せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
なおAdsenseはgooが勝手に出してるだけ。

2011.02.11 CP+その4:三脚とカメラバッグと赤道儀

2011-02-20 22:20:49 | デジカメ・AV系
CP+ネタラスト。
最後はカメラ本体ではなく、周辺機器系を色々。




三脚のSLIKから女性向け三脚という提案。


まさか三脚の世界に女性向けというカテゴリが出てくるとは思わなかったのでちょっとびっくり。(笑)
「カンタン雲台」「バックに入ってちょうどいい」「カンタン脚操作」ってことで、確かに見るからに小さい、安物っぽい雰囲気。
夜景撮影とかに使うにはスペック的にかなり辛そうな代物ですが、確かにコンデジには女性向けカラーがあるのに、三脚には無かったというのは片手落ちだったかなぁという気がしますね。何となく。

ただ、女性はそもそも三脚に興味が無いというか、三脚を使わないで済む機能をデジカメに求めている気がするので、果たして売れるのかなぁと、ちょっと心配でもありました。




イタリアManfrottoのカメラマン用ジャケット……というかバッグ?


パンフレットを貰い忘れたので詳細は分からないんですが、プロ用のフィールドでのタフな使用にも耐えられるジャケット、みたいなことが書いてあった気が。でも何が凄いって、レンズ用ポーチがジャケットの前にくっついてること。
これちょっと欲しかったけど、なんか凄く高そうだったし、そもそも人生初のイタリア製ジャケットがこれでいいのかという気も少々。(笑)




望遠鏡のVixenから、カメラのような妙な商品の展示。夏頃発売予定。



なんと天体撮影用の赤道儀でした。おおおおこれ凄い!


Vixenでは夏頃の商品化を目指したポータブル赤道儀「POLARIE」が展示されていました。
重さ1.5kg、耐加重1.5kg、単三電池2本で2時間動作、極軸望遠鏡はオプション、というスペックなので、望遠鏡というよりは星景写真用でしょうね。2時間駆動といっても精度的に辛いので、1枚数分くらいの撮影を考えているんじゃないでしょうか。

但し、お値段は5万円台になれば、という話でしたので、スペックとサイズを考えると、ちょっとお高め。
もう5万積めばGP2赤道儀のモータードライブ版が買えると思うと、どちらがお得かは、今後の撮影人生次第かも知れません。(笑)

個人的には、これ安くなったら欲しいなぁ。
3万切ったら……はちょっと夢すぎるかな。



ちなみにこちらがGP2赤道儀。市価10万くらいかなぁ。
これでも小さくて安い方、だったはず。




2011.02.11 CP+その3:nanoblockに悩む(笑)

2011-02-18 22:08:41 | デジカメ・AV系
ペンタックスには645Dからk-rまで色々な意味で他社と一線を画するデジカメが多種ありますが、まさに色々な意味で一線を画する極北に位置するカメラがこちら。



PENTAX Optio NB1000。何故か前面がnanoblock


見た瞬間「面白そう!」っていう直感は感じるんですけど、一体これをどーやって使えばよいのかイマイチ具体像が思い浮かびません。そもそも何を考えてこんなの作っちゃったのかが気になります。
CP+のペンタックスブースで、ペンタックスじゃなくカワダからnanoblockの人がわざわざ来てプレゼンしてくれると聞いたので、何かヒントでも貰えるんじゃないかと見てきました。




プレゼン開始。しかしいきなりキリン。


2つ繋げて3Dが撮れる!でもシャッターは両手で頑張って同時に押せ。



LEDが光るパーツを付けると、こんな演出効果も狙える例。


筒にして視野を狭くする効果を狙ったりも。


なるほどー、と思ったのはこのくらい。(笑)
当然といえば当然ですが、カワダからの提案は、どっちかというと全然実用的じゃないものばかり。(笑)




カメラの前にジオラマ設置。


鳥居しか映らないカメラ。



もはやカメラの概念すら飛び越えたような。


いやー、プレゼン終わった後の方が、一体どう使ったら良いのかさっぱり分からなくなった。(笑)

個人的には、デジカメ用の新パーツとか期待していたんですけどねー。
例えば、いろんなフィルタをそりゃもう強引に付けられるパーツとか、ピタゴラ装置的な何かを作れるパーツとか、そういうのを期待していたんですが。

やっぱカワダはカワダ、そこまでする気は無さそうですね。
そこがちょっと残念でした。


……誰か作んないかな。


2011.02.11 CP+その2:EPSONブースと吉田繁氏

2011-02-14 23:31:06 | デジカメ・AV系




CP+ネタその2。
今度はエプソンブース。ここはほぼ「PX-5V」という新型高級プリンタ一色でした。

 ■エプソン、A3ノビ対応の高品位「MAXART」シリーズのインクジェットプリンタ (マイコミジャーナル)
 ■シリーズ最高画質プリンタ「PX-5V」は「カメラに選ばれる」 (ITmedia+D PC USER)



これがPX-5V。顔料インクのくせに染料インク並みの解像度。


ありゃピンボケた。染料のPMシリーズと顔料のPXシリーズ高級機の比較。
正直鼻がぶつかるほど近付いても自分の目には違いが良く分からない。



顔料インクのすっごいプリンタなんだそうですけど、正直、自分には染料インク機との違いがさっぱり分かりませんでした。まー顔料でも染料並みのプリントが出来るっていうのが凄い事かも知れませんけど、個人的には染料インクでいいかなと。まだこんな凄いプリンタ使う程の写真撮れてないし。


そんなエプソンブース。
実は展示よりも、写真家の吉田繁氏の講演が印象的でした。



和紙とかサードパーティーの用紙にプリントするための話がメインでした。


テクニック的には和紙のようにコントラストの出ない用紙にプリントする場合に、何に気をつけて現像、レタッチすれば良いかという話だったのですが、それより印象に残ったのは、「写真はプリントして完成する」という氏のポリシーそのものでした。
和紙に印刷した白黒写真は、まるで木炭画のようで、もう写真というより絵画のような作品でした。プリントというとお店でやってくれる、モニタの絵がそのまま紙になったようなモノしか想像していませんでしたけど、なるほど、プリントによって、モニタで見るのとは全く違う作品性が出てくるものなんだと、この日この講演で気付かされました。

また氏の語り口がいいんですよ。テンポも歯切れも良く、それでいて分かりやすい。
大変面白い講演でした。


エプソンブースに限らず、総じてCP+は、展示と同じくらい講演も面白いですね。
すっかりショー化してしまったCEATECやTGSと違って、展示会という雰囲気が残っているのがCP+のいいところ。CP+も拡大路線みたいですけど、こういう雰囲気は、変わって欲しくないものです。


2011.02.11 CP+その1:X100、X50、X5

2011-02-13 22:17:02 | デジカメ・AV系
先週パシフィコ横浜で行われたカメラの展示会「CP+」に行ってきたので、そのレポなんかを簡単に。
まずはカメラらしいところで富士フイルムとキヤノンの最新機種から。


まず富士フイルムのFinePix X100

 ■The FinePix X100 Professional Photographer's compact digital camera (富士フイルム)
 ■富士フイルム、APS-Cセンサー搭載の「FinePix X100」を国内発表 (デジカメWatch)
 ■狙うは写真の原点――富士フイルム「FinePix X100」 (ITmediaデジカメプラス)
 ■富士フイルム 注目はやっぱり「FinePix X100」 (ITmediaデジカメプラス)

富士フイルムが自信を持って投入したフラッグシップモデル。
前評判から高かった分、実機展示は凄く並んでましたねー。説明員が技術的な回答をしてくれるコーナーが大人気でしたが、そっちは30分待ち以上だったので、ただ触って使えるだけの展示に並んできました。それでも15分くらいかかりましたけど。

どうでもいい話ですが、PIEまで含めて、フジのブースでこんなに人がいるのを見た事って近年無かったんじゃないでしょうか。(笑)




割とレトロな外観。でも持つとしっくりくるサイズ。


ファインダー。視度調節ダイアルが大きめで扱いやすかった。


見た目は単なるレトロなデジカメなんですが、触るとびっくり、良く出来てました。

まずファインダー。光学ファインダー(OVF)と電子ファインダー(EVF)を切り替えられるのがまず素晴らしい。どちらも長所短所あるので、自由に切り替えられるのは凄くありがたいです。そしてその切り替えが凄く早くてスムーズ。OVFメインで、ちょっと露出確認にEVF見てすぐOVFに戻す、なんて感じで切り替えながら使えそうなレスポンスでした。
そしてシャッタースピードや露出補正が上面のダイアルで直接操作できるので、凄く楽。EVFならダイレクトに露出条件が見ている画像に反映されるので、こまめに露出補正をしようという気にさせてくれます。
今回は画像を持ち帰れなかったので肝心の画質は分かりませんけど、カメラとしては特に冒険もしていませんから、並み以上には写るでしょうきっと。

感想としては、とにかく使っていてストレスフリー。
さくさくと思ったように使えて、素早く反応してくれるカメラでした。

これ欲しい。ホント欲しい。でも12万だそうですけどね。
値段分の価値はありそうに思えましたけど、気軽に買える額ではないなぁ。


あ、1つ気になったのは、FinePix伝統の打たれ弱さ。
これ落としたら一発で壊れるだろうなぁ、っていう感じはしましたね。(笑)

いやまぁどんなカメラも普通は落としたら壊れますけど、そんな中でも、こいつは特に打たれ弱そうな印象がするんですよね。そこがちょっとだけ怖いです。



で、次はキヤノンのEOS KissX5と、X50。
全然新鮮味の無い新製品ですけど、APS-Cタイプの一眼の買い替えを考えているので、ついでに見てきました。

 ■キヤノン、バリアングル液晶モニター採用の「EOS Kiss X5」 (デジカメWatch)
 ■キヤノン、“赤ボディ”のエントリーモデル「EOS Kiss X50」 (デジカメWatch)



EOS KissX5 やる気無いので写真1枚しか撮ってない。(笑)



EOS KissX50。なんと展示はEF50mmF1.8IIが付いてました。


X5とX50、てっきりX50が上位機種かと思ったら下位機種でした。
X50は入門機って感じで、昔のKissFの位置付けみたいですね。

KissX5は主にバリアングル液晶の使用感だけ見てきました。
モノはEOS 60Dと同じなんで新鮮味は無いのですが、本体が軽い分、バリアングル液晶も使いやすくなってます。

バリアングル液晶つかう時って、人垣の上から撮るときとか、地面すれすれで接写するとか、どうしても背伸びしたり屈んだりする姿勢が多いわけです。EOS 60Dのときは「ちょっと重いなぁ」って感じたのですが、KissX5は軽めなので、背伸びだろうと何だろうと、かなり自由に振り回せそうです。恐らく60Dよりバリアングル液晶の長所を存分に発揮できるんじゃないでしょうか。

その他の点は、恐らく現行機種KissX4と大差無いので割愛。
まー相変わらず無難に良く出来た初級機だと思います。


で、X50の方は写真の通り、短焦点レンズEF50mmF1.8IIを付けての展示でした。
入門機とか言っておいてあんな癖のあるレンズをセットで売るなよ、とか思ったんですが、実際に触ってみると「コレもアリだ」とか思わず納得しちゃったのが不思議なところ。(笑)

Kissに50mmのレンズなので、実際には80mm相当。画角が凄く狭いので、普通に考えれば凄く使いにくいです。どのくらい狭いかと言うと、片手を前に精一杯伸ばして、その手を撮ろうとすると画面いっぱいになる位と思ってくれればいいかと。

ただ、思いっきり背景がボケます。そりゃそうなんですけど、1m以内の接写なら、誰がどう撮っても問答無用でボケます。一眼を買う人は背景のボケを期待する人が多いらしいので、このレンズくっつけておけばサポートセンターの電話の回線を減らせるんじゃないでしょうか。(笑)
あと、驚くほど軽いです。軽いボディに軽いレンズなのでこれも当たり前ですけど、もうオモチャのような軽さ。このセットなら、長時間持ち歩いても疲れないでしょう。

ってことで、背景はボケるし軽いしと、使ってみると割と楽しいカメラでした。
入門用にしては余りにクセが強すぎますけど、分かって買う分には、コレもアリっていう感じでしたね。


オマケとして、昔EOS KissDNにEF50mmF1.8IIを付けて撮った写真を貼っておきます。
KissX50の変態キット(ぉぃ)を考えている人の参考になれば。





Avモード、F1.8(開放)での撮影。
ちなみに撮影場所は、今は無き秋葉原のCafe&Dimension。いいお店だった……。



ピンボケにならければこんなのが撮れます、ということで。
なんせ絞り開放だと被写界深度の浅いレンズなので、ピントだけは常に注意しないといけません。

あと、旅行のスナップショットには向かないレンズですので注意してください。
身長160cmの人の全身を入れようとしたら3mくらい下がんないと入りませんので。(笑)


デジタル一眼、秋の新機種雑感

2010-08-30 21:47:08 | デジカメ・AV系
来月のドイツPhotokina合わせで、先週はデジタル一眼カメラの新製品ラッシュでした。
ニコン、ソニー、キヤノンと出てきましたが、各社各様というか、方向性が良く出ている新製品、って感じでした。

例えばソニー。


 【 SONY α55/α33 】

 ■「トランスルーセント」で高速AF、ソニー「α55」「α33」 (ITmediaデジカメプラス)
 ■瞬間を逃さないカメラ――「α55」「α33」詳報 (ITmediaデジカメプラス)

面白いカメラ出しましたよねー。レフミラーが動かない一眼。
どんなシャッター音がするんでしょうか。ミノルタ時代からのαファンがちょっと不憫に思える大胆さです。

一番の目玉は中級機クラスの価格で秒間10コマというプロ機並みの高速連写機能。
これはかなり魅力なんですけど、要は、CyberShotですよねこれ。

 ■デジタルスチルカメラDSC-HX1 (SONY)
 ■ソニー「サイバーショット DSC-HX1」、秒間10枚の高速連写機能搭載デジカメの実写画像 (日経トレンディネット)

DSC-HX1のレンズをαマウントにしただけ(いや当然それじゃ済まないけど)、印象的にはそういう商品でして。
つまるところ、CyberShotが売れるのにαが売れないのなら、αをCyberShotにすりゃいいだろうと、そういうコンセプトなんでしょうか。まぁ確かにその発想で充分面白いんですが、両方の境界を今後どうしていくのか気になりますね。どちらかが売れたらどちらかは絶対売れないでしょうこの路線だと。

あ、個人的にはEVFは減点要因なので買う気はありませんけど、面白いのは間違いないです。運動会とかスポーツモノ撮るなら秒間10コマは物凄い武器になりますから、連写専用機として一定のポジションを得そうな気がします。そんな意味で注目していたいカメラです。


ただ……どうせ連写がウリなら、セットで売るレンズを考えて欲しかったなぁ。
スポーツ撮るなら絶対に望遠が必要なんですけど、ダブルズームキットじゃなくてSAL16105SAL18250とのセットすれば良かったのにと。値段にもよるでしょうけど、そこそこ値引き感のある価格を付けたら結構売れそうな気がするんですけどね。



 【 CANNON EOS 60D 】

さて、ソニーの次はキヤノン。
一応キヤノン使いなので、割と注目していたんですが、ですが。

 ■キヤノン、EOS初のバリアングル液晶モニター搭載機「EOS 60D」 (デジカメWatch)
 ■キヤノン、「EOS 60D」の新製品発表会 (デジカメWatch)

「趣味なら、本気で。」「これから一眼レフカメラを使って本格的に写真を始めるユーザー」だそうですよ。
そこは初級機と呼ばれたKissX4(ちなみに入門機はKissX3だとか)の役割じゃないかと個人的には思うのですが、キヤノン的には60Dの役割だったんですかそこは。なんか微妙な格下げ感が。

目玉は、バリアングル液晶かなーやっぱり。ニコンのD5000とか意識したんでしょうか。
確かにバリアングル液晶は凄く便利です。花壇の花撮ったり、人垣越えの撮影だったりと、PowerShotS3ISユーザーなんでその便利さはもう痛いほど理解してます。

でもねー、EOSの2ケタ台に求めるのはコレジャナイんですよ。
純粋に、カメラとしての性能でとんがって欲しかったんですよ。

今の状況だと、連写やファインダーを重視するなら貯金してEOS 7D買うし、連写とか気にしないから綺麗な絵が欲しいとか動画撮りたいのならKissX4だし、EOS 60Dの居場所が売り出す前から既に無いんですよね。
「俺バリアングル液晶の一眼レフずっと待ってたんだよ」って人なら別ですけど、そんな人は既にソニーかニコンに逃げている気もしますし。

そもそもバリアングル液晶なんてプロ機以外の全機種で採用すればいいんですよ。純粋に便利なんですから。EOS 60Dの差別化に使うべきアイテムじゃないんです。

やっぱり、EOSの2ケタ台には、もっと性能でとんがって欲しかった。
それこそ7Dを脅かすような、とんがった中級機であって欲しかったなぁ。

まー50Dと比べて軽くなっているし色々改良点も多いのは評価するし、基本的に良いカメラだとは思うんだけど、やっぱり何か残念な新製品です。
俺、これ買う金があるならKissX4買うだろうなぁ。



 【 Nikon D3100 】

で、最後にニコン。
ニコンは全く使った事が無いので外野専門ですが、外野なりのイメージってのはあります。(笑)

 ■ニコン、同社初のフルHD対応デジタル一眼レフ「D3100」 (デジカメWatch)
 ■デジタル一眼レフカメラ D3100 (ニコン)

価格帯は上記ソニーやキヤノンより1ランク下ですね。
恐らくキヤノンのKissX4の対抗馬という感じなんでしょう。

目玉は……なんだろう。やっぱりカメラ本来の基本性能ですかねー。ニコンらしく。

実際、撮影サンプルとか凄いクオリティで鼻血でそうですよ。しかも4枚中3枚はキットレンズで撮っているとか何それ。
ライバルであるキヤノンのKissシリーズはキットレンズの能力、特に解像力に若干残念なところがあるんですが、ニコンのキットレンズはいいよなぁ。こんなサンプル撮れるなら画角以外でレンズ買い足す必要ないじゃん。ちょっとうらやましい。

でも、動画のサンプルが殆ど無いのは何故?
高感度撮影のサンプルも無いんですけど、なんで?

うーん、上手く逃げてるような気がしないでもない。(笑) ここら辺は、カメラ系各誌の実使用レビュー待ちですかね。

ってことで、良さそうだけど、撮影サンプル見るまではなんとも言えないカメラ、という感じですね。
この機能で買う!って機種じゃないだけに、セオリー的な判断が重要かも知れません。


……

まー感想としてはこんなところなんですが、

実は一番気になるのは、この半年くらい、家電屋のデジタル一眼コーナーで人を見なくなった事なんですが。
1~2年前にはかなり賑わっていたんですけどね。もう買いたい人にはほぼ行き渡った感じなんでしょうか。

これらの新製品が、また新しいユーザーの掘り起こしになるか、買換え需要の喚起になるか。そういう事になってくれると嬉しいものです。



正直、無理っぽいかなーという気もしますが……。


ソニーのNEXはちょっと様子見が吉かも

2010-05-25 23:22:59 | デジカメ・AV系
SONYはマイクロフォーサーズの大人気が相当羨ましかったんだろうなぁ。
APS-Cサイズセンサのミラーレス一眼、NEX-3、NEX-5を出した訳なんですけど、うーん……。

 ■デジタル一眼カメラ"α" [Eマウント] (SONY)
 ■ついに発表! ソニーのミラーレスなデジイチ「α」 (ASCII.jp)

SONYが変な意地を張ったのか、もう驚くほどちっこいデジタル一眼です。
そもそもマイクロフォーサーズとAPS-Cじゃセンササイズが一回り以上違うというのに、何故同じサイズのカメラになるのか。SONY恐るべし。

ただ、やっぱ無理があったんでしょうか。
下のリンクを見てもらうと分かるんですが、どうもにも画質がイマイチな気が。

 ■NEX-5/NEX-3 作品ギャラリー (SONY・要Flash)
 ■1st Shot:ソニー「NEX-5」実写画像 (デジカメWatch)
 ■ミラーレスα、ソニー「NEX」を丸裸にする(前編) (ITmediaデジカメプラス)

接写は見事ですよね。花とかボケも良くてなかなか綺麗。
接写以外も、SONY公式の画像サンプルなら、なかなかの出来です。全部縮小画像ですが。

ところが遠景、風景写真になると、web誌2社のレビューは何とも微妙な写りのオンパレードとなるのです。
 ・明部のエッジがなんか偽色っぽい。
 ・何処にピントが合ってるのか分からないようなピントの甘さ。
 ・そもそも妙に低い画像分解能。
この3点の問題故、何かシャキっとしない、寝ぼけた画質になってます。
この程度の画質なら、別に一眼でなくても画質の評判の良いデジカメなら出てくるレベルだと思うんですよ。なんか出費に対して見合わない画質だなぁと思う訳です。

偽色っぽいのや画像分解能が低いのは、やはりレンズが悪いって感じがしますね。
遠景のピントが甘い気がするのは被写界深度が浅すぎるせいとも感じますが、カメラのAFにも何か不具合がありそうに思えます。

まぁレンズは待てば高級品が出るでしょうし、AFの不具合ならファームウェア修正で直るとは思うんですが、やはり今の時点で買うのは、ちょっと賭けじゃないでしょうか。
もしこの夏どうしてもデジカメ買わなくちゃいけなくて、これとマイクロフォーサーズ機と比較して悩んでいる人がいるとしたら、私なら、マイクロフォーサーズ機を勧めますね。


いや、一応書いておきますけど、良い所も多いですよこのカメラ。

まず1つに、このサイズにしては高感度が強い。高感度で最近人気の裏面照射型CMOSは高感度の代わりに明るい所でノイズが出ますが、このカメラのセンサは流石は一眼用、明るいところからISO1600くらいまでは常用できそうです。
もう1つ、とにかくデザインがとんがってる。かっこいいですよね。所有したい、っていうデザインだと思います。

偽色にしてもAFにしても、時間が経てばちゃんと解決してくると思うんですよ。
そういう意味で、ソニーNEXシリーズは、もう1世代熟成するまで待つべきかなと思ってます。


デジカメ買った。

2010-03-05 21:33:22 | デジカメ・AV系
1月末に愛機FinepixF100fdを落として壊してしまい、暫くは予備機のPowerShotS3ISとデジ一眼のKissDNで代用していたのですが、どっちも街撮りで持ち歩くにはちょっとデカイので、取り回しの良いコンパクト機が欲しくて仕方が無かったのですよ。

かといってF100fdを修理してもう一度使う気もしなくて。
修理代が高そうってのもあるんだけど、やはり不満もあったので。

  ・ワイド端解放F値がF3.3と、ちょいと暗い。
  ・シャッタースピード優先AEモードが無い。
  ・露出補正がメニューの奥底にあって使いづらい。

画質には余り不満は無かったんですけど、この3つがちょっと残念。ということで、F100fdの画質、高感度+上記3点を満たす機種は無いものかなー、と色々考えてました。


で、先日ようやく結論が出たので、Amazonで1clickポチっとして買ってみました。



FinePix F200EXR。またフジでございます。
ちなみにこれを撮っているのはPowerShotS3IS。



えーと、ちなみにこのF200EXRですが、

  ・ワイド端開放F値がF3.3
  ・シャッタースピード優先AEモードはない。

という、見事にF100fdの弱点を受け継いだ後継機だったりします。
おいこら不満はどこ行ったんだ俺。(笑)




上:F200EXR 下:F100fd。
裏側は安っぽくなったというか、フジらしい操作系に戻ったというか。



そ。結局、F100fdで感じた不満は露出補正以外殆ど解決してません。
何故選んだかって?


     ……だって、安かったんだもん。


このF200EXR、確か15800円くらいだったはず。
この値段で手に入るならお得過ぎますって。1/1.6インチCCDのデジカメがこの値段でいいのかと。検討していたPowerShotS90の半額なんで、そりゃこっち買いますよ。
きっとF100fdを修理に出しても同じくらいの費用だったと思うんですけど、F200EXRはCCDも新設計だし、露出補正の操作は簡単になったし、と修理に出すよりはメリットあったはず。

あと理由としては、やっぱりフジの写りが好きだというのも1つ。
そしてもう1つ、F100fdのバッテリーを予備に使いまわせるんじゃないかというのも、理由の1つでした。

ところが……?



上:F100fd用NP-50バッテリー。 下:F200EXR用NP-50バッテリー。
なんかスペックが微妙に違う?



同じNP-50なんですけど、何故かF200EXR同梱の方が、電圧と容量が下がってます。なんでなんだろ。まーこの程度なら問題なく使えると思うんですけど、当面は同梱のバッテリーをメインで使っておく予定。


最後に作例。
我がF200EXRファーストライト、じゃないファーストショットをどうぞ。



ISO400、1/40sec、F4.0、フラッシュ非発光、WBオート。
環境は日没後の室内、照明は天井の蛍光灯のみ、手持ち撮影。



一応画像クリックすると縮小前のJPEGも見られます。
でも4000*3000サイズ、4.46MBなんでお気をつけて。

感想としては、おぉ、このデジカメも割とやるな、という印象です。
イマドキのISO400にしては若干ノイジーですけど、紙っぽいというか、印刷物っぽいノイジーさなので、割と嫌いじゃないです。手持ちでここまで撮れるなら、自分の中では合格かなー。


ってことで、これからはF200EXRにも、色々と頑張ってもらう予定。
春だしねー、さて何撮りにいこう。

デジタル一眼の動画の画質って大事なのかオマケなのか

2010-02-10 22:21:07 | デジカメ・AV系
gooブログのジャンルには「デジタルカメラ」と「デジタルビデオ」があるんですが、この記事どっちに入れようか結構迷った。(笑)

 ■キヤノン、1,800万画素CMOS搭載の「EOS Kiss X4」 (デジカメWatch)
 ■EOS Kiss X4 | Sample Images & Movies (キヤノン)

デジタル一眼レフカメラ、のはずが強化点が主にビデオ機能だという、何だか良く分からない新機種です。

用もないのに画素数が増えたとか(150dpiでA1が印刷できる画素数とかエントリー機に必要か?)、ISOオートに感度上限設定がついてマトモに使えるようになったとか地味な機能アップもあるんですけど、写真を撮るという機能に関してはKissX3からそれほど大きく進歩していないような雰囲気が。
ってことで、この機種の狙いは、やっぱり動画機能の強化なんでしょうきっと。


ただ、その割に公式サンプルの動画の画質が今一つ、という気がしないでも。

静物は見事ですよ。まさに写真を撮るように動画を撮っている感じ。綺麗過ぎます。でも、動きに弱いんですかね。揺れる木の枝や、移動するビルの壁なんかに随分とノイズが見られるんですよ。

そりゃ7Dや5D2のようには行かないだろうけど……ホントにこんな画質でいいの? と不思議に思ったので、もう1つのサンプル動画ページも見てみました。

 ■EOS MOVIE (キヤノン)

KissX4の「Circle」って動画、面白いですね。
って、まぁ内容はともかく、コッチでは花火の光に特に目立ったノイズは乗っていないようですね。暗部も明部もしっかりしていてかなり綺麗な動画ですけど、やはりコッチが真の実力なんでしょうか。


正直なところ、
何だか良く分からなくなってきました。(爆)

もしかして、
KissX4の製品ページのサンプル動画、web用の再エンコードで何かミスってます?

それはそれで映像をやる会社としてどうよという気もするんですが、出来ればミスであって欲しいなぁ。


個人的には辛そうでやっぱり辛い方がいいんだけど

2010-02-01 22:25:32 | デジカメ・AV系
ありゃ、これって貴重品だったのか。

 ■品薄状態が続いている桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」を食べてみました
  (GIGAZINE)
 ■辛そうで辛くない少し辛いラー油 (桃屋)

GIGAZINEの記事どおり、うまいですこれ。
但し、ラー油って感じは全然しませんけど。辛くないからですかね。

ラー油というより、「焦がしにんにく風味ごま油」とでも言いましょうか。
いや違うな、「ごま油風味、焦がしにんにくふりかけ」が一番合ってるような気が。
なんせ油より具の方が多いという意外性、そして具が結構しょっぱい。用途に「白いごはん」って書いてあるくらいですから、単品でふりかけになるくらいの味はついてます。

用途はそれこそ何にでも。基本、ごま油が合うものなら恐らく何でも合います。
個人的には、主に鍋物やラーメンの薬味に使ってます。

今日は雪が降って寒かったので、夕食は鶏のスープ炊きを作ってみました。
んで、このラー油を豆腐だったり鶏だったりに付けて食べたのですよ。
そして最後は残した白飯を残ったラー油に混ぜてラー油メシ。あーうまかった。


まー所詮はラー油でふりかけなんで、おすすめ、っていうほどのモノでもありませんけど、自分みたいに毎日ささっと独りメシ作るような人種には、結構便利かも知れません。
ラー油TKGとかはまだやったことないんで、そのうちやってみようかな。