せつなく朽ちた鉄扉

雑草地帯・日記部門。硬軟色々取り混ぜて、よろず話題の書き捨て場。
なおAdsenseはgooが勝手に出してるだけ。

2010.02.20 河津七滝郷、七滝茶屋のいちご三昧

2010-02-25 23:27:37 | 食い物
全然関係ない話から入りますけど、先週の河津桜まつりで職場のおみやげに買ってきた「天城峠のさくら饅頭」という饅頭が凄くうまくて驚いた。
しかし検索しても殆ど情報が無いという罠。さらに写真も撮り損ねた。だからここに書いておかないと忘れそうな気がする。(笑)

ってことで、今週末辺りに河津町行こうって方、和菓子のお土産なら「天城峠のさくら饅頭」、オススメです。ちなみに12個入りで1000円也。まぁお土産としては相場かと。




話は突然変わって河津七滝温泉郷の七滝茶屋。


茶屋といいつつイチゴのデザートが名物。


そして話は饅頭からいっきにイチゴの話へ。(笑)

朝の8時半くらいに到着した河津町でしたが、その後は大渋滞と大混雑でまさに混沌としてきまして。あまりゆっくりじっくり桜を見られる環境ではなくなったので、10時半くらいで脱出してしまいました。

で、向かった先は河津七滝温泉郷の「七滝茶屋」。
ちょっと早いお昼でも……といいつつ頼むのはデザートだったりするわけですが。



パフェも惹かれたが……やはりここはいちご三昧!


きたー! 赤!赤!まっ赤!


小細工一切無しの練乳がけ


凍らせたイチゴをふんだんに使ったサンデー。
「クラッシュド・ストロベリー」って言うらしい。



イチゴ100%の生絞りジュース。
余り甘くないのでガムシロップがついてきます。



まさにいちご三昧。
一体いくつイチゴ使っているのか分かんないくらいのいちご尽くしです。

ま、味については書くまでも無く、イチゴです。外しようがありません。
サンデーは凍ったイチゴのクラッシュがサクサクといい感じの食感でした。アイスとの相性も(当たり前だけど)抜群。
生ジュースは余り泡立っていなかったので、単純にジューサーで搾り出した訳じゃ無いのかも知れません。凄く自然なイチゴの味がするジュースでした。

しかし何より一押しは、やっぱり練乳がけ。
単純ですけど、単純だからこそイチゴの良さが直接来ます。なんでも自家栽培なんで、本当の完熟品を出せるんだとか。確かに香り良く、やわらかい、いいイチゴだったなぁ。

ちなみに裏技。
このイチゴ練乳かけを食べた後、余った練乳を生ジュースに入れるとこれもうまい!(笑)
ジュースにはガムシロップがついてきますけど、代わりに練乳を入れるのもオススメです。


実のところ量は大したこと無いので若干お高めかなーという気もしますけど(笑)、旅行の記念に食べるならアリだと思います。イチゴ好きなら、いい思い出になるはずですから。

あー。
今思うと、いちごパフェも食っておけば良かったなぁ。


2010.02.20 河津町桜まつり

2010-02-23 22:28:01 | 写真


はっさくー はっさくー 河津のはっさくー
ちなみに1袋100円。安っ。思わず買った。これで満月でも安心(?)



先週の土曜、伊豆は河津町まで桜を見に行ってきました。

この辺りの桜は河津桜っていう早咲きの桜でして、この時期に満開になるんですよ。
色が凄く濃くて桃の花みたいですけど、木はちゃんと桜なんです。さらに半月は咲いていると来た。
こんな絵に描いたようなむちゃくちゃな(笑)桜があったのか、これは面白い、とデジタル一眼ぶら下げて写真撮ってきたわけです。

ま、最近風景撮ってなかったから、桜シーズンを控えてリハビリって感じですかね。

といっても、重いカメラは面倒だったので、今回はEOS KissDNに標準ズームレンズという超お手軽仕様です。PLフィルタ付けてるのもこのセットしかないし。

でも、今思うと、5D2持って行けば良かったような気がしないでもないなぁ。
もったいないことしたのかなぁ。





















もうちょい大きい写真もコッチに置いときますので、興味ある方はどうぞ。


しかし、どうも桜の写真ってのは苦手です。
どう撮っても見た目ほど綺麗な写真に出来ないんですよ。

この色の強い桜なら撮りやすいかな、とか思っていたんですが、どーにもイマイチで、なんか納得できません。
実際はもっともっと綺麗なのになぁ。なんで上手く撮れないんだろ。


