこは出たとこ勝負で臨機応変というところですかね。

そんな感じで(?)車の準備が出来次第、乗り込んで現地まで送ってもらいます。
今回の作業は庭の……といっても10m×20mくらいはある土地の……泥だし。一面に10センチほどたまった泥(多少ドブ臭い)を、スコップですくって、一輪車に乗せて、道路脇まで運んで山にしておく、という作業。作業時間は2時間。終わっても終わらなくても2時間。1時間で10分の休憩が入ります。


感想:すげーキツかった。吐くかと思った。(ぉぃ)



作業中ずっと頭に浮かんでいたのは、デイリーポータルZで延々穴掘ってた話。

 ■700人が穴を掘る!全国穴掘り大会 (デイリーポータルZ)

> でも、掘ってる自分は歴史の教科書に出てくる圧政のもと無理矢理働かされている人のようだ。

この一文に何か妙な共感を得られるのは何故なんだろう。(笑)

ええ。ボランティアです。好きでやってるんです。
分かっているんですけど、やっぱり苦しいし、きつかったです。
さらに今回は広すぎて2時間じゃ終わらず、後日継続って形での引き上げだったので、達成感ってのも特に無かったのですよ。

ということで、泥かき行きたいって方。
キツさはそれなりに覚悟しておいた方がいいですよ。


でも、自分としては、また行きたいです。
腕も脚も腰も3日間筋肉痛でしたが、それでも、また行きたいです。

あんな重い泥、あんな大量の泥、地主さんだけじゃ絶対に無理です。
そもそもこんなにヘトヘトになる作業、地元のボランティアの人たちだけに任せていたら、いつか身体壊しちゃいます。

たった1日だけ、たった独りでの参加。
継続参加出来ない以上、戦力としては市内、県内の方々に遠く及びません。
でも、被災者の方、もしくは市内、県内ボランティアの方、そんな誰か一人の代わりにヘトヘトになれたのであれば、それだけでも行った甲斐はあったのかな、そう思っています。


#まー次は岩沼市以外に行くかも知れませんが……今んとこ未定。





オマケ。パンもバナナも貰えなかったけど炊き出しの豚汁を頂きました。
残念だったのは、当時ヘトヘト過ぎて食欲が湧かなかった事。美味かった分、今更悔しい。(笑)