金沢まいもん寿司・たまプラーザ店いってみた

2010-02-19 22:15:03 | 食い物
先日の金沢の日、予備ネタが余ってたんで何となくup。

金沢といえば回転寿司。
確かに結構レベル高い(そして値段も高い)回転寿司屋が多いのですが、その中でも行く度に「1時間は待って頂くようです」とか言われて諦めてた店が「金沢まいもん寿司」の金沢本店。
旨いのか単に話題性だけかは知りませんが、ずっと気になっていたので、この機会に確かめてみました。

……関東の支店で。(笑)

しかしなんで3つしかない支店のうち2つが神奈川なんだろうか。



……回転寿司屋に見えん。


金沢の本店より立派な建物でびっくり。これじゃ割烹料亭みたいだ。
ここら辺の客層は、こういうお高い系のが好きなんでしょうか。



仕方なくまずはランチセットから。これで1000円はまぁ普通か。


なんと醤油が「関東風」「金沢こだわり」「軍艦用」「ポン酢」の4種類。
ポン酢はともかく、他は違いが良くわかんなかった。(笑)



昼営業も終わりに近い時間だったからですかね?
寂しいことに、お皿が全く流れていませんでした。

いやぁもうがっかりですよ。
後は味くらいしか期待できるものがありません。

個人的に、回転寿司屋で寿司を流していないのが嫌いなんですよね。まず見た目が恐ろしいほど寂しい。そして回転寿司屋のアイデンティティを放棄しているその姿勢が半端で嫌い。
回転寿司屋で流れているものを取らずに注文するのを通ぶる連中がたまにいますけど、それなら回転寿司に来るなと言いたいんですが。あの何の気兼ねも無く食べられるシステムが素晴らしいというのに、何故それを無視するのかと。

幸い目の前に職人さんが突っ立っている位置に座れたので、大声で何度も寿司ネタを叫ぶような最悪な状況だけは避けられましたけど……ああ面倒くさい。




来た。割と普通においしいので、少し安心。


味噌汁もいい感じ。凄くは無いけど、普通においしい。


8貫に玉と味噌汁付けて1000円ですから、まぁ1皿200円くらいの回転寿司相当と思えばいいんでしょうか。
そう考えると、このランチ寿司はかなりうまいです。特にかに味噌はちゃんとかに味噌だったのが嬉しかったなぁ。大抵の回転寿司屋のかに味噌って、謎の苦くて臭い物体だったりする事が多いですから。

ま、当然8貫じゃ全然足らない訳でして。
ここからはお品書き見ながら適当に頼んで行きます。

適当に頼んでたので一皿ごとの値段は忘れました。
つかこの店、ネタで細かく値段が違うんだよね。覚えてられないです。



富山白えび。何故か金箔つき。初めて食ったけど、割とあっさり。


ブリあぶり。あぶり過ぎって気もしたけど、これはこれで悪くない感じ。


ウニ。高いから一貫モノ。これも回転寿司らしくない、普通に立派なウニ。


そして最後はベーコンあぶり。これが意外にうまくてびっくり。


最後に試しで頼んだベーコンあぶりには驚いた。これうまいんだ。
酢飯にコーンを乗せてベーコンで巻いてマヨかけてあぶるという、恐ろしく反則技でジャンキーな寿司(?)なんですが、ベーコンがジューシーで香ばしくて凄くうまい。最後にガツンと〆るには丁度いい感じで、これはちょっと驚きでした。

以上、全部込みで……確か2300円くらいだったような。
感覚的にはもうちょっと行ったかな? と思ってたので、安いといえば安いんですが、良く考えてみるとランチのCPが高いだけで皿単位ではそんなに安くも無いような。
ある程度の出費は覚悟して食う、年に1度程度のお店って感じですかね。でもそれなら普通の寿司屋でいいような気も。うーむ。

やっぱり、皿が回っている状態で見たかったなぁ。
いつかもう一度行くしかないか。


ゴーゴーカレー新宿総本店に行ってみた

2010-02-16 23:39:20 | 食い物
本日は金沢の日。
ついでに飛び出し注意の日。
どうでもいいがユトリロはやっぱり白の時代だと思うんだがなぁ。

まぁ何だかんだで両手じゃ足りないくらい金沢に行っている訳ですが、つい最近まで「金沢カレー」なるジャンルの存在を全然知りませんでした。というか全然見かけなかったんですけど金沢で。
そもそも知ったきっかけがアメリカ人がアメリカで書いた記事というのが既に何かおかしいわけで。(笑) 何だろうなぁ。名物ってのは現地より遠くで出来るものなんですかね。

今じゃそこそこ有名になった金沢カレー、せっかくなので、普及の大元になったゴーゴーカレーの新宿総本店ってのに行ってみました。



え?!こんなところにあったの!?というくらい目立たない。


なんだ新宿ソフマップの通りじゃないか。
ここ昔は良く通ったはずだけど、全然記憶に無かった。(笑)

つか、全然わかんないよこれ。他の支店が思いっきり派手なくせに、なんで総本店がこんなに地味かね。



一応のぼりが。でも山頭火ののぼりに負けてる気がする。


地下なんで階段あり。ようやくソレっぽくなってきた。(笑)


店内取り忘れましたけど、狭かったなぁ。
そろそろ移転しようかとか思わないんだろうか。そんなに愛着があるのかなぁここ。



どん。ロースカツカレービジネス。安定してうまい。


あっぷ。さくっとして割とうまいんだよなこのカツ。
このカツで定食やってくれないんだろうか。やらないだろうな。



ほんと、金沢の何処にこんなカレーがあったんだろう、と常に悩ませてくれる独特のカレーです。
食ったことの無い人のために簡単に説明しますと、
  ・具が無い
  ・妙に黒い
  ・キャベツの千切りがのってる
以上。(ぉ
昔、何処だったか忘れたんですが、やたら辛いハヤシライスを食った記憶があります。ハヤシライスって書いてあるんだけど、辛いんですよ。そのハヤシはコショウ辛い感じでしたけど、あれがカレー粉だったらこれになるんじゃないかなぁとか漠然と思ってます。

味は……まぁ総本店だから何か違うかっていうと、そんな感じも無かったような。
ま、カレーですから。そんなもんでしょ。


しかし、こうなると本場金沢の金沢カレーも食ってみたいなぁ。
いっそのことハントンライスに金沢カレーがかかっているとか、そういう手っ取り早い名物とか無いんでしょうか。観光客としては2店まわらずに済むのでありがたいんですけど。(笑)


書きたいことが多すぎてまとまらないほど、感じたものは多く、かつ深い。

2010-02-14 22:31:01 | ヲタ
諸君、私はメガネ長門が好きだ。
しかし屈辱的なことに、この映画で一番かわいいと思ったのは、あろうことかあのハルヒだった。
ヤツの笑顔に、何故か救いを見た。なんたることだ。

 ■涼宮ハルヒの消失 公式サイト
 ■涼宮ハルヒの消失 京アニサイト






ようやく見てきました。
なんせ2時間43分。全国公開クラスの映画では異例の長尺は余りに凶悪です。ただでさえ客の回転が悪い映画だというのに、さらに評判が評判を呼んで人が集まってくるので、とにかくカオス過ぎます。これほど劇場泣かせの作品もそうは無いんじゃないでしょうか。

先に書いておきます。
今すぐ見たい!って人じゃなければ、DVDレンタルが出てから見ることをお勧めします。
2時間43分、気持ちはあっという間ですが、身体はそうは行きません。腹が減ったりトイレに行きたくなったりする確率が非常に高いので、ゆっくりしっかり見るためにも、DVDかBDを待つのも一つの手だと書いておきます。

それに、この映画はいわゆる「スルメ映画」だと思うので、連続2回見られる環境の方が、より面白いかも知れませんし。

それでも見に行こうって方に一言。
スタッフロールの後にもちょっとだけ映像があるので、席は立たないように。
見なくても良い映像ですが、人によっては最後にもうひと泣きできます。


ってことで、前書き終了。
以下感想になりますが、この作品に関してはネタバレ回避で感想を書くなんて不可能なので、どうかご注意下さい。







感想。

 なんつー映画を作ったんだ京アニは。

この感想の真意は後で書くとして、まず作品内容の感想から。


とにかく余りに残酷です。ここまで残酷な切なさでなきゃいけなかったのかと。
これじゃ長門がかわいそうです。かわいそう過ぎます。
原作ありきの作品なのでどうしようもないのですが、何かもうちょっと報いてあげることは出来なかったのかと。

序盤、長門はずっとキョンだけを見ているのに、キョンの目には長門が写っていない。
終盤、キョンは長門を意識するけど、それでためらうことも無い。
作品を通して、余りに寂しい片思いが続きます。

最後の最後、ラストシーンでようやくキョンは長門に正面から向き合うんですが、
ですが……

ぐぐぐぐ!!!!
このシーンが短すぎる!!!!!!!!
ああこんちくしょう!!!!!もっとじっくりやってくれよと言いたい!!!!

この事件はキョンと長門が向き合わなければ解決しないんだよ。
だからこそ、キョンと長門はじっくりと時間をかけて、向き合って欲しかった。
映画全体がスローテンポだった分、あそこだけ物足りなくて仕方ないです。

セリフなんか無くていい。長門は元々視線で演技するキャラだ。
二人が並んで夜景を見て、そのまま音楽だけ流して2分放置でもいい。
もうちょっと、あともうちょっとなんとか時間をひねり出して欲しかった。

それだけ。
後はケチなんぞつける場所も無いです。

あそうだ、終盤のキョン独り芝居はウザかった。(笑)
あれ削って長門に時間あげろ。そうだそれがいい。(笑)



で。
以上はメガネ長門が好きなアホのアニメファンとして、ハルヒを見てきた一人としての感想ですが、もうちょっと一般化した視点での感想は、少し変わってきます。

上でも書いてますけど

 「 なんつー映画を作ったんだ京アニは。 」

本当にこれが率直な感想。
驚きと呆れと混乱にさいなまれた、自分の中ではかなりの問題作という位置づけです。
少なくとも、手放しで誰にでもオススメできる作品ではありません。


まず大前提として、初見では見る人をかなり選びます。
少なくとも、ハルヒがどういう作品で、どういう人間関係かを理解していないと、ちんぷんかんぷんです。ちゃんと作中にヒントが埋めてあるので、ストーリーを追っていけば理解できるはずなんですが……その頃にはもう終盤なんですよ。初めての人でも2回見れば、2度目の序盤は1度目とは全く違って見えるはずなんですが、今時の映画館は完全入れ替え制ですからねぇ。それを求めるのは酷というものです。

そして、何故かアニメとしては驚きのスローテンポです。
アニメというより、邦画のようなテンポ(というか普通の映画のテンポ)で淡々とストーリーが進みます。ハリウッド系アクション映画のノリだったリリカルなのはとは対照的ですね。2時間43分必要だったのは、この邦画っぽい間を守るためだったんじゃないでしょうか。

さらに加えて、背景が恐ろしく気合入っています。
それ自体は別に悪いことじゃないんですが、一歩一歩確実に進むテンポと合わせて、実在感、日常感を強く感じさせる内容になっています。


私ゃ呆れましたよ。
アニメなのに、雰囲気はまるで実写の映画なんですよ。
そのくせ、中身はコテコテの(と言うほどではないか)アニメなんです。

アニメっぽいものが苦手な人は、恐らく冒頭でダメでしょう。そこを乗り越えられれば大丈夫でしょうけど。
アニメ好きでも邦画のスローテンポが苦手な人は、きっと序盤が終わる辺りで寝ているはずです。
そして長門がどういう人物か一切知らずに見始めた人は、きっと終盤でぽかーんとすることでしょう。

なんとまぁ、見る人を選ぶのかと。
上映時間と相まって、正直あんまり人に優しくない映画ですこれ。(笑)

アニメでも映画らしい間を持った演出が出来るんだ、アニメだ実写だと表現手法で区別すること自体がナンセンスなんだ、そういう気持ちを込めたチャレンジ作であるとも言えるんですが、それならTV版のファン以外にも、アニメファン以外にも見て貰えるような、そんな気遣いも見せて欲しかったところです。



最後にまとめますけど、

長門が好きなら今すぐ見に行くべし。
ハルヒという作品が好きなら見て損は無し。

ただ、話題作だから見てみよう、評判が良いから見てみよう、という人は、ちょっと覚悟が必要です。
出来ればレンタル化まで待った方が、得かもしれません。


そして俺は、キョンの後頭部を一発殴りたい。(笑